<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?><rss version="2.0"
	xmlns:content="http://purl.org/rss/1.0/modules/content/"
	xmlns:wfw="http://wellformedweb.org/CommentAPI/"
	xmlns:dc="http://purl.org/dc/elements/1.1/"
	xmlns:atom="http://www.w3.org/2005/Atom"
	xmlns:sy="http://purl.org/rss/1.0/modules/syndication/"
	xmlns:slash="http://purl.org/rss/1.0/modules/slash/"
	>

<channel>
	<title>アメリカズカップ | ヨットを楽しむ ～MALU SAILING～</title>
	<atom:link href="https://malu-sailing.com/archives/tag/%e3%82%a2%e3%83%a1%e3%83%aa%e3%82%ab%e3%82%ba%e3%82%ab%e3%83%83%e3%83%97/feed" rel="self" type="application/rss+xml" />
	<link>https://malu-sailing.com</link>
	<description>ヨットを楽しむための情報ブログ</description>
	<lastBuildDate>Fri, 25 Sep 2020 14:54:15 +0000</lastBuildDate>
	<language>ja</language>
	<sy:updatePeriod>
	hourly	</sy:updatePeriod>
	<sy:updateFrequency>
	1	</sy:updateFrequency>
	<generator>https://wordpress.org/?v=7.0.2</generator>

<image>
	<url>https://malu-sailing.com/wp-content/uploads/2018/10/cropped-MALUlogo_sq-e1539693868309-32x32.jpg</url>
	<title>アメリカズカップ | ヨットを楽しむ ～MALU SAILING～</title>
	<link>https://malu-sailing.com</link>
	<width>32</width>
	<height>32</height>
</image> 
<atom:link rel="hub" href="https://pubsubhubbub.appspot.com"/>
<atom:link rel="hub" href="https://pubsubhubbub.superfeedr.com"/>
<atom:link rel="hub" href="https://websubhub.com/hub"/>
<atom:link rel="self" href="https://malu-sailing.com/archives/tag/%e3%82%a2%e3%83%a1%e3%83%aa%e3%82%ab%e3%82%ba%e3%82%ab%e3%83%83%e3%83%97/feed"/>
	<item>
		<title>総額2億ドル、J-Class スーパーヨットのアクシデント</title>
		<link>https://malu-sailing.com/archives/5614</link>
					<comments>https://malu-sailing.com/archives/5614#respond</comments>
		
		<dc:creator><![CDATA[malusailing]]></dc:creator>
		<pubDate>Wed, 20 May 2020 13:41:26 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[ヨットレース]]></category>
		<category><![CDATA[Endeavour]]></category>
		<category><![CDATA[J CLASS ASSOCIATION]]></category>
		<category><![CDATA[J-Class]]></category>
		<category><![CDATA[J-Classヨット]]></category>
		<category><![CDATA[Shamrock V]]></category>
		<category><![CDATA[Superyacht Challenge Antigua]]></category>
		<category><![CDATA[Svea]]></category>
		<category><![CDATA[Topaz]]></category>
		<category><![CDATA[Velsheda]]></category>
		<category><![CDATA[アメリカズカップ]]></category>
		<category><![CDATA[スターボードタック]]></category>
		<category><![CDATA[セイリング]]></category>
		<category><![CDATA[セーリング]]></category>
		<category><![CDATA[セーリングクルーザー]]></category>
		<category><![CDATA[ポートタック]]></category>
		<category><![CDATA[ヨット]]></category>
		<category><![CDATA[ヨットが好きな人とつながりたい]]></category>
		<category><![CDATA[ヨットのある暮らし]]></category>
		<category><![CDATA[ヨットの楽しみ方]]></category>
		<category><![CDATA[ヨットを楽しむ]]></category>
		<category><![CDATA[レガッタ]]></category>
		<guid isPermaLink="false">https://malu-sailing.com/?p=5614</guid>

					<description><![CDATA[このブログでいつかは、僕の憧れる「J-Classヨット」のことについて取り上げたいと考えていたところ、今年の3月、時は正にコロナ禍のロックダウン直前に行われたスーパーヨットの祭典である「スーパヨットチャレンジ アンティグ [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p>このブログでいつかは、僕の憧れる「J-Classヨット」のことについて取り上げたいと考えていたところ、今年の3月、時は正にコロナ禍のロックダウン直前に行われたスーパーヨットの祭典である「スーパヨットチャレンジ アンティグア」&#8221;Superyacht Challenge Antigua&#8221; に初めてJ-Classシリーズレースとして参加したJ-Classヨットですが、レース初日のスタート直前の1分40秒前、スタート争いをする中で、いよいよスタートラインへ向かおうとしたそのときに衝突事故が起きてしまい、J-Classヨット５艇が参加のうち事故を起こした２艇が早々とリタイアするというハプニングが起きてしまいました。</p>
<p>J-Classヨットと言えば、建造費は１艇あたり１億ドルを下らないと言われるクラッシックデザインのスーパーレーシングヨットですが、そのヨット同士が衝突してしまったわけですから合計2億ドル（日本円にしておよそ200億円超）という驚きの金額の衝突で &#8220;J CLASS ASSOCIATION&#8221; 発足以来、同レース史上初めての大きなアクシデントとなってしまいました。</p>
<div class="m30-b">先ずは、その事故の様子がYouTubeにアップされていますのでご覧ください。</div>
<div class="al-c"><iframe src="https://www.youtube.com/embed/u-Grv_euVv4" width="400" height="225" frameborder="0" allowfullscreen></iframe></div>
<div class="m30-t">ポートタックでぶつかって行ったのが Svea号(43.6m) で、スターボードタックでSvea号に乗り上げられたのが Topaz号(42.6m)です。Svea号は Topaz号をぎりぎりかわそうとポートタックながらも回避行動をとらずに直進していたところ、Svea号が急にラフしたことで急減速し、Topaz号もあのタイミングでは舵を仮に切ったとしても間に合わず衝突してしまったようです。この動画を撮っていた同じJ-Classヨットの Velsheda号もSvea号に並走し、追い越し風下優先からポート側へ舵を緩やかに切り始めてタックする体制に入っていたこともあって、Svea号は逃げ場を失い、直進して2艇の隙間をギリギリ抜けてゆく走りであったように見えます。Topaz号があそこで急にラフして急減速さえしなければ、そのまま走り抜けて何とか衝突しなかったかもしれないというように見えますね。</div>
<p>&#8230;ということで、今回はこのJ-ClassヨットのアクシデントとJ-Class についてお話をしてみたいと思います。</p>

<div class="wc-shortcodes-row wc-shortcodes-item wc-shortcodes-clearfix">
<div class="wc-shortcodes-column wc-shortcodes-content wc-shortcodes-one-half wc-shortcodes-column-first "></div>
<div class="wc-shortcodes-column wc-shortcodes-content wc-shortcodes-one-half wc-shortcodes-column-last "></div>
</div>
<h2><span id="toc1">J-Classヨット、Svea号とTopaz号の衝突</span></h2>
<div class="m30-b">冒頭で書いたJ-Classヨットの衝突の続きからですが、Svea号はTopaz号に乗り上げる形で衝突し、2人のクルーが負傷、1人はSvea号の船首で船外に押し出され、肋骨を4本折る重傷、もう1人はTopaz号のランナーテールがぶつかったそうです。</div>
<div class="al-c"><iframe style="border: none; overflow: hidden" src="https://www.facebook.com/plugins/video.php?href=https%3A%2F%2Fwww.facebook.com%2Faurelio.alvarez.146%2Fvideos%2F1501596166661598%2F&#038;show_text=0&#038;width=560" width="400" height="225" frameborder="0" scrolling="no" allowfullscreen></iframe></div>
<div class="m30-t">Topaz号は、ポートランナーウインチが引き裂かれ、ブームは折れ、バックステーは大きな負荷により壊れ、後方ポート側のガンネルは損傷し、衝突の衝撃によりマストには極端な荷重が掛かりマストのチェックも必要な状態となったようです。Svea号は、主に船首側船底に重篤なダメージを受けたとのことです。</div>
<div class="m30-t">
<div class="al-c"><iframe style="border: none; overflow: hidden" src="https://www.facebook.com/plugins/post.php?href=https%3A%2F%2Fwww.facebook.com%2Fphoto.php%3Ffbid%3D1501595989994949%26set%3Da.114755015345727%26type%3D3&#038;width=500" width="350" height="351" frameborder="0" scrolling="no"></iframe></div>
</div>
<h2><span id="toc2">J-Classヨット最新艇 &#8220;JS1 Svea&#8221;号</span></h2>
<div class="m30-b">Svea号は、10艇あるJ-Classヨットの中で最も新しく2017年に進水した、Jクラスの流れとマキシグランプリヨットのテクノロジーを併せ持ったヨットです。また、アメリカズカップ艇として設計された史上最大のJ-Classヨットでもあります。<br />
<img decoding="async" src="https://malu-sailing.com/wp-content/uploads/2020/05/SVEA.jpg" class="aligncenter size-full wp-image-5638" alt="Svea" width="350" height="252"><br />
Svea号の特徴は、大径の半分はデッキの下に沈み込んだステアリングホイールで、ヘルムスマンは座っていてもテルテールを見ながらヘルムをとることが出来ます。デッキレイアウトはメインセイル、ジェノア、ランニングバックステイが全てヘルムスマンより前でコントロールされる現代的なコックピット配置になっています。</div>
<p><img decoding="async" src="https://malu-sailing.com/wp-content/uploads/2020/05/b61db39501e3fd3c57e472db5bc6de83.jpg" class="aligncenter size-full wp-image-5639" alt="Sveaステアリング" width="350" height="247"></p>
<div class="m30-b">1937年スウェーデンの Tore Holm により設計されましたが、ヨットは建造されることはありませんでした。Tore Holm の図面はヨット歴史家である John Lammerts van Beuren によって発見されました。現在、このヨットは143フィート（43.6m）の最長のJ-Classヨットです。</div>
<p><img decoding="async" src="https://malu-sailing.com/wp-content/uploads/2020/05/a399f9bb82e357a064925970c2a432e9.jpg" class="aligncenter size-full wp-image-5640" alt="Sveaバウ側" width="350" height="244"><br />
<img decoding="async" src="https://malu-sailing.com/wp-content/uploads/2020/05/19a448012e03800f7973bbd96d88128c.jpg" class="aligncenter size-full wp-image-5641" alt="Sveaメインサロン" width="350" height="223"><br />
<img decoding="async" src="https://malu-sailing.com/wp-content/uploads/2020/05/660a42bb3ea279d22afeacb9974032b0.jpg" class="aligncenter size-full wp-image-5642" alt="Svea機関室" width="350" height="242"><br />
<img decoding="async" src="https://malu-sailing.com/wp-content/uploads/2020/05/71992605e9951cda773546efab91fe15.jpg" class="aligncenter size-full wp-image-5645" alt="Svea後ろより" width="350" height="224"></p>
<h2><span id="toc3">水線長が最長デザイン &#8220;J8 Topaz&#8221;号</span></h2>
<div class="m30-b">Topaz号はSvea号の次に新しい新造のJ-Classヨットで2015年に進水しました。オランダのHolland Jachtbouwにより建造されました。外観デザインとエンジニアリングは、Hoek Designによるもので、 豪華なインテリアはRhoades Youngによって設計されました。プライベートカスタムヨットとして造船されたため、内部の様子などは残念ながら公表されていません。</div>
<p><img decoding="async" src="https://malu-sailing.com/wp-content/uploads/2020/05/TOPAZ.jpg" class="aligncenter size-full wp-image-5647" alt="TOPAZ" width="350" height="211"></p>
<div class="m30-b">J8は未建造で1935年にFrank C. Paineにより設計されました。Frank C. Paineは以前、1930年にJ-Classヨット&#8221;Yankee&#8221;、も設計しています。（建造済み）設計当初は名前が無く&#8221;J8&#8243;と呼ばれていましたが、オールラウンドで優れたパフォーマンスを発揮する設計で、J-Classヨットとして設計された中では最長の水線長を持つJ-Classヨットで、キールのアスペクト比が最も高く、セールエリアと排水量とのトレードオフとして、延長された喫水線の長さに対してペナルティを取るほうがよいという計算でデザインされていました。</div>
<p><img decoding="async" src="https://malu-sailing.com/wp-content/uploads/2020/05/2f28c2a0943d1aba564e0e02e719f633.jpg" class="aligncenter size-full wp-image-5648" alt="TOPAZレイアウト" width="350" height="227"><br />
<img decoding="async" src="https://malu-sailing.com/wp-content/uploads/2020/05/326dedf19e72aaa1782f4c2ea408a1a9.jpg" class="aligncenter size-full wp-image-5649" alt="TOPAZ空撮" width="350" height="243"><br />
<img decoding="async" src="https://malu-sailing.com/wp-content/uploads/2020/05/1191978db45227ee12b5119be8016efb.jpg" class="aligncenter size-full wp-image-5650" alt="TOPAZコックピット" width="350" height="256"><br />
<img decoding="async" src="https://malu-sailing.com/wp-content/uploads/2020/05/74cdd404f919155935db834b50e40573.jpg" class="aligncenter size-full wp-image-5651" alt="TOPAZ後ろから" width="350" height="260"></p>
<h2><span id="toc4">最後に&#8230; J-Classヨットについて</span></h2>
<p>今回、衝突した2艇は、現在10艇ある J-Classヨットのうち、最も新しく建造された２艇ですが、J-Classヨットは、レストアされたもの、またはアメリカズカップ艇として計画され建造されたことがあるか、または図面が残っている物のみ再建造できるというルールになっています。（ハルデザインは基本的に変えることができません）<br />
J-Classヨットは、1925年に定められた国際ユニバーサルルールのA～Jのクラスの中で最も大きなヨットです。（A～Hはマルチハル、Iは設定なし、S～Jがモノハル）Jクラスが注目を浴びるようになったのは、1930年のアメリカズカップからユニバーサルルールが初めて採用されるようになったことです。それまでのアメリカズカップでは、防衛艇、挑戦艇の双方合意のもと水線長とセールエリアでハンデキャップのレーティングが設定されました。しかし、防衛側主催のレースは必ずしもイコールコンディションではなく、特に挑戦艇は遠路はるばる自走での回航がルールだったことから、明らかに挑戦艇不利となっていました。そこで、1930年のアメリカズカップからはJクラスを採用し、アメリカズカップ史上初のスクラッチ形式のレースが実現したわけです。そのような歴史のあるJ-Classヨットですが、第二次世界大戦によるアメリカズカップの中断、徴用や解体により姿を消してしまいましたが、リプトン卿の&#8221;Shamrock V&#8221;号のみが改造されて地中海で使用されていた以外は、&#8221;Endeavour&#8221;号がワイト島で、&#8221;Velsheda&#8221;号はサウサンプトン近くで放棄されていたのを1980年代に発見、救出、レストアされ、&#8221;Endeavour&#8221;号のレストアに触発された&#8221;Shamrock V&#8221;も往時の姿にレストアされたことで、英国にあった3艇のJ-Classヨットが最初に蘇ったわけです。その後、この3艇が2001年にイギリスのワイト島で開催されたカウズウィークで勢揃いしたことをきっかけに前年に設立されたJ-Class Assosiationの活動が盛んになり、現存3艇に加えレプリカ４艇が建造されJ-Classレガッタがスタートし、現在に至るわけです。</p>
<div class="m30-b">
https://malu-sailing.com/archives/243</p>
]]></content:encoded>
					
					<wfw:commentRss>https://malu-sailing.com/archives/5614/feed</wfw:commentRss>
			<slash:comments>0</slash:comments>
		
		
			</item>
		<item>
		<title>超過酷 単独 無寄港 無補給 無支援 「ヴァンデ・グローブ」世界一周ヨットレース</title>
		<link>https://malu-sailing.com/archives/3571</link>
					<comments>https://malu-sailing.com/archives/3571#respond</comments>
		
		<dc:creator><![CDATA[malusailing]]></dc:creator>
		<pubDate>Tue, 10 Sep 2019 14:12:47 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[ヨットレース]]></category>
		<category><![CDATA[DMG MORI]]></category>
		<category><![CDATA[DMG MORI Global One]]></category>
		<category><![CDATA[DMG MORI SAILING TEAM]]></category>
		<category><![CDATA[VENDÉE GLOBE]]></category>
		<category><![CDATA[アメリカズカップ]]></category>
		<category><![CDATA[セイリング]]></category>
		<category><![CDATA[セーリング]]></category>
		<category><![CDATA[セーリングクルーザー]]></category>
		<category><![CDATA[ヨット]]></category>
		<category><![CDATA[ヨットが好きな人とつながりたい]]></category>
		<category><![CDATA[ヨットのある暮らし]]></category>
		<category><![CDATA[ヨットの楽しみ方]]></category>
		<category><![CDATA[ヨットを楽しむ]]></category>
		<category><![CDATA[ヨットイベント]]></category>
		<category><![CDATA[ヴァンデグローブ]]></category>
		<category><![CDATA[世界一過酷なヨットレース]]></category>
		<category><![CDATA[白石康次郎]]></category>
		<guid isPermaLink="false">https://malu-sailing.com/?p=3571</guid>

					<description><![CDATA[ヨットレースと言えば大抵の人はアメリカズカップを思い浮かべると思います。アメリカズカップは「海のF1レース」と形容されるように、沿岸のエリア（レース海域）を使って観覧し易いようにコースを設置し、そのエリア内でレースが行わ [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p>ヨットレースと言えば大抵の人はアメリカズカップを思い浮かべると思います。アメリカズカップは「海のF1レース」と形容されるように、沿岸のエリア（レース海域）を使って観覧し易いようにコースを設置し、そのエリア内でレースが行われるインショアレースで、そのマーケティングもヨット界のレースの中ではワールドワイドでまさにF1並みですから、あまりヨットに興味が無い人でもアメリカズカップは何となく知っているということになるのでしょう。インショアレースと言えば、オリンピックの種目にもなっているセーリング競技がそれにあたるわけですが、アメリカズカップは正にこのスポーツヨット競技のプロ版の頂点とも言えるレースです。</p>
<p>ちょっと脱線したので話を戻しますが、これがヨット乗り（セーリングクルーザー乗り）になると、ヨットレースと言うとオフショアレース（外洋レース）をイメージする人が多くなります。ヨット（セーリングクルーザー）はインショアで楽しむものでなく、オフショアに出てこそ楽しい乗り物ですから、インショアレースに興味があっても断然オフショアレースの方が気になるわけです。アメリカズカップがインショアレースの最高峰であれば、それに対してオフショアレースの最高峰が何かと聞かれたら、意見はちょっと分かれるところなんですが、その過酷さから言えば断然、今回ご紹介する　&#8221;VENDÉE GLOBE&#8221;（ヴァンデグローブ）では無いかと私は思うのです。</p>

<div class="wc-shortcodes-row wc-shortcodes-item wc-shortcodes-clearfix">
<div class="wc-shortcodes-column wc-shortcodes-content wc-shortcodes-one-half wc-shortcodes-column-first "></div>
<div class="wc-shortcodes-column wc-shortcodes-content wc-shortcodes-one-half wc-shortcodes-column-last "></div>
</div>
<h2><span id="toc1">SOLO, NON STOP AND WITHOUT ASSISTANCE</span></h2>
<p>世界を周航するヨットレースは他にもいくつかありますが、ヴァンデグローブは「単独」「無寄港無補給」「無支援」で世界を周航する世界唯一のセーリングヨットレースです。ヴァンデグローブは「海のエベレスト登頂」とも言われるほど過酷で、過去に8回行われたこのレースに167人が挑戦しましたが、そのうちフィニッシュラインを越えることができたのは87人という超過酷なアドベンチャーヨットレースです。</p>
<div class="al-c"><iframe loading="lazy" src="https://www.youtube.com/embed/4YMpCkK0M6g" width="400" height="225" frameborder="0" allowfullscreen></iframe></div>
<h2><span id="toc2">ヴァンデグローブの起源</span></h2>
<p>このヨットレースは1968年に3つの岬（南アフリカのグッドホープ、西オーストラリアのルーイン、南米のホーン）を回るタイプの最初のヨットレースである「ゴールデングローブ」をきっかけに始まりました。この1968年にスタートしたレースでは9人が世界周航に挑戦しましたが、無事にゴールすることができたのはただ1人だけで、翌年の1969年4月6日、313日間を要してゴールしました。それから20年後の1989年11月26日に第1回のヴァンデグローブが13人の挑戦者によってスタートが切られたのが始まりです。<br />
<a href="https://www.vendeeglobe.org/en"></p>
<div class="al-c"><img decoding="async" src="https://malu-sailing.com/wp-content/uploads/2019/09/Vendée-Globe-site.jpg" alt="Vendée Globe homepage" width="300" height="289" class="aligncenter size-full wp-image-3735" /></div>
<p></a></p>
<h2><span id="toc3">ヴァンデグローブの過酷さとコース</span></h2>
<p>過酷さを示す言葉は、「単独」「無寄港無補給」「無支援」だけではありません。このレースの過酷さは、世界を周航するその距離やコース取りにも色濃く表れています。周航距離は40,075キロメートル（21,638マイル）にも渡り、その行程では次々と変わる気候変化や環境条件も過酷です。このレースは、フランスをスタートして、まず大西洋を下り赤道を越えインド洋と太平洋を渡り、南緯40度線まで南下します。東回りでニュージーランドの南側を通過し更に南の南緯55度にあるホーン岬を目指します。南緯40度線より南側と言うと海況が非常に厳しくなることから、吠える40度（Roaring Forties）、狂う50度（Furious Fifties）、絶叫する60度（Screaming Sixties）と言われるほど海況が悪化する厳しい海域で南緯55度のホーン岬の南側を通過するには流氷帯もある程の極寒が待っています。その後、大西洋を北へ進路をとりスタート地点へ戻るというもので、太平洋の夏のような暑さから南氷洋近くの凍るような寒さまでを一つのレース中に体感することになります。それは人だけでなく船や器材に至るまで全てにおいて過酷な条件にさらされるわけです。</p>
<div class="al-c"><img decoding="async" src="https://malu-sailing.com/wp-content/uploads/2019/09/course2016.jpg" class="aligncenter size-full wp-image-3583" alt="コース図" width="350" height="244"></div>
<h2><span id="toc4">ヴァンデグローブのコンセプト</span></h2>
<p>このレースのコンセプトは非常にシンプルで理解しやすいものです。</p>
<h4><span id="toc5">単独 &#8220;SOLO&#8221;</span></h4>
<p>このレースはソロレースであり、世界一周の航海中は船長以外の誰も船に乗せることができません。しかし、例外もあります。それは仲間の競技者にトラブルが起きて救助が必要になったときです。</p>
<h4><span id="toc6">ノンストップ &#8220;NON Stop&#8221;</span></h4>
<p>ヴァンデグローブの競技者が許可される唯一のピットストップは、スタートから10日以内にスタート地点であるレサーブルドロヌ&#8221;Les Sables-d&#8217;Olonne&#8221; に戻ることです。船から降りることなくのた修理のために波の穏やかな入り江に入ってアンカリングすることはできますが上陸はできません。</p>
<h4><span id="toc7">援助なし &#8220;WITHOUT ASSISTANCE&#8221;</span></h4>
<p>ヴァンデーグローブで唯一許される援助は、スタートから10日以内にレサーブルドロヌに戻った時だけです。この例外を別とすれば、周航中は誰にも援助を受けることができないので、自分のできる範疇ですべてのことを処理してゆかねばなりません。外部からコースのアドバイスを受けることも固く禁止されています。自ら行くべきコースを判断しなければなりません。船にトラブルが起きればすべて自分で修理もしなければなりません。怪我や病気になってしまっても、自分で対処しなければなりません。但し、怪我や病気の時だけはレースドクターに助言を求めることだけはできます。船が壊れたり修理が必要な状態になったときも、自分のチームの設計者やテクニカルアドバイザーに相談し修理の最善の方法についての情報を得ることはできますが、部品や工具などを含め、その場にあるもので自分で作業を全て行わなければなりません。</p>
<h2><span id="toc8">ヴァンデグローブで使用するレース艇</span></h2>
<p>このレースで使用される艇は “IMOCA 60 (OPEN 60 MONOHULL) CLASS RULES” に準拠しています。艇の全長は20.117m(66ft)以内であり、船体の長さは17.983m以上18.288m以内（約60ft）、幅は5.85m以内とし、最大幅は船体の長さの最先端から1.0ｍ以上後方にあり、1.12ｍ以上なければなりません。マスト高は、メインセイルの長さ27.3mにグースネックの位置0.7mを加えた、およそ28.0m程度となります。アメリカズカップ艇でもフォイルが付いていますが、ヴァンデグローブでもモノハル用のフォイルの取付が許されています。</p>
<div class="al-c"><iframe loading="lazy" src="https://www.youtube.com/embed/GLobesQDSAU" width="400" height="225" frameborder="0" allowfullscreen></iframe></div>
<h2><span id="toc9">ヴァンデグローブの日本人チャレンジャー</span></h2>
<p>このヨットレースには日本から 海洋冒険家の白石康次郎さんが前回の2016年に参戦しています。惜しくもデスマストで（マストが折れてしまい）リタイアしましたが、次回2020年スタートのレースには切削型工作機械の世界的総合メーカーであるDMG森精機の日本初プロ外洋セーリングチームである&#8221;<a href="https://kojiro.jp/team/">DMG MORI SAILING TEAM</a>&#8220;のスキッパーとして挑戦する予定で準備が進められています。<br />
<span style="font-size: small">詳しくは、下の写真に白石康次郎さんの</span><span style="font-size: small"><a href="https://kojiro.jp/profile/">プロフィール</a></span><span style="font-size: small">及び</span><span style="font-size: small"><a href="https://kojiro.jp/">Web</a></span><span style="font-size: small"><a href="https://kojiro.jp/">ページ</a></span><span style="font-size: small">へのリンクを張っています。</span></p>
<p>&nbsp;</p>
<div class="al-c"><img decoding="async" src="https://malu-sailing.com/wp-content/uploads/2019/09/KSprofile.jpg" class="aligncenter size-full wp-image-3598" alt="白石康次郎プロフィール" width="300" height="287"></div>
<p>&nbsp;</p>
<p>&nbsp;</p>
<div class="al-c"><img decoding="async" src="https://malu-sailing.com/wp-content/uploads/2019/09/DMGMORI.jpg" class="aligncenter size-full wp-image-3589" alt="ヴァンデグローヴ艇" width="300" height="299" srcset="https://malu-sailing.com/wp-content/uploads/2019/09/DMGMORI.jpg 300w, https://malu-sailing.com/wp-content/uploads/2019/09/DMGMORI-150x150.jpg 150w, https://malu-sailing.com/wp-content/uploads/2019/09/DMGMORI-200x200.jpg 200w, https://malu-sailing.com/wp-content/uploads/2019/09/DMGMORI-100x100.jpg 100w" sizes="(max-width: 300px) 100vw, 300px" /></div>
<p>&nbsp;</p>
<h2><span id="toc10">最後に&#8230;</span></h2>
<p>次回のヴァンデグローブは2020年に行われる予定です。日本では東京オリンピックの年でもあり、セーリング競技が神奈川県の江の島で開催されます。オリンピック終了後の11月にはヴァンデグローブ2020のスタートが切られる予定ですので、来年はセーリングがクローズアップされそうな予感です。白石康次郎さんにとっては、様々なレース参戦の経歴と世界を3度ヨットレースで周航した経験がありますが、今回のヴァンデグローブは人生初のプロチームスキッパーとして、また最新艇での参戦となります。前回のリタイアをリベンジするだけでなく、好成績でのゴールを期待できる環境にあります。新艇が先日ヤードアウトしたとのことですが、ちょうどこれを書いている頃、マストを立てる作業をしている頃だと思います。</p>
<div class="al-c"><img decoding="async" src="https://malu-sailing.com/wp-content/uploads/2019/09/yardout.jpg" class="aligncenter size-full wp-image-3602" alt="ヤードアウト" width="350" height="175"></div>
<p>&nbsp;</p>
<p>日本チームの外洋レース最新艇の姿が間もなく見れると思うと、今からとても楽しみです。</p>
<p>&nbsp;</p>
]]></content:encoded>
					
					<wfw:commentRss>https://malu-sailing.com/archives/3571/feed</wfw:commentRss>
			<slash:comments>0</slash:comments>
		
		
			</item>
		<item>
		<title>ヨットを語るうえでアメリカズカップは外せない</title>
		<link>https://malu-sailing.com/archives/2490</link>
					<comments>https://malu-sailing.com/archives/2490#respond</comments>
		
		<dc:creator><![CDATA[malusailing]]></dc:creator>
		<pubDate>Tue, 30 Jul 2019 07:40:46 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[ヨットレース]]></category>
		<category><![CDATA[America's Cup]]></category>
		<category><![CDATA[Jクラス]]></category>
		<category><![CDATA[New York Yacht Club]]></category>
		<category><![CDATA[NYYC]]></category>
		<category><![CDATA[Royal Yacht Squadron]]></category>
		<category><![CDATA[RYS]]></category>
		<category><![CDATA[Sir Thomas Lipton]]></category>
		<category><![CDATA[アメリカズカップ]]></category>
		<category><![CDATA[ジャグ]]></category>
		<category><![CDATA[スーパーヨットレース]]></category>
		<category><![CDATA[セイリング]]></category>
		<category><![CDATA[トーマスリプトン]]></category>
		<category><![CDATA[ニッポンチャレンジ]]></category>
		<category><![CDATA[パイロットボート]]></category>
		<category><![CDATA[ヨット]]></category>
		<category><![CDATA[ヨットが好きな人とつながりたい]]></category>
		<category><![CDATA[ヨットの楽しみ方]]></category>
		<category><![CDATA[ヨットを楽しむ]]></category>
		<category><![CDATA[レガッタ]]></category>
		<category><![CDATA[ワイト島一周レース]]></category>
		<category><![CDATA[帆船]]></category>
		<guid isPermaLink="false">https://malu-sailing.com/?p=2490</guid>

					<description><![CDATA[ヨットを始めて5年、ヨットブログをこうして書くまでになった。僕のヨットとの出会いは小学生時代にまで遡る。たまたま隣家のご主人がヨットマンで自作のコンクリート・ハルのヨットが完成したので乗りに来ないかというお誘いだった。大 [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p>ヨットを始めて5年、ヨットブログをこうして書くまでになった。僕のヨットとの出会いは小学生時代にまで遡る。たまたま隣家のご主人がヨットマンで自作のコンクリート・ハルのヨットが完成したので乗りに来ないかというお誘いだった。大の乗り物好きの僕は二つ返事で乗りたいという気持ちだったが、両親に「乗りに行っていいか」と話をしてみると海に浮くヨットがコンクリート&#8230; と言うのが信じられなかったようで、危ないからと言う理由だけで乗りに行かせて貰えなかった。つまり、実際にヨットの姿を見たわけでもなかったけれど、僕の中に確実にヨットという物が引っ掛かっていたのは間違いない。そして5年前、たまたま知り合った方からヨットやってみないかとお誘いを受けた。当然、僕は二つ返事でお誘いを受けた。そこには何の躊躇も無かった。</p>
<p>凝り性の僕は、たった一度のヨット体験でヨットに恋してしまった。次に乗りに来いと言われるまでの、その間の長かったこと&#8230;。その間の時間を埋めるために僕がやったのは、1級小型船舶免許をとること、そしてヨット関係の本を読み漁ることだった。</p>
<p>もう一つ僕にはヨットに関するエピソードがある。それが、アメリカズカップ・ニッポンチャレンジだ。2017年にソフトバンクのスポンサードのもと、出場したのは記憶に新しいが、僕にとってのアメリカズカップは、1992年、1995年、2000年に3回連続で挑戦したニッポンチャレンジが最も記憶に残っている。大々的なキャンペーン活動が展開され、テレビでも頻繁に放送されていたので、ここでアメリカズカップの存在やヨッティングに関して興味を持った人も少なくないと思う。僕も同様にヨットと言えば、まさにあの頃のアメリカズカップが最も強烈に記憶に残っている。</p>
<p>今回は、ヨットを語ってゆく上でアメリカズカップの話題は避けて通りることができないと、最近感じるようになったことから、アメリカズカップを自分の中で整理するために、記事にしておくことにします。尚、今回は第二次世界大戦前までのアメリカズカップの前半期について書いておきたいと思います。</p>

<div class="wc-shortcodes-row wc-shortcodes-item wc-shortcodes-clearfix">
<div class="wc-shortcodes-column wc-shortcodes-content wc-shortcodes-one-half wc-shortcodes-column-first ">

</div>
<div class="wc-shortcodes-column wc-shortcodes-content wc-shortcodes-one-half wc-shortcodes-column-last ">

</div>
</div>
<h2><span id="toc1">アメリカズカップとは</span></h2>
<p>ヨット好きならアメリカズカップのことを知らない人はいないと思います。それほどアメリカズカップはヨットを語るうえで避けて通ることができない、世界で最も有名なヨットレースです。<br />
アメリカズカップを別のジャンルで例えるなら、自動車の世界の「F1」、飛行機なら「エアレース」、総合スポーツなら「オリンピック」<span style="font-size: small">（ちょっと規模が違い過ぎるけれど、オリンピックの成立よりもアメリカズカップの方が古い）</span>のようなもので、ヨットには興味が無い人でもその名前くらいは知っているという人は少なくない筈です。<br />
その理由は、スポーツの世界でカップやトロフィーが優勝者に授与されるようになった起源がアメリカズカップだと言われていることや、１つのクラブが1851年から1983年までの132年間に渡り28回の挑戦に対して27回カップを保持し続けたことは、あらゆるスポーツの中で最長連勝記録であるからです。アメリカズカップはスポーツ界においても様々な面で「初めて行われた」という側面があるからこそ、ここまで有名なヨットレースになったと言えます。<br />
また、アメリカズカップは個人の挑戦を受付けず、ヨットクラブ単位で挑戦することがルールに書かれていますが、実際には国の威信を賭けた戦いとも言われ、挑戦艇の製造には莫大な開発費を要し、チームの運営にも多大な経費が掛かることから、単なるヨットレース超越したビッグプロジェクトであるという事が言えます。</p>
<h2><span id="toc2">起源はロンドン万博</span></h2>
<p>産業革命を経てイギリス（大英帝国）は当時の国力を諸外国に誇示するがごとく、1851年にロンドンで世界初の万国博覧会（万博）を開催します。また、海洋先進国として造船も得意としていたイギリスは高性能な帆船の製造でも世界をリードしており、これを諸外国に見せるためにも万博の記念行事としてイギリス南岸にあるワイト島を１周するヨットレースが企画されました。このヨットレースを主催するRYS（ロイヤルヨットスコードロン &#8220;Royal Yacht Squadron&#8221; :英王室公認のヨットクラブ ）は、当時新興国であったアメリカのNYYC（ニューヨークヨットクラブ &#8220;New York Yacht Club&#8221;）に対して「ニューヨークのパイロットボート（水先案内用の帆船）をこのレースに参加させてみないか」という招待状を送ります。この招待状を受け、NYYCの会長である John Cox Stevens を含む5人のヨットクラブメンバーがこのレースに向けてシンジケートを結成し、既存のパイロットボートではなく新たな帆船（ヨット）を造りレースに挑戦しました。このアメリカの最新技術を投入した帆船（ヨット）は「アメリカ」と名付けられ、1851年4月1日に進水、それまで１度しかアメリカのヨットが大西洋を渡ったことが無かったにも関わらず20日間で無事にフランスのル・アーブルに到着し、7月31日にはイギリス海峡を渡りイギリスに到着したのです。ワイト島一周レースは1851年8月22日に開催され、イギリスから14艇、そしてアメリカから1艇の合計15艇で行われました。レースのコースはワイト島を時計回りに１周するものでした。</p>
<p>このように、アメリカズカップの起源となったワイト島一周ヨットレースは、世界初の万博の記念行事として開催され、更にこれが世界初の国際ヨットレースともなりました。</p>
<h5><span id="toc3">ニューヨークのパイロットボート</span></h5>
<p><span style="font-size: small">当時ニューヨーク港では、大型帆船を水先案内（パイロット）するのは、その大型帆船に最も速く到達した者が水先案内するということになっていました。つまり、スピードが出る小型帆船を用い、我先と入港してくる大型帆船に向かって行ったわけです。この様子を知っていた</span><span style="font-size: small">RYS</span><span style="font-size: small">はイギリス艇ならもっと早く帆走することが出来ることをアピールする目的で</span><span style="font-size: small">NYYC</span><span style="font-size: small">を招待したのでしょう。</span></p>
<h5><span id="toc4">アメリカの挑戦艇「アメリカ」</span></h5>
<p><span style="font-size: small">アメリカ号は全長</span><span style="font-size: small"> </span><span style="font-size: small">約</span><span style="font-size: small">101</span><span style="font-size: small">フィート（およそ</span><span style="font-size: small">31</span><span style="font-size: small">メートル）、全幅</span><span style="font-size: small"> </span><span style="font-size: small">約</span><span style="font-size: small">22</span><span style="font-size: small">フィート（およそ</span><span style="font-size: small">7</span><span style="font-size: small">メートル）、排水量</span><span style="font-size: small">170</span><span style="font-size: small">トン、セイル面積</span><span style="font-size: small">5263</span><span style="font-size: small">平方フィート（約</span><span style="font-size: small">490</span><span style="font-size: small">平方メートル）の最新型スクーナーでした。</span><span style="font-size: small">NYYC</span><span style="font-size: small">のメンバー</span><span style="font-size: small">6</span><span style="font-size: small">人によるシンジケートは、単にイギリスからの招待ヨットレースに参加するだけではなく、この時にイギリスに勝つことにかなり拘っていたことが新造船をわざわざ製作して挑戦するところや「アメリカ」という船名からも窺い知ることが出来ます。</span></p>
<h5><span id="toc5">NYYCメンバー5人のシンジケート結成</span></h5>
<p><span style="font-size: small">本来、ヨットクラブのメンバーは、個々がヨットオーナーであり自分のヨットを保有しています。しかし、クラブの威信を賭けて海洋先進国であるイギリスに挑戦する以上、個人の独力では限界あることや、先にアメリカから大西洋を渡ったことのあるヨットは</span><span style="font-size: small">1</span><span style="font-size: small">艇しかなかったこともあり、外洋にも強いヨットを造る必要があったのです。そこでクラブメンバー</span><span style="font-size: small">5</span><span style="font-size: small">人が共同してレース艇を造り出艇させること（当然のことながら勝つこと）を目的にシンジケート（大掛かりな挑戦艇組織）を結成するに至ったわけです。</span><span style="font-size: small"><br />
</span><span style="font-size: small">以後のアメリカズカップでは、この最初に行われた方法に倣ってヨットクラブとして挑戦するというルールがあり、必ずシンジケートが結成されています。このような仕組みでヨットレースに挑戦するのも世界初であると言えます。</span></p>
<div class="wc-shortcodes-row wc-shortcodes-item wc-shortcodes-clearfix">
<div class="wc-shortcodes-column wc-shortcodes-content wc-shortcodes-one-half wc-shortcodes-column-first ">

</div>
<div class="wc-shortcodes-column wc-shortcodes-content wc-shortcodes-one-half wc-shortcodes-column-last ">

</div>
</div>
<h3><span id="toc6">ワイト島一周レースの結果</span></h3>
<p>参加した15艇のヨットはスタートラインに一列に並び錨泊した状態で、スタートの号砲と共に錨を上げて帆走し始めるという当時のイギリスのヨットレースの慣例に従い、朝10時の号砲と共にスタートしました。アメリカ号は錨を上げるのに手間取ってしまいかなりの遅れをとり、最後尾からのスタートとなってしまいました。しかし、島の東端に差し掛かる頃には早くもイギリスの10艇を抜き去り、その後数マイル後には残りの4艇も抜き去り先頭に立ちます。アメリカ号はそのままトップを独走し、17時47分には島の西端のニードルズを回り、アラムベイで王室のヨットであるヴィクトリア＆アルバート号に乗ったヴィクトリア女王の前を通過し、ゴール地点であるワイト島北端に20時37分にトップでゴールしました。その後8分差でイギリス艇のオーロラ号、53分後にバキャンテ号、1時間8分後にエクリプス号、日付が変わって深夜1時20分（アメリカ号ゴールから4時間33分後）にブリリアント号がゴールしましたが、残りの10艇は様々なトラブルなどでゴールすらできませんでした。</p>
<h3><span id="toc7">アメリカ号とイギリス艇の違い</span></h3>
<p>イギリス艇の船型は船首が丸く細長い形状で昔ながらの複雑なリグとセイルプランでした。それに対してアメリカ号の船型は、船首が鋭く尖った形状で幅は広く現代に通じる船型になっており、更に簡単なセイルプランであることからリグも簡素で操船が簡便でした。また、セイルは風が当たると伸びてしまうリネンセイルをセイルの端で引っ張る方式を用いていたイギリス艇に対し、アメリカ号はミシンで繫いだ木綿のセイルをブームに固定するという形で風の力を逃がすことなく効率的に利用できるようになっていました。これらによって、アメリカ艇はどんな風に対してもイギリス艇を超越した帆走をすることができたのです。</p>
<p>アメリカ号が海洋先進国であるイギリスのヨット界に与えた影響は非常に大きく、アメリカ号がレース終了後アメリカに戻ることなくイギリスで売却されたこともあって、その後イギリスのヨットは全てアメリカに倣って造り替えられ、帆走技術もアメリカ人のやり方に改められたほど、アメリカのヨット技術は進んでいました。</p>
<div class="wc-shortcodes-row wc-shortcodes-item wc-shortcodes-clearfix">
<div class="wc-shortcodes-column wc-shortcodes-content wc-shortcodes-one-half wc-shortcodes-column-first ">

</div>
<div class="wc-shortcodes-column wc-shortcodes-content wc-shortcodes-one-half wc-shortcodes-column-last ">

</div>
</div>
<h2><span id="toc8">勝者に授与された純銀製のジャグ</span></h2>
<p>ワイト島一周レースの勝者には「純銀製のジャグ（水差し）」（ヴィクトリア女王からの賜り物）が勝者の証としてRYSよりアメリカ号に贈呈されました。<br />
この純銀製のジャグは高さ27インチ（約69センチ）の大きさ（上の水差しの部分だけ）でしたが、のちに台座などが追加され現在の形（トロフィー型）になっています。この純銀製のジャグの当時の製造原価が100ギニーであったことから「100ギニーカップ」とも呼ばれています。この純銀製の水差しのことを「カップ」と呼んでおり、「アメリカ号の（勝ち取った）カップ」と言う意味で「アメリカズカップ」&#8221;America&#8217;s Cup&#8221; と呼ばれるようになりました。<br />
イギリス艇に勝利したアメリカ号は、アメリカに戻ることなくイギリスで売却され、カップだけがアメリカに持ち帰られました。持ち帰られたカップはNYYCの会長でシンジケートのメンバーでもあった John Cox Stevens の手元に置かれていましたが、1857年7月8日にシンジケートからNYYCに贈与されました。その時に、カップに付された手紙（贈与証書）に現在のアメリカズカップの憲法とも言われる以下のような内容が記されていました。</p>
<p><span class="navy">「いかなる国のいかなる組織のクラブであっても、そのクラブのメンバーの要請により、いつでも、このカップを目指したレースを行うことを要求する権利を有する。</span><span class="navy">&#8230; </span><span class="navy">カップはクラブ所有とし、クラブのメンバーや優勝艇のオーナーの所有するところなってはならない。そして、全ての国のヨットクラブが上述したレースに参加できるという規定は、このカップと共に永久に変わらないものであり、そのため、国家間の友好的な競争のための永久の挑戦杯とする。</span><span class="navy">&#8230;</span><span class="navy">レースはカップを保持しているディフェンダー（防衛クラブ）とチャレンジャー（挑戦クラブ）の</span><span class="navy">1</span><span class="navy">対</span><span class="navy">1</span><span class="navy">のマッチレースで行われる。」</span></p>
<p>これ以外にも、挑戦艇は自走にて回航してくることや、ヨットのサイズ、レース海域などについても記載されていましたが、現在は適宜の修正が行われ現在に至っています。</p>
<h2><span id="toc9">第一回アメリカズカップ</span></h2>
<p>カップを奪われたイギリスの関係者やレースを主催したRYSの屈辱感は非常に大きく、何とかカップを奪還しイギリスの面子を取り戻さなければならないという機運が高まっていましたが、実際には最初のアメリカズカップが行われたのは、ワイト島一周レースから19年もの後の1870年となってしまいました。その裏側には1867年に行われた同レースにおいて、イギリス艇のカンブリア号がアメリカ艇のサフォー号をようやく（初めて）破ったからです。それまでイギリス艇はアメリカ艇に全く歯が立たず、ようやく勝利することができたことで自信を得て、アメリカズカップに初挑戦したというわけです。<br />
そうして行われた第1回アメリカズカップでしたが、NYYCの最新艇マジック号がイギリスの挑戦艇であるカンブリア号を破ってカップを初防衛し、イギリスのカップ奪還は阻止されました。</p>
<div class="wc-shortcodes-row wc-shortcodes-item wc-shortcodes-clearfix">
<div class="wc-shortcodes-column wc-shortcodes-content wc-shortcodes-one-half wc-shortcodes-column-first ">

</div>
<div class="wc-shortcodes-column wc-shortcodes-content wc-shortcodes-one-half wc-shortcodes-column-last ">

</div>
</div>
<h2><span id="toc10">第二次大戦以前は米英対決だけだった</span></h2>
<p>現代のアメリカズカップは、世界各国から集まったチャレンジャー選抜レースである「クオリファイヤーズ」とチャレンジャーを最終的に決定する「チャレンジャー・プレーオフ」により挑戦艇を1艇に絞ります。その後に本戦である簿防衛艇と挑戦艇の1対1のマッチレースである「アメリカズ・マッチ」が行われますので、挑戦者は予選を勝ち上がり、最終的には何処の国のヨットクラブが挑戦者になるかは、予選が終わるまでわかりません。しかし、第二次世界大戦以前のアメリカズカップではイギリスのカップ奪還のためだけのレースであったとも言えます。この裏側には、挑戦艇はレース開催地まで自走にて回航しなくてはならないというルールがあったことから、その他の国からの参加は非常に困難だったことが挙げられます。また、諸外国のヨットクラブも米英だけの対決だという理解だったこともあり挑戦するヨットクラブは出てこなかったわけです。また、起源となるワイト島一周レースにはアメリカから自走でやってきたアメリカ号が見事勝利しましたが、大西洋を渡ってニューヨークまでの外洋航海をする挑戦艇に対して、迎え撃つアメリカ側の防衛艇は外洋航海をする必要が無かったことから、沿岸レース向けの艤装を行うだけの仕様で造ることができたことから、外洋仕様と沿岸仕様ではその差は歴然としておりハンディキャップはあったものの防衛艇に非常に有利でした。</p>
<h3><span id="toc11">紅茶王トーマスリプトンと「Jクラス」</span></h3>
<p>第二次世界大戦までにイギリスは1870年から1937年までの間に16回の挑戦を行い、船のサイズやセイルエリアを広げるなどで大型化の一途を辿り、最大で137フィート（約42メートル）のものまで出現しました。<br />
1899年の第10回から5回もの挑戦をし続けた紅茶で世界的に有名な Sir Thomas Lipton（サー トーマスリプトン）は、1930年の第14回目の挑戦に際してアメリカズカップ史上初めてNYYCに対してユニバーサルルールの適用を求め、3ヶ月間の交渉の末に「Jクラス」を採用することにNYYCと合意しました。これにより同じレーティングでハンディキャップ（タイムアローアンス）無しのレースが実現することとなりました。</p>
<p>実のところ、リプトンにとって当初アメリカズカップへの挑戦は紅茶をアメリカにも広める商業的な目的で参戦していました。しかし、晩年事業から退いた後、彼は本格的にアメリカズカップを手にする（勝つことが）目的に変って行きました。そこで、1930年の挑戦に際してはユニバーサルルールを強く求めたわけです。Jクラス艇では以後、第二次世界大戦までの間にリプトンの1930年の挑戦を含むと3回のレースが行われました。しかし、リプトン自身は1931年に急死することで最終的カップを奪取することはありませんでした。</p>
<h2><span id="toc12">最後に&#8230;（第二次世界大戦以前のアメリカズカップ）</span></h2>
<p>今回は、アメリカズカップの起源から第二次世界大戦までをご紹介しました。本文でもご紹介したように、初期のアメリカズカップは米英対決の場としてイギリスのカップ奪還レースのみの目的で行われていました。海洋先進国であったはずのイギリスが途上国であったアメリカに負けてしまい、ヴィクトリア女王から賜ったカップをアメリカに持ち去られてしまったわけですから、英国内での落胆は計り知れないほどでしたでしょう。また、20年近く挑戦が出来なかったほど、技術的な開きがアメリカとあったことも、イギリスにとってはこれほど屈辱的なことは歴史上無かったのではないかと思います。それほど、アメリカの産業は急激に発達を続け、アメリカが世界最大の経済国にまで上り詰めたわけですから、その勢いをイギリスは止めることが出来なかったと言っても過言ではないと思います。</p>
<p><img decoding="async" src="https://malu-sailing.com/wp-content/uploads/2019/07/americas-cup-j-class.jpg" class="aligncenter size-full wp-image-2529" alt="アメリカズカップ　Jクラス" width="300" height="261"></p>
<p>そこに商業色を入れた紅茶王のリプトンは、まさに先見の明があったと言えると思います。彼はカップ（勝つこと）よりも紅茶をアメリカに広める、いわゆるセールスプロモーションをアメリカズカップを利用して展開し、30年以上も参戦し続けたわけです。彼の目論みは大成功したと言えると思います。また、彼のアメリカズカップのみならずヨット界に対する功績も無視できません。アメリカズカップにユニバーサルルールの採用を呼びかけ、あの優美なJクラスヨットをアメリカズカップ艇としたことです。彼の働きかけが無ければJクラスは生まれていなかったでしょう。Jクラスでのアメリカズカップレースは第二次世界大戦の勃発により僅か3回しか行われませんでしたが、Jクラスヨットは現代にレストアまたはレプリカとして造船され、現代でもJクラスのスーパーヨットレースなどが行われていることは、特筆できる点だと思います。</p>
<p><span style="font-size: small">J</span><span style="font-size: small">クラスについては、また別の機会に書きたいと考えています。</span></p>
]]></content:encoded>
					
					<wfw:commentRss>https://malu-sailing.com/archives/2490/feed</wfw:commentRss>
			<slash:comments>0</slash:comments>
		
		
			</item>
		<item>
		<title>大型ヨットにリーズナブル乗船体験</title>
		<link>https://malu-sailing.com/archives/2426</link>
					<comments>https://malu-sailing.com/archives/2426#respond</comments>
		
		<dc:creator><![CDATA[malusailing]]></dc:creator>
		<pubDate>Wed, 24 Jul 2019 06:11:40 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[ヨットのいろいろな楽しみ方]]></category>
		<category><![CDATA[NAUTOR'S SWAN]]></category>
		<category><![CDATA[NPO法人帆船やまゆり保存会]]></category>
		<category><![CDATA[やまゆり倶楽部]]></category>
		<category><![CDATA[アメリカズカップ]]></category>
		<category><![CDATA[セイリング]]></category>
		<category><![CDATA[セーリングクルーザー]]></category>
		<category><![CDATA[タモリカップ]]></category>
		<category><![CDATA[ニッポンチャレンジ号]]></category>
		<category><![CDATA[マリーナ]]></category>
		<category><![CDATA[ヨット]]></category>
		<category><![CDATA[ヨットが好きな人とつながりたい]]></category>
		<category><![CDATA[ヨットのある暮らし]]></category>
		<category><![CDATA[ヨットの楽しみ方]]></category>
		<category><![CDATA[ヨットを楽しむ]]></category>
		<category><![CDATA[ヨットイベント]]></category>
		<category><![CDATA[ヨットハーバー]]></category>
		<category><![CDATA[ラグーナテンボス クルージングサービス]]></category>
		<category><![CDATA[体験セーリング]]></category>
		<category><![CDATA[帆船]]></category>
		<category><![CDATA[帆船やまゆり]]></category>
		<category><![CDATA[日本のヨット史における文化財]]></category>
		<category><![CDATA[東京オリンピック]]></category>
		<category><![CDATA[江の島ヨットクラブ]]></category>
		<category><![CDATA[海のロールスロイス]]></category>
		<guid isPermaLink="false">https://malu-sailing.com/?p=2426</guid>

					<description><![CDATA[ヨットを始めても、なかなか経験することが出来ないのが、大型のヨットに乗船することです。僕たち夫婦もヨットを始めて以来、大型ヨットに乗る機会は指折り数えるほどしかありません。夫婦2人で楽しむ分にはMALU号で十分ですが、た [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p>ヨットを始めても、なかなか経験することが出来ないのが、大型のヨットに乗船することです。僕たち夫婦もヨットを始めて以来、大型ヨットに乗る機会は指折り数えるほどしかありません。夫婦2人で楽しむ分にはMALU号で十分ですが、たまには気分を変えて大型ヨットに乗ってみたいって思ったりすることもあります。<br />
先日、たまたま仲間からのお誘いで HANSE の50フィートに乗れるチャンスがあるんだけど来てみないなんて話があり、これはチャンスとばかりに二つ返事で神奈川県にある逗子マリーナまで行ってきました。HANSEヨットは好きなドイツのヨットビルダーでスクエアな感じのデザインに都会的な内装、おまけに大きさは50フィートもあるということで、高級マンションのようなキャビン、そして広大でフラットにデザインされたデッキが、まるで浮かぶ高級コンドミニアムのようで、1日セーリングを楽しんできました。</p>
<p><img decoding="async" class="aligncenter size-full wp-image-2483" src="https://malu-sailing.com/wp-content/uploads/2019/07/写真-2019-07-24-15-22-17.jpg" alt="HANSE495体験" width="300" height="300" srcset="https://malu-sailing.com/wp-content/uploads/2019/07/写真-2019-07-24-15-22-17.jpg 300w, https://malu-sailing.com/wp-content/uploads/2019/07/写真-2019-07-24-15-22-17-150x150.jpg 150w, https://malu-sailing.com/wp-content/uploads/2019/07/写真-2019-07-24-15-22-17-200x200.jpg 200w, https://malu-sailing.com/wp-content/uploads/2019/07/写真-2019-07-24-15-22-17-100x100.jpg 100w" sizes="(max-width: 300px) 100vw, 300px" /></p>
<p>大型ヨットの醍醐味は、何と言っても微風でも大きなセイルで風を受けスルスルと走ることや、エンジンで走っていてもエンジン音がほとんど聞こえないところでしょうか。やはり大型ヨットはその大きさだけでなく、雰囲気自体も高級感があって、乗ること自体で非日常的な体験をすることが出来るのが良いところですね。なかなかこのクラスのヨットになると、もう宝くじでも当たらない限り自分で持つことは夢のまた夢です&#8230;。</p>
<p>こんな感じで、何かの機会に大型ヨットに乗れるチャンスはそうあるものではありません。しかし、広い世の中を探せば有料であれば乗ることができる大型ヨットはあります。</p>
<p>&#8230;そこで、今回は有料で乗ることができる大型ヨットの中でもリーズナブルに乗ることができる２艇をご紹介したいと思います。</p>

<div class="wc-shortcodes-row wc-shortcodes-item wc-shortcodes-clearfix">
<div class="wc-shortcodes-column wc-shortcodes-content wc-shortcodes-one-half wc-shortcodes-column-first ">

</div>
<div class="wc-shortcodes-column wc-shortcodes-content wc-shortcodes-one-half wc-shortcodes-column-last ">

</div>
</div>
<h2><span id="toc1">有料で乗れるということはどういうことなのか？</span></h2>
<p>大型ヨットに乗りたいと思っても、なかなか知り合いに大型ヨットを持っている人と言うのは、そうそうないと思います。僕たちヨット乗りでも、なかなかそんな大型ヨットに乗っている人など知り合う機会がありません。また、ヨットハーバーを見渡しても、そんなにたくさんの大型ヨットを見ることはありません。そもそも大型ヨットの存在自体が少ないのですから仕方ありません。中小型のヨットは逆に沢山あるので、以前にご紹介した全国各地で行われる体験セイリングなどでも乗る機会を得ることは割と簡単です。中には大型ヨットのオーナーがボランティアで体験セイリングに参加しているなんてこともあったりしますが、それは本当にラッキーなことだと思います。<br />
有料で乗れる機会があるということは、言い換えれば「確実に乗ることができる」という事です。<br />
また、大型ヨットでも50フィートクラスの大きなものになれば、正に海外のお金持ち気分をちょっとだけ味わうこともできます。（まあ、そんなの全く興味ないって方には響かないと思いますが&#8230;）</p>
<h2><span id="toc2">1. 遊覧船のような感覚で気軽に乗れる大型セイリングヨット</span></h2>
<p>遊覧船と言うと、帆船型の物など全国各地の観光地などで運行されていますが、こういう船は実際には帆船のような形をしていても模造船が殆どです。帆を持っていても帆を広げることも無ければ帆走（セイリング）することもありません。しかし、ここでご紹介する大型ヨットは、ホンモノの大型ヨットで帆を上げ、風が良ければセイリングも体験できる（セイリングすることがメイン）ものです。</p>
<h3><span id="toc3">ニッポンチャレンジ号（ラグーナテンボス クルージングサービス）</span></h3>
<p>愛知県の三河湾に面するラグナマリーナと言えば、1992年、1995年、2000年の三度に渡りアメリカズカップ日本チームが挑戦していた時のホームポート（母港・本拠地）でした。ここには当時アメリカズカップで実際に戦った挑戦艇が展示されていますが、それ以外に当時、アメリカズカップ挑戦のキャンペーン活動のためにチームクルーを乗せ日本沿岸の港をまわり、大会挑戦の広報活動の一環として「海をきれいにしよう！」のテーマのもと使用された大型ヨット「ニッポンチャレンジ号」があります。<br />
「ニッポンチャレンジ号」は、フィンランドにあるNAUTOR&#8217;S SWAN社製の60フィート（およそ18メートル）の大型クルーザーより更に大きなビッグボートと海外では呼ばれるクラスに入る大型ヨットです。海外では60フィート前後のサイズからを本来はヨットと呼びますので、このヨットはホンモノのヨットと言うわけです。<span style="font-size: x-small;">（このあたりの詳しい話は以前に書いた <a href="https://malu-sailing.com/archives/550">ヨットの種類 ～大きさ別名称とサイズ～</a> と <a href="https://malu-sailing.com/archives/41">海外はヨットの意味が日本と違う</a>　をご参照ください。）</span><br />
<a href="https://www.nautorswan.com">NAUTOR&#8217;S SWAN</a> と言うと、ヨットの世界では海のロールスロイスと言われるほどの高品質で高級なプロダクションボートを製作しているヨットビルダーで有名です。造船されたのは1980年ですが、よく手入れされたこのヨットにここでは遊覧船として乗ることができます。遊覧と言っても、ここでは原則的にセイルを上げてセイリング体験させてくれるようです。<br />
セイリングすることが前提なので天候及び海況等により出港は定期では無いようですがですが約50分間、大人2500円、小学生までの子供1200円で乗船出来ます。天気（海況）の良い日は、1日4回程度出港しているようです。<br />
また、土日祝祭日には、日没時間に合わせてサンセットクルージングや隣接するラグナシア（総合レジャー施設）の花火の時に合わせてナイトクルージングなども実施されています。（料金等は若干異なります。）<br />
スワンの60フィートなんて、なかなか体験できるものではありません。それもとてもリーズナブルな乗船料ですから、お近くに行った際には是非乗ってみては如何でしょうか。</p>
<p><a href="https://sailwing.jp/"><img decoding="async" class="aligncenter size-full wp-image-2459" src="https://malu-sailing.com/wp-content/uploads/2019/07/mikawa.jpg" alt="ラグーナテンボスクルージングサービス" width="300" height="191" /></a></p>
<p>乗船に関する詳細は、上の写真または以下リンク <a href="https://sailwing.jp/">クルージングサービス HOMEPAGE</a>　をご参照頂くか、0553-95-0145 まで直接お問い合わせください。<br />
facebookもあります。<a href="https://www.facebook.com/104935912950376/posts/1346230118820943/">ラグーナテンボス クルージングサービス facebook page</a></p>
<p>&nbsp;</p>
<div class="wc-shortcodes-row wc-shortcodes-item wc-shortcodes-clearfix">
<div class="wc-shortcodes-column wc-shortcodes-content wc-shortcodes-one-half wc-shortcodes-column-first ">

</div>
<div class="wc-shortcodes-column wc-shortcodes-content wc-shortcodes-one-half wc-shortcodes-column-last ">

</div>
</div>
<h2><span id="toc4">2. 日本のヨット史における文化財的 大型木造セイリングクルーザー</span></h2>
<p>帆船の世界で文化財と言えば、東京海洋大学の敷地内に陸上保管されている明治丸、横浜みなとみらいに海上保存されている帆船日本丸（1世）などがありますが、何れも大型帆船でヨットではありません。<br />
ここでご紹介するのは、日本で唯一とも言える国産木造大型セイリングクルーザーです。残念ながら国や地方自治体の文化財等の指定は受けていませんが、この船を愛する人たち600人以上の会員により、日本のヨット史における文化財とも言えるこの大型セイリングクルーザーは今も多くの人たちを乗せてセイリングしながら動体保存され続けているヨットです。</p>
<h3><span id="toc5">帆船やまゆり （やまゆり倶楽部）</span></h3>
<p>2020年に東京オリンピックが開催されますが、「帆船やまゆり」は前回の1964年に行われた東京オリンピックのセイリング競技会場が湘南・江の島に決定されたことを受け、神奈川県が国内外の来賓を迎えるホストシップとして1962年に横浜の岡本造船所で建造した全長43フィート（およそ13メートル）の大型木造セイリングクルーザーです。オリンピックでの役目を終えた後、1970年に神奈川県から江の島ヨットクラブに譲渡され、1993年からは「やまゆり倶楽部」が管理・保存ならびに運航の活動を続けています。</p>
<p>「帆船やまゆり」は建造されて50年以上が経過する木造船です。老朽化も進み年間300万円以上の維持費用が掛かることから、何度も廃船の危機を乗り越え、現在はNPO法人帆船やまゆり保存会が維持・保存のための活動を行っています。1人でも多くの方に支援を呼びかけること、更に地域の観光振興、国際交流、青少年教育などを目的として、様々なセイリングイベント等を展開しており、体験セーリングやロングクルージングなどを精力的に実施しています。また、2020年の東京オリンピックでは再び湘南・江の島がセーリング競技会場として選定されたことを受け、これを弾みに再びオリンピックで活躍させたいと広く支援を募っています。</p>
<p>体験セーリングは湘南の海を約1時間クルージングするもので、大人1500円、小学生以下500円、未就学児童は無料となっています。<a href="http://yamayuri-club.jp/wp/wp-content/uploads/yamayuri_A4_20190325.pdf">2019年度の体験セーリングの詳細は<strong>こちら</strong>からご覧ください。</a></p>
<p><a href="http://yamayuri-club.jp/"><img decoding="async" class="aligncenter size-full wp-image-2472" src="https://malu-sailing.com/wp-content/uploads/2019/07/やまゆり倶楽部.jpg" alt="" width="300" height="211" /></a></p>
<p>「やまゆり倶楽部」及び乗船等に関する詳細は、上の写真または以下リンク <a href="http://yamayuri-club.jp/">やまゆり倶楽部 HOMEPAGE</a>　をご参照頂くか、0446-90-3824 まで直接お問い合わせください。</p>
<p>&nbsp;</p>
<div class="wc-shortcodes-row wc-shortcodes-item wc-shortcodes-clearfix">
<div class="wc-shortcodes-column wc-shortcodes-content wc-shortcodes-one-half wc-shortcodes-column-first ">

</div>
<div class="wc-shortcodes-column wc-shortcodes-content wc-shortcodes-one-half wc-shortcodes-column-last ">

</div>
</div>
<h2><span id="toc6">最後に&#8230;</span></h2>
<p>大型ヨットにこんなにリーズナブルな金額で乗れるなんてと驚いた方もいらっしゃるかと思います。これを書いている私自身、凄いって思いました。時間はどちらも１時間弱のクルージングですが、豪華なキャビンやウッド貼りのデッキでクルージングタイムを楽しんでいただきたいと思います。何れのヨットもライフジャケットの準備はありますし、乗船料には保険も含まれているので安心です。手ぶらで行って乗船が可能です。</p>
<p>どちらの船も由緒ある大型ヨットです。大切に維持管理しながら長く沢山の方にセイリングの楽しさを伝え続けて行って頂きたいと思います。また、船を維持してゆくためには利用が増えることが最も重要だと思います。是非、これをご覧になった方、またそのお友達やお知り合いにも、こういうヨットがあるということを知っていただき、ちょっとした非日常体験を楽しんで頂ければと思います。</p>
]]></content:encoded>
					
					<wfw:commentRss>https://malu-sailing.com/archives/2426/feed</wfw:commentRss>
			<slash:comments>0</slash:comments>
		
		
			</item>
	</channel>
</rss>
