1982年から2014年までフジテレビ系列のお昼のバラエティー番組「森田一義アワー 笑っていいとも!」の顔としてやってきた「タモリさん」のことは今や誰もが知っている超有名人ですが、実は大の海好き船好きでもあります。ご自身もヨットオーナーとしてセーリングに出られるヨットマン、そんなタモリさんが企画したヨットレースが「日本一楽しいヨットレース」をテーマにした「タモリカップ」です。

僕たち夫婦もヨットを始めたその年(妻はヨットデビューがタモリカップ)から、横浜で行われるタモリカップに毎年クルーとして参加していますが、このレースは他のヨットレースとは一線を画します。タモリカップ実行委員会 大会名誉会長であるタモリさん独特のアイデアや特徴を持ったヨット界を活気づける日本最大級のヨットレースイベントです。

今回は、そんなタモリカップの変遷についてお話したいと思います。

タモリカップの変遷

2009年(第1回大会)

タモリさん自身が所有するヨットの係留地である静岡県沼津市江浦、そこにあるヤマハマリーナ沼津オーナーズクラブが年4回開催するレースにタモリさんが参加していたことから「タモリカップ」はスタートしました。
タモリカップ初回の参加数は28艇だったそうです。

2010年(第2回大会)

沼津にて第2回大会では46艇が参加

2011年(第3回大会)

沼津にて第3回大会では59艇が参加、パーティー参加人数はおよそ500人。

2012年(第4回大会)

沼津にて第4回大会では81艇が参加、パーティーの参加人数はおよそ800人。

2013年(第5回大会)

場所を福岡と横浜の複数箇所での開催に変更。しかし、この年は台風の影響で何れの開催地でもレースが中止となります。しかし、タモリカップの特徴である前夜祭は開催されました。
福岡大会 タモリさんの故郷である博多の福岡市ヨットハーバーと西福岡マリーナ マリノア博多で開催。エントリー数は84艇あったが台風接近によりレースは直前に中止。しかし、前夜祭は行われおよそ600人が参加。
横浜大会 横浜ベイサイドマリーナで開催。エントリー数は192艇と近年の国内レースでは見られない数がエントリー。しかし、福岡に次いで横浜でも台風接近に伴いレースは前夜祭当日に中止宣言。多くのヨットが既に各地から横浜に集結していたため、前夜祭は行われ、およそ1800人が参加。

2014年(第6回大会)

前年同様に福岡と横浜の2箇所で開催。
福岡大会 エントリー数118艇と前年よりも増加。しかし、前年同様に台風接近により大会全てが中止となる。しかし、タモリさんの大英断により翌週に改めて開催することを決定し、前夜祭およそ800人、参加艇数80艇でレースが行われた。
横浜大会 178艇のエントリー、前夜祭にはおよそ2000人以上が参加した。

2015年(第7回大会)

前年同様の福岡(8月)、横浜(9月)に加え、富山(7月)と仙台(9月)の4大会が計画される。
富山大会 射水市海竜新町(新湊)の県新湊マリーナで開かれエントリー数は40艇でレースが行われた。この年より、前夜祭が無くなりレース後の表彰式兼パーティーとなりおよそ1600人が参加。
福岡大会 エントリー数117艇、レース後のパーティーにはおよそ1700人が参加。
横浜大会 エントリー数189艇、パーティーにはおよそ2400人が参加。
仙台大会 ジャニーズ事務所「嵐」のコンサートが仙台市内で行われた影響で大会関係者の宿泊先が確保できないという理由から大会キャンセルとなった。

2016年(第8回大会)

富山と横浜の2大会開催。
富山大会 前年同所で開催され、エントリー数57艇、パーティーにはおよそ2000人の参加
横浜大会 エントリー数180艇、パーティー参加者はおよそ2000人の参加。(エントリー数に対してパーティー参加者数は席数制限があるため2000人になった模様)

2017年(第9回大会)

昨年同様に富山と横浜の2大会開催。
富山大会 エントリー数56艇、パーティー参加者は2000人。
横浜大会 エントリー数185艇、パーティー参加者は2500人。大会当日は好天に恵まれ過ぎて風が落ちてしまい、殆どのクラスでレースが成立しない事態が起き、タモリさん判断でじゃんけんでクラス優勝者を決めるというハプニングが起きる。

2018年(第10回大会)

昨年同様に富山と横浜の2大会開催。
富山大会 エントリー数50艇、パーティー参加者は2200人。
横浜大会 エントリー数181艇、パーティー参加者は2000人。

2019年度の予定は未定

2018年、横浜大会後に来年の横浜開催は無いという噂が流れました。関係者に確認したところ、横浜ベイサイドマリーナ地区一帯の大規模再開発(アウトレット施設等の建て替え等含む)により現在パーティー会場として使用している場所の使用が工事によりできなくなるということで、とりあえず横浜ベイサイドマリーナでの来年開催は無いという話になったようです。
第10回大会を終え節目の年でもあり、来年以降のタモリカップ開催に関しては現在のところ白紙未定の状態とのことです。

是非、来年も他の地域では開催を継続して欲しいものです。

次回は、タモリカップの特徴や凄さなどについてお話したいと思います。

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