<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?><rss version="2.0"
	xmlns:content="http://purl.org/rss/1.0/modules/content/"
	xmlns:wfw="http://wellformedweb.org/CommentAPI/"
	xmlns:dc="http://purl.org/dc/elements/1.1/"
	xmlns:atom="http://www.w3.org/2005/Atom"
	xmlns:sy="http://purl.org/rss/1.0/modules/syndication/"
	xmlns:slash="http://purl.org/rss/1.0/modules/slash/"
	>

<channel>
	<title>スーパーヨット | ヨットを楽しむ ～MALU SAILING～</title>
	<atom:link href="https://malu-sailing.com/archives/tag/%e3%82%b9%e3%83%bc%e3%83%91%e3%83%bc%e3%83%a8%e3%83%83%e3%83%88/feed" rel="self" type="application/rss+xml" />
	<link>https://malu-sailing.com</link>
	<description>ヨットを楽しむための情報ブログ</description>
	<lastBuildDate>Wed, 10 Sep 2025 12:11:18 +0000</lastBuildDate>
	<language>ja</language>
	<sy:updatePeriod>
	hourly	</sy:updatePeriod>
	<sy:updateFrequency>
	1	</sy:updateFrequency>
	<generator>https://wordpress.org/?v=7.0</generator>

<image>
	<url>https://malu-sailing.com/wp-content/uploads/2018/10/cropped-MALUlogo_sq-e1539693868309-32x32.jpg</url>
	<title>スーパーヨット | ヨットを楽しむ ～MALU SAILING～</title>
	<link>https://malu-sailing.com</link>
	<width>32</width>
	<height>32</height>
</image> 
<atom:link rel="hub" href="https://pubsubhubbub.appspot.com"/>
<atom:link rel="hub" href="https://pubsubhubbub.superfeedr.com"/>
<atom:link rel="hub" href="https://websubhub.com/hub"/>
<atom:link rel="self" href="https://malu-sailing.com/archives/tag/%e3%82%b9%e3%83%bc%e3%83%91%e3%83%bc%e3%83%a8%e3%83%83%e3%83%88/feed"/>
	<item>
		<title>スーパーセーリングヨット来航</title>
		<link>https://malu-sailing.com/archives/8260</link>
					<comments>https://malu-sailing.com/archives/8260#respond</comments>
		
		<dc:creator><![CDATA[malusailing]]></dc:creator>
		<pubDate>Wed, 10 Sep 2025 07:18:21 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[ヨット雑記]]></category>
		<category><![CDATA[FIDELIS]]></category>
		<category><![CDATA[スーパーセーリングヨット]]></category>
		<category><![CDATA[スーパーヨット]]></category>
		<category><![CDATA[フィデリス]]></category>
		<guid isPermaLink="false">https://malu-sailing.com/?p=8260</guid>

					<description><![CDATA[この夏、日本各地でスーパーセーリングヨットが来航していると言う話がSNSなどでアップされ、ヨット乗りの周辺では少し話題になってたりします。 よくよく考えてみたら日本にスーパーヨットと言われる25メートル超えのプレジャー船 [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p>この夏、日本各地でスーパー<strong>セーリング</strong>ヨットが来航していると言う話がSNSなどでアップされ、ヨット乗りの周辺では少し話題になってたりします。</p>
<p>よくよく考えてみたら日本にスーパーヨットと言われる25メートル超えのプレジャー船は以前から、たまに横浜ハンマーヘッドなどに来ているのを度々目撃されていますが、スーパー<strong>セーリング</strong>ヨットの目撃情報を色々と確認してみたら、どうやら今回が初めてのようなので、MALU SAILINGとしてはセーリングヨットと言うことなので、ちょっとしたハプニングも踏まえ、今回のヨットについて書いてみたいと思います。</p>
<h2>今回のヨットはどんな船</h2>
<p>今回来航したスーパーセーリングヨットですが、マン島船籍のフィデリス（FIDELIS）という名前のヨットです。<br />
2011年にイタリアのPeriniNavi社の56メートルシリーズ10隻の最終艇として、過去9隻の技術の集大成として建造されたカスタムセーリングヨットです。最近では2023年に大幅なメンテナンスと改装がされたようです。</p>
<p><img fetchpriority="high" decoding="async" class="aligncenter size-full wp-image-8269" src="https://malu-sailing.com/wp-content/uploads/2025/09/IMG_0231.png" alt="" width="300" height="300" srcset="https://malu-sailing.com/wp-content/uploads/2025/09/IMG_0231.png 300w, https://malu-sailing.com/wp-content/uploads/2025/09/IMG_0231-150x150.png 150w, https://malu-sailing.com/wp-content/uploads/2025/09/IMG_0231-200x200.png 200w, https://malu-sailing.com/wp-content/uploads/2025/09/IMG_0231-100x100.png 100w" sizes="(max-width: 300px) 100vw, 300px" /></p>
<p>船のスペックは、全長56.00メートル（約183フィート）、最大喫水9.73メートル、全幅11.52メートル、高さ（メインマスト高さ）約58.37メートル（水線基準＝DWLから計測）、総トン数は497トン、船体等の主構造はアルミニウムです。<br />
最高速度は15.50ノット、巡航速度は12.50ノット、巡航速度10.00ノットでの航続距離は3,500海里と言われ、2台のディーゼルエンジン搭載で燃料容量は53,000リットル、その他に水容量は17,000リットルを搭載しています。</p>
<p>上層デッキには、コックピットの他、ラウンジやダイニングスペース、プールなどがあり、下層デッキには5つのキャビンに10人+2人のゲストを収容できるキャビンには、オーナー用バスルーム付きのフルビームキャビン、VIPキャビン2室、ダブルキャビン2室 (そのうち1室には追加のプルマンベッドが付き)があり、更にクルーキャビン5室10人の乗組員が宿泊できるようになっています。</p>
<p>これまでに世界各地を航海しており、元のオーナーによる世界一周クルーズの中では他のスーパーヨットが行かないようなアマゾン川を航海、その他にも中東地域や南太平洋地域を航海しています。チャーターとしてはインドネシアやパプアニューギニアへの航海、新たな長期チャーターとして今年（2025）北太平洋地域の航海で日本に来航しているようで、日本列島を南は沖縄から北上し神戸、青森、函館まで目撃情報が上がっており、現在は横浜ベイサイドマリーナに居るようです。<br />
現在チャーターヨットとして航海しながら、2990万ユーロ（およそ51億円）の希望価格で売りに出ているとのことです。</p>
<h2>ベイブリッジを通過出来なかった</h2>
<p>これまで来航のスーパーヨットと言えば、横浜港に来た時には横浜市が鳴り物入りで整備した横浜ハンマーヘッド（新港8号ビジターバース）に入港するのが通例でした。<br />
しかし、今回はスーパーセーリングヨットという事で、高いマストがあることで、ベイブリッジの下を通過することが出来ず、横横ベイサイドマリーナに入港したようです。（あくまでも想像です。）<br />
横浜のベイブリッジは、建設当時世界最大級の豪華客船であるクイーン・エリザベス二世号が通過できるように、満潮時海面より55メートルの高さが確保されていますが、豪華客船の大型化から横浜港に入港できない大型クルーズ船が多くなってきています。<br />
例に漏れず、スーパーヨットの世界でも超大型化は進んでおり、このブログでも紹介した、Amazon創業者のジェフ•ベゾス氏が所有するスーパーセーリングヨット&#8221;Koru&#8221;の場合、マストの高さは驚きの70メートルもあるそうです。今回来航の&#8221;FIDELIS&#8221;の場合、先に書いたように58.37メートルと僅か3メートルちょっとで残念ながら通過できないと言うことに…。</p>
<p>現在、全国各地の港でクルーズ船の次はスーパーヨットを誘致しようと港湾施設の整備などが検討されていますが、エンジンのみで航行するスーパーヨットより、圧倒的に航続距離の長いスーパーセーリングヨットの方が来航率は本来高い筈です。 そうなると橋が掛かっている場所は通過できないというのはマイナスになります。また、セーリングヨットの場合にはキールがあるため水深も重要です。</p>
<p>橋に関して言えば、欧米では、アメリカ（サンフランシスコ）のゴールデンゲートブリッジが67メートル、カナダ（バンクーバー）のライオンズゲートブリッジは61メートル、アメリカ（ニューヨーク）のヴェラザノ＝ナローズ橋は69メートル、デンマークのグレートベルトブリッジは65メートルなど、概ね60メートル超となっています。（ベゾスの船は残念ながら、これらのどの港にも入れない&#8230;）<br />
オーストラリアの玄関口であるシドニーハーバーブリッジは横浜より低く49メートルとかなり低く、ブリッジ手前のオーバーシーズ・パッセンジャーターミナルに大型クルーズ船は停泊します。ここはオペラハウスやハーバーブリッジを望む観光の中心で、逆に景観的な魅力になっているようです。横浜港の場合もベイブリッジを通れない大型クルーズ船は橋の手前の大黒ふ頭客船ターミナルに接岸していますが、スーパーヨットがベイブリッジを通れないと言うことに港湾関係者は今回初めて気付いたのでは無いでしょうか。まあ、気付いてもどうしようもないのですが&#8230;。</p>
<h2>更なるスーパーセーリングヨットの来航を願う</h2>
<p>横浜にはプレジャー船の大集積港として横浜ベイサイドマリーナ（YBM）があり、以前から大型プレジャーボート対応をずっと進めて来たのは知っていたのですが、最近行ったときには大型プレジャーボートが物凄く増えたなって思っていたのですが、僕が知る限りでは「帆船みらいへ」が全長53メートル、230トン、喫水4.8メートルでもベイサイドマリーナに入港することはこれまで無かったので、このクラスになるとYBMでも難しいのかなって思ったりしていたのですが、今回 FIDELIS がYBMに入港できたと言うことで、ベイサイドマリーナはかなりスーパーヨット対応の設備が拡充されたんだなって感じました。</p>
<p>東京港にはスーパーヨットが係留可能な岸壁はないので、東京湾では横浜のハンマーヘッドと今回のYBM、少し小さいサイズのスーパーヨットならベラシスが桟橋をスーパーヨット対応にしたと聞いているので、現在のところこの3箇所だけです。その他の港でも整備が進むことも期待しています。実は、一般的な大型船の出入りする港は基本的に大型船であってもプレジャー船の接岸ができないルールになっているため、現状はスーパーヨットにとっては使いにく状況であることは確かです。まあ、港湾管理者などの許可があれば接岸できるようですが、それには許可申請を行う必要があり、遠く海外からやってくるスーパーヨットの場合には、このような手続きを代行してくれる業者の存在も必要です。一般的な商船などの大型船でも入稿接岸には申請が必要なので、業務としては同じなんですが、プレジャー船と言うだけで、その申請は通常の商戦向けとは異なるので、面倒な仕事であることが間違いないのですが、この手の大型スーパーヨットは商船以上に経済効果が大きい、言い換えれば大金持ちが乗る船なので、手数料が多少高くても、いやいたバカ高くても支払ってもらえます。そんな細かいことは気にしない人たちの筈ですから&#8230;。そして、補給についても一般の商船の補給とは全く違うはずです。商売に充分なると思うんですが、そのあたりの仕組みも施設と並行して準備されなくては、なかなか日本に気軽に行こうとは考えてもらえないのではと思ったりもします。</p>
<p>今後もどんどんスーパーセーリングヨットが日本に来航したらいいなってヨット乗りとしては思うばかりです。</p>
]]></content:encoded>
					
					<wfw:commentRss>https://malu-sailing.com/archives/8260/feed</wfw:commentRss>
			<slash:comments>0</slash:comments>
		
		
			</item>
		<item>
		<title>世界最大のアルミ製セーリングヨット &#8220;SEA EAGLE II&#8221;</title>
		<link>https://malu-sailing.com/archives/6152</link>
					<comments>https://malu-sailing.com/archives/6152#respond</comments>
		
		<dc:creator><![CDATA[malusailing]]></dc:creator>
		<pubDate>Mon, 22 Jun 2020 13:01:34 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[ヨット雑記]]></category>
		<category><![CDATA[SEA EAGLE II]]></category>
		<category><![CDATA[SUPER SAILING YACHT]]></category>
		<category><![CDATA[スーパーセーリングヨット]]></category>
		<category><![CDATA[スーパーヨット]]></category>
		<category><![CDATA[セイリング]]></category>
		<category><![CDATA[セーリング]]></category>
		<category><![CDATA[セーリングクルーザー]]></category>
		<category><![CDATA[ヨット]]></category>
		<category><![CDATA[ヨットが好きな人とつながりたい]]></category>
		<category><![CDATA[ヨットのある暮らし]]></category>
		<category><![CDATA[ヨットの楽しみ方]]></category>
		<category><![CDATA[ヨットを楽しむ]]></category>
		<guid isPermaLink="false">https://malu-sailing.com/?p=6152</guid>

					<description><![CDATA[2020年春は世界的なコロナ禍の中、世界中のセーラーがロックダウンや自粛となり、セーリング界も鬱々とした雰囲気の中、良い話題は殆どありませんでしたが、ようやく6月に入り、新たなニュースが飛び込んできました。2020年に入 [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p>2020年春は世界的なコロナ禍の中、世界中のセーラーがロックダウンや自粛となり、セーリング界も鬱々とした雰囲気の中、良い話題は殆どありませんでしたが、ようやく6月に入り、新たなニュースが飛び込んできました。2020年に入って最大のセーリングヨットの「SEA EAGLE II」のローンチです。</p>
<div class="m20-t"><img decoding="async" src="https://malu-sailing.com/wp-content/uploads/2020/06/SE2-3.jpg" class="aligncenter size-full wp-image-6158" alt="SEA EAGLE 2" width="350" height="349" srcset="https://malu-sailing.com/wp-content/uploads/2020/06/SE2-3.jpg 350w, https://malu-sailing.com/wp-content/uploads/2020/06/SE2-3-150x150.jpg 150w, https://malu-sailing.com/wp-content/uploads/2020/06/SE2-3-320x320.jpg 320w, https://malu-sailing.com/wp-content/uploads/2020/06/SE2-3-200x200.jpg 200w, https://malu-sailing.com/wp-content/uploads/2020/06/SE2-3-100x100.jpg 100w" sizes="(max-width: 350px) 100vw, 350px" /></div>
<p>このスーパーヨットは、2016年にモナコヨットショーで計画が発表され、&#8221;PROJECT 400&#8243;というプロジェクトネームでスタート、2017年中にはオーナーとの詳細な打ち合わせのうえで設計が行われ2018年に建造がスタート、今年（2020年）1月には船体部分の製作が完了したことから進水し、マストなどの艤装を行った後にテスト航海等が行われ、この春にはオーナーに引き渡される予定でした。しかし、コロナ禍のインテリジェントロックダウンによる影響でシェイクダウンを残すのみとなった状況で作業を中断、5月頃よりシェイクダウンを再開し、良い結果が得られたとのことから7月にはオーナーに引き渡される予定となっているそうです。<br />
[br num=&#8221;1&#8243;]<br />
今回は、この世界最大のアルミ製セーリングヨット &#8220;SEA EAGLE II&#8221; について書いてみたいと思います。</p>

<div class="wc-shortcodes-row wc-shortcodes-item wc-shortcodes-clearfix">
<div class="wc-shortcodes-column wc-shortcodes-content wc-shortcodes-one-half wc-shortcodes-column-first "></div>
<div class="wc-shortcodes-column wc-shortcodes-content wc-shortcodes-one-half wc-shortcodes-column-last "></div>
</div>
<h2><span id="toc1">世界最大のアルミハル</span></h2>
<p>&#8220;SEA EAGLE II&#8221; には、多くのトピックがあります。その1つ目が、世界最大のアルミ製のハルです。<br />
造船はオランダのスーパーヨットビルダーである Royal Huisman によるもので、このスーパーヨット建造のために工場の一部を改築し対応する必要がありました。ハルの全長は81メートルで、同造船所最大のプロジェクトです。</p>
<div class="m30-t"><img decoding="async" src="https://malu-sailing.com/wp-content/uploads/2020/06/SE2-2.jpg" class="aligncenter size-full wp-image-6156" alt="SEA EAGLE II" width="350" height="257"></div>
<p>巨大な一体のハルを工場から引き出してクレーン4台で裏返す技は見事ですが、朝から夜遅くまでの1日仕事です。その作業の大変さを短い動画から伺い知ることが出来ます。</p>
<div class="al-c"><iframe loading="lazy" src="https://www.youtube.com/embed/051hGorbBaE" width="400" height="225" frameborder="0" allowfullscreen></iframe></div>
<h2><span id="toc2">3マスト・パナマックス・スクーナー</span></h2>
<p>&#8220;SEA EAGLE II&#8221; は、その大きさから世界最大級のセーリングヨットベスト10に入るスーパヨットになりますが、3マスト・パナマックス・スクーナー &#8220;3-masted Panamax schooner&#8221; と呼ばれるリグで、その高さは62メートルに抑えられています。このパナマックス &#8220;Panamax&#8221; とは、パナマ運河を通行できる最大サイズのことを指し、&#8221;SEA EAGLE II&#8221; の場合、高さがパナマ運河の河口に掛かる<a href="https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%A1%E3%83%AA%E3%82%AB%E6%A9%8B">アメリカ橋</a>の下を通れる最大高に設定されていることから「パナマックス」と呼んでいます。<br />
このスーパーヨットのオーナーが台湾の大富豪だということもあり、大西洋からさらに太平洋を横断する必要があることから、世界の海を自由に航行するためにはパナマックスは必然だったわけです。<br />
[br num=&#8221;1&#8243;]</p>
<div class="al-c"><iframe loading="lazy" src="https://www.youtube.com/embed/yV4teunizQ0" width="400" height="225" frameborder="0" allowfullscreen></iframe></div>
<div class="m30-t">&#8220;SEA EAGLE II&#8221; の3本のマストはカーボンコンポジットの一体成型で継ぎ目が無く、わずかに弧を描いた弓形のマスト形状となっています。また、3本のマストの長さは全て同じで、メインセイルの大きさも同じ、パナマックスとして最大のセイルエリアを得ることが出来るようにデザインされており、総セイル面積は3500平方メートルです。（3本のマストの前にステイスルを付けたとき）</div>
<h2><span id="toc3">セーリングスピードは21ノット</span></h2>
<p>&#8220;SEA EAGLE II&#8221; のオーナーは、その船名の「ll」が示す通り、2015年に同造船所で製作した &#8220;SEA EAGLE I&#8221; に次ぐ2艇目のスーパーヨットになります。<a href="https://www.royalhuisman.com/wp-content/uploads/2019/08/available-dream-SEA-EAGLE.pdf">&#8220;SEA EAGLE I&#8221;</a> は全長43メートルのスループ型で、スーパーヨットレガッタにも参加できるレースヨットとしてもデザインされているスーパーヨットです。（現在、売りに出されています。）</p>
<div class="m20-t"><img decoding="async" src="https://malu-sailing.com/wp-content/uploads/2020/06/SE1.jpg" class="aligncenter size-full wp-image-6172" alt="SEA EAGLE !" width="350" height="229"></div>
<p>&#8220;SEA EAGLE II&#8221; はおよそ2倍の長さ、総重量では5倍にもなるスーパーヨットですが、そのテイストは「l」と同じで単なる豪華クルーザーと言うだけでなく、パフーマンスにも拘った設計となっており、テスト航海では16ノットの風で17～18ノットのスピードでセーリングしたとのことで、風の条件が整えば最大速度は21ノットに達する能力を持っているとのことです。</p>
<div class="m20-t"><img decoding="async" src="https://malu-sailing.com/wp-content/uploads/2020/06/SE2-6.jpg" class="aligncenter size-full wp-image-6174" alt="SEA EAGLE II" width="350" height="254"></div>
<h2><span id="toc4">大きさとパフォーマンスの矛盾を両立させる</span></h2>
<p>81メートル、パナマックス、セーリングスピード20ノット超を実現するためには従来型の造船法では実現は難しく、本来このサイズの船になると船体の剛性をもたせるための素材は鋼鉄製、マストはアルミと炭素繊維の複合素材、鋼鉄のラダーは6メートルの長さで3トンにもなってしまうなど、剛性を保つためには重たくならざるを得ませんが、&#8221;SEA EAGLE II&#8221; では、大型船では非常に難しいとされるハルのフルアルミ構造化、マストのカーボンコンポジット化、フルカーボン製のラダー、そしてレース艇などで採用される丸いビルジ形状など、軽量化とパフォーマンス、重量バランスを意識した設計により、全長81メートル、ビーム12メートルというサイズで総重量は1150G/T（排水量980トン）に抑えられています。</p>
<div class="m30-t"><img decoding="async" src="https://malu-sailing.com/wp-content/uploads/2020/06/SE2-1.jpg" class="aligncenter size-full wp-image-6153" alt="SEA EAGLE II" width="350" height="293"><img decoding="async" src="https://malu-sailing.com/wp-content/uploads/2020/06/SE2-4.png" class="aligncenter size-full wp-image-6170" alt="SEA EAGLE II ラダー" width="350" height="232"></div>
<p>アルミ構造のハルにすることによって、荷重が掛かることで僅かにデッキなどが曲がります。そうするとデッキ上部のコーチルーフやキャビンの窓ガラスになどに大きなストレスが集中してしまうことから、デッキ上の構造物の屋根を溶接することなく接着することで力を逃がすというフレキシブルジョイントという新たな技術が用いられています。</p>
<div class="m30-t"><img decoding="async" src="https://malu-sailing.com/wp-content/uploads/2020/06/SE2-5.jpg" class="aligncenter size-full wp-image-6167" alt="SEA EAGLE II" width="350" height="218"></div>
<h2><span id="toc5">最後に&#8230;&nbsp; &#8220;Sea Eagle II Specifications&#8221;</span></h2>
<p>Name: Sea Eagle II<br />
Shipyard: Royal Huisman<br />
Naval architect: Dykstra Naval Architects<br />
Interior design: Mark Whiteley Design<br />
Rigging: Rondal<br />
guests: 12<br />
crew: 13<br />
Length: 81.0m (265’9″)<br />
Beam: 12.0m (39’4″)<br />
Draught max: 6.0m (19’8″)<br />
Gross tonnage: 1150<br />
Full load displacement: 980<br />
Max. speed: 21.0 kn<br />
Sail area: 3500 ㎡<br />
Owner: <a href="https://en.wikipedia.org/wiki/Samuel_Yin">Samuel Yin</a></p>
]]></content:encoded>
					
					<wfw:commentRss>https://malu-sailing.com/archives/6152/feed</wfw:commentRss>
			<slash:comments>0</slash:comments>
		
		
			</item>
		<item>
		<title>木造で挑む世界最大スーパーセーリングヨット</title>
		<link>https://malu-sailing.com/archives/4234</link>
					<comments>https://malu-sailing.com/archives/4234#respond</comments>
		
		<dc:creator><![CDATA[malusailing]]></dc:creator>
		<pubDate>Wed, 13 May 2020 10:34:42 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[ヨットのいろいろな楽しみ方]]></category>
		<category><![CDATA[スーパーヨット]]></category>
		<category><![CDATA[セイリング]]></category>
		<category><![CDATA[セーリング]]></category>
		<category><![CDATA[セーリングクルーザー]]></category>
		<category><![CDATA[ヨット]]></category>
		<category><![CDATA[ヨットが好きな人とつながりたい]]></category>
		<category><![CDATA[ヨットのある暮らし]]></category>
		<category><![CDATA[ヨットの楽しみ方]]></category>
		<category><![CDATA[ヨットを楽しむ]]></category>
		<category><![CDATA[世界最大のセーリングヨット]]></category>
		<category><![CDATA[史上最大の木造船]]></category>
		<category><![CDATA[木造スーパーヨット]]></category>
		<guid isPermaLink="false">https://malu-sailing.com/?p=4234</guid>

					<description><![CDATA[スーパーセーリングヨットの建造は、2017年頃にピークを迎え、&#8221;Sailing Yacht A&#8221; や ”Maltese Falcon&#8221; などが次々とローンチされました。これらのスーパー [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p>スーパーセーリングヨットの建造は、2017年頃にピークを迎え、&#8221;Sailing Yacht A&#8221; や ”Maltese Falcon&#8221; などが次々とローンチされました。これらのスーパーセーリングヨット建造の背景には、化石燃料の使用による環境問題と、それに伴う船舶に対しての規制や罰則の強化により、新たな船舶の推進動力源の開発競争に対する投資活動が裏側に見え隠れするわけです。そこで注目されたのが再生可能エネルギーである風の利用、つまり大型商船に適用できる新たなセーリングリグとセーリングの専門知識や技術を要さずセイルコントロールができる自動化システムの開発でした。”Maltese Falcon&#8221; は、その課題に対して、1人のスキッパーで88m(256ft)のスーパーヨットが操船可能なセーリングシステム &#8220;Dyna-Rig&#8221; を実用化し、既に販売が開始されています。しかし、このような新たなセーリングシステム開発競争とは一線を画した別の視点での「グリーン」スーパーセーリングヨットとして建造が進んでいるヨットがあります。</p>
<p>それが「木造で挑む世界最大のスーパーセーリングヨット」&#8221;Dream Symphony&#8221; です。<br />
今回は、未だローンチされていないヨットではあるのですが、ご紹介しておきたいと思います。</p>

<div class="wc-shortcodes-row wc-shortcodes-item wc-shortcodes-clearfix">
<div class="wc-shortcodes-column wc-shortcodes-content wc-shortcodes-one-half wc-shortcodes-column-first "></div>
<div class="wc-shortcodes-column wc-shortcodes-content wc-shortcodes-one-half wc-shortcodes-column-last "></div>
</div>
<h2><span id="toc1">「グリーン」スーパーセーリングヨット &#8220;Dream Symphony&#8221;</span></h2>
<p>ドリームシンフォニー&#8221;Dream Symphony&#8221;の建造計画が決定したのは2011年のことで、当時世界最大と言われた&#8221;EOS&#8221;の93m(304.1ft)を上回る141m(463ft)で、世界最大となる予定でした。しかし、2015年に&#8221;Sailing yacht A&#8221; が143m(473ft)で先に進水したことで、その出ばなをくじかれたような形になってしまいました。<br />
しかし、ドリームシンフォニーには、純粋なセーリングスーパーヨットとして計画されており、更に船の造船過程での環境負荷を低減する対応策（グリーン認証）として、構造材を金属やFRPなどを使用するところを「木」で大型船を造るという、未だかつて誰も成し遂げたことがない史上最大の木造帆船プロジェクトになっています。</p>
<p><img decoding="async" class="aligncenter size-full wp-image-5416" src="https://malu-sailing.com/wp-content/uploads/2020/05/Dream-Symphony.jpg" alt="Dream Symphony" width="350" height="469" srcset="https://malu-sailing.com/wp-content/uploads/2020/05/Dream-Symphony.jpg 350w, https://malu-sailing.com/wp-content/uploads/2020/05/Dream-Symphony-299x400.jpg 299w" sizes="(max-width: 350px) 100vw, 350px" /></p>
<h2><span id="toc2">ヨットを造る前に造船所を建設する</span></h2>
<p>このプロジェクトは壮大です。未だかつて、こんな巨大な木造帆船を建造したことがないために、造船所の建屋をこのプロジェクトのために建設するところから、このプロジェクトは始まりました。</p>
<p><img decoding="async" class="aligncenter size-full wp-image-5419" src="https://malu-sailing.com/wp-content/uploads/2020/05/Dream-Ship-Victory.jpg" alt="Dream Ship Victory" width="300" height="209" /><br />
デザイナー兼起業家のヴァレリー・ステパネンコ&#8221;Valeriy Stepanenko&#8221;は、ラミネートウッドを主な材料とした、エキゾチックで美しい大型豪華帆船を建造することをコンセプトとした、ドリームシップビクトリー&#8221;Dream Ship Victory Limited&#8221;を設立し、スーパーヨット造船の場所としてトルコを選びました。トルコは伝統的なスタイルの帆船を建造してきた伝統のある地域で、この歴史的な造船地区にいる職人を利用するために、トルコのボズブルン&#8221;Bozburun&#8221;にドックヤード&#8221;Dockyard&#8221;と呼ばれる造船所を設立し、ここでスーパーヨットの建造を行うことになったわけです。</p>
<h2><span id="toc3">ドリームシンフォニーの仕様</span></h2>
<p>ドリームシンフォニーは、全長141メートル、全幅18m、ドラフト8m、マストトップまでの高さは70m、総トン数5220t、セイルエリアは5080㎡、4マスト・ステイスル・スクーナーです。<br />
最大速度は、機走で19.5ノット、セーリングでは27～30ノットを想定しているそうです。<br />
メインエンジンは、2機の電動モーターで、4台のディーゼルメインジェネレーター(5000kw)の他に、ハウス用のジェネレーターが2台(1000kw)、緊急用に更に1台(500kw)搭載されるとあります。</p>
<p><img decoding="async" class="aligncenter size-full wp-image-5422" src="https://malu-sailing.com/wp-content/uploads/2020/05/36b2c6e3c22e0be5f84d4f3c9ce138ca.jpg" alt="ドリームシンフォニー" width="350" height="279" /><br />
インテリアや各種装備などは、下の動画で見て頂けます。<br />
プールの床がせり上がりヘリパッドになるあたりのアイデアはなかなか面白そうです。</p>
<div class="al-c"><iframe loading="lazy" src="https://www.youtube.com/embed/Isbl0sT77Tg" width="400" height="225" frameborder="0" allowfullscreen="allowfullscreen"><span data-mce-type="bookmark" style="display: inline-block; width: 0px; overflow: hidden; line-height: 0;" class="mce_SELRES_start">﻿</span></iframe></div>
<div></div>
<h2><span id="toc4">バイオマス資源を利用した木造スーパーヨット</span></h2>
<p><img decoding="async" class="aligncenter size-full wp-image-5421" src="https://malu-sailing.com/wp-content/uploads/2020/05/1793a1af0950971784a4508ae15daeee.jpg" alt="構造" width="350" height="293" /><br />
木材はアフリカンマホガニー（イロコ）を使用したラミネートウッドですが、バイオマスの観点から材料用の森林を保有しており、単純に木材を伐採して材料として切り出し使用するだけでなく、伐採後の植樹から栽培を通して次世代につながる形になっているそうです。<br />
<img decoding="async" class="aligncenter size-full wp-image-5423" src="https://malu-sailing.com/wp-content/uploads/2020/05/41b79ddabf0b77efe6b113a0f22bb47d.jpg" alt="ラミネートウッド" width="350" height="234" /></p>
<div class="wc-shortcodes-row wc-shortcodes-item wc-shortcodes-clearfix">
<div class="wc-shortcodes-column wc-shortcodes-content wc-shortcodes-one-half wc-shortcodes-column-first "></div>
<div class="wc-shortcodes-column wc-shortcodes-content wc-shortcodes-one-half wc-shortcodes-column-last "></div>
</div>
<h2><span id="toc5">最後に&#8230; ローンチは2023～2024年の予定</span></h2>
<p>ドリームシンフォニーのローンチ予定は、当初2016年の予定でした。しかし、2020年現在でも、その姿を現していません。遅れの理由は、木造で史上最大という挑戦が意外に苦戦しているのではないかと考えられています。また、このプロジェクトの計画が始まってから、スーパーヨットの技術は大きく変化しています。現段階で紹介されているものは、計画確定段階でのものなだけでに10年近く経過しています。おそらく実際にローンチされる段階では、全長が&#8221;Sailing yacht A&#8221; よりも長くなり、名実共にセイルを持つヨットの中で世界最大にしてくる可能性は非常に大きいのではないかと思います。たった2メートルしか違わないのですから、バウスプリットを追加したり、後方のスイミングステージを延長するなどは容易にできそうだからです。</p>
<p><img decoding="async" class="aligncenter size-full wp-image-5424" src="https://malu-sailing.com/wp-content/uploads/2020/05/4e0d46586c9da9c12a04d68b76380546.jpg" alt="ドリームシンフォニー" width="350" height="232" /><br />
また、電気推進力と発電などのパワーマネジメント関係についても、太陽光発電の効率は飛躍的に向上し、燃料電池技術も確立しています。更に、セーリング中のプロペラによる回生発電など、20ノット以上で航行できる能力があるのですから、最新技術が投入され超大型でありながら化石燃料への依存度が極端に低減されるか、または全く依存しない形に計画が変更される可能性もあります。最近、この船の最新情報は聞こえてきませんが、どんな形で最終形が発表されるのか、とても楽しみですね。</p>
]]></content:encoded>
					
					<wfw:commentRss>https://malu-sailing.com/archives/4234/feed</wfw:commentRss>
			<slash:comments>0</slash:comments>
		
		
			</item>
		<item>
		<title>世界最大のメガセーリングヨット「ホワイトパール」</title>
		<link>https://malu-sailing.com/archives/2926</link>
					<comments>https://malu-sailing.com/archives/2926#respond</comments>
		
		<dc:creator><![CDATA[malusailing]]></dc:creator>
		<pubDate>Sun, 18 Aug 2019 14:23:37 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[ヨットのいろいろな楽しみ方]]></category>
		<category><![CDATA[S/Y A]]></category>
		<category><![CDATA[スーパーヨット]]></category>
		<category><![CDATA[セイリング]]></category>
		<category><![CDATA[セーリングクルーザー]]></category>
		<category><![CDATA[セーリングヨットA]]></category>
		<category><![CDATA[メガヨット]]></category>
		<category><![CDATA[モーターアシストセーリングヨット]]></category>
		<category><![CDATA[ヨット]]></category>
		<category><![CDATA[ヨットが好きな人とつながりたい]]></category>
		<category><![CDATA[ヨットのある暮らし]]></category>
		<category><![CDATA[ヨットの楽しみ方]]></category>
		<category><![CDATA[ヨットを楽しむ]]></category>
		<category><![CDATA[世界最大のセーリングヨット]]></category>
		<category><![CDATA[最新造船技術]]></category>
		<guid isPermaLink="false">https://malu-sailing.com/?p=2926</guid>

					<description><![CDATA[このブログを書き始めた時に、世界のスーパーセーリングヨットや更に巨大なメガセーリングヨットを日本の多くの方々にも知って頂きたと考えていたので、徐々に個別のヨットのことをご紹介しようと思っていました。その前哨戦として、昨年 [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p>このブログを書き始めた時に、世界のスーパーセーリングヨットや更に巨大なメガセーリングヨットを日本の多くの方々にも知って頂きたと考えていたので、徐々に個別のヨットのことをご紹介しようと思っていました。その前哨戦として、昨年の12月に「世界最大セーリングヨットランキング」という記事をリリースしました。そこでランキングトップにご紹介したのが、今回ご紹介する&#8221;S/Y A&#8221;（セーリングヨット A）です。このヨットは、帆をもつセーリングヨット（帆を動力源とするヨット）の大きさランキングでは第1位ですが、ヨット全体（帆を持たないヨットも含む）ランキングでは第9位の大きさになります。大きなヨットは現代の造船技術では超大型客船同様に幾らでも大きく造ることができ、そこに目新さを感じることはありません。しかし、帆を動力源とした「いわゆる帆船」を現代に超大型で造るという事は、単なる大富豪の道楽だけでは済まない技術的ハードルがあります。つまり、このような新たな帆船技術のアプローチはこれからの造船技術的に非常に大きな意義あるものです。それは、営利企業である造船会社や船舶設計家がアイデアは持っていてもなかなかそれを実現できる機会はありまん。&#8221;S/Y A&#8221;は、その機会を与えるとともに、それ自体が新たな帆船技術開発のチャレンジの場であったと言えます。</p>
<p><img decoding="async" src="https://malu-sailing.com/wp-content/uploads/2019/08/SY_A.jpg" class="aligncenter size-full wp-image-2932" alt="セーリングヨットA" width="300" height="300" srcset="https://malu-sailing.com/wp-content/uploads/2019/08/SY_A.jpg 300w, https://malu-sailing.com/wp-content/uploads/2019/08/SY_A-150x150.jpg 150w, https://malu-sailing.com/wp-content/uploads/2019/08/SY_A-200x200.jpg 200w, https://malu-sailing.com/wp-content/uploads/2019/08/SY_A-100x100.jpg 100w" sizes="(max-width: 300px) 100vw, 300px" /></p>
<p>そこで今回、世界最大のセーリングヨット『A』、別名 ホワイトパール &#8220;WHITE PARL&#8221; について、ちょっと深堀りしてみたいと思います。</p>

<div class="wc-shortcodes-row wc-shortcodes-item wc-shortcodes-clearfix">
<div class="wc-shortcodes-column wc-shortcodes-content wc-shortcodes-one-half wc-shortcodes-column-first "></div>
<div class="wc-shortcodes-column wc-shortcodes-content wc-shortcodes-one-half wc-shortcodes-column-last "></div>
</div>
<h2><span id="toc1">S/Y A の最新技術</span></h2>
<p>タイトルの&#8221;S/Y A&#8221;は、このヨットのスターンに書かれている船名です。S/Yは勿論、セーリングヨット（Sailing Yacht)を意味します。この現代の巨大帆船は、フランス人の Frenchman Philippe Starck の設計でドイツにある Nobiskrug という造船所で3年の歳月を掛けて建造されました。帆船として世界一というだけでなく技術面でも最高の技術が集約されたメガセーリングヨットです。全長142.81メートル、全幅24.88メートル、総重量は12,700トンで固定キールは吃水線より8メートル下にも達します。総セイル面積3747㎡で東京ドームのグランドの約1/4もの広さにあたります。8層のデッキにゲストルームが8室、6層目のデッキにはヘリコプターを収容することもでき、内部にはダンスルームなどもあり内装の多くは鏡面貼りだと言われています。総乗組員数は20人のゲストを含めた54人、デッキは総チーク貼りで3つのスイミングプールと水中のキールエンドの部分には水中を眺めることができる展望室があります。各種の操船やコントロールは全てタッチパネル式のハイテク制御システムになっており、セイルの上げ下げやアンカーの操作など全てを黒いガラス式のタッチパネルで操作可能としています。内部は赤道地域の高温から極地の零下の極寒までにストレスない船内環境を提供するエアーコンディショニングシステムなど並外れた快適さを提供する革新的な技術が導入されています。このメガヨットの建造費用は各種の最新技術の開発コストを含めておよそ500億円を超えるとも言われ、このコストの多くは一般船舶向けに各種の技術特許をライセンスすることで回収される目論見であるそうです。</p>
<h4><span id="toc2">世界最大のカーボンコンポジット製マスト</span></h4>
<p>このヨットで用いられた最新技術の中でも最も困難を極めたのが「自立型のカーボンコンポジット素材で造られた91ｍの高さのマスト」です。<br />
この高さは神戸港にあるポートタワーの高さ（避雷針を除く）とほぼ同じで、世界中の帆船の高さで最も高く、当然のことながら製造コストも世界最高です。そんなマストをスタンディングリギン無しに自立式にするということだけでも難題ですが、要求される条件は自立型で90ノットの風速にも耐えることができるという超難題です。<br />
このチャレンジにはオランダの Dykstra Naval Architects が設計を担当し、イギリスのMagma Structuresが製造を担当しました。カーボンコンポジット素材でこのサイズのマストを製造できるのは世界でこの会社だけで、要求強度は40Mn(40メガニュートン)、それに対して重さは1本あたり15トン程度というものです。この要求値はジャンボジェット機の翼が飛行時に掛かる負荷の2倍にも上り、長さは90メートルを超えるにも関わらず観光バス1台分程度の重さで造らなくてはなりませんでした。この難題をクリアするためには新たな製造技術の開発が必要でした。因みにジャンボジェット機の片側の翼の長さはおよそ32メートルですから、3倍近いサイズのものを継ぎ目なく、更に写真で見てわかるように少し湾曲した形で一体成型しなくてはならなかったわけですから、前代未聞のチャレンジだったと言えます。<br />
<img decoding="async" src="https://malu-sailing.com/wp-content/uploads/2019/08/SYA.jpg" class="aligncenter size-full wp-image-2955" alt="セーリングヨットA" width="400" height="355"></p>
<h4><span id="toc3">このチャレンジの背景</span></h4>
<p>業務用船舶（客船や貨物船）の世界では、地球温暖化対策として重油の使用が地域的に禁止になったり、燃料の使用量に応じて税金（環境税）を課すなどの形で、船舶のエミッション規制（温室効果ガスの排出規制）が世界的に強化され始めています。その対応策としてエンジンの改良や排出ガスの改善などの技術開発が行われてきましたが、燃料自体に規制が入るようになった近年、燃料が不要な風の力を補助動力とした航海が再び注目され始めているのです。そのような背景から&#8221;S/Y A&#8221;は、それに対する造船技術の開発を目的にこのヨットを造ることで試作したとも言えるのです。その中でも軽量で強靭かつ超大型マストの開発は大型船には必須となることから、巨額の開発費を投じてこのようなマストと共にセイル制御システムを開発したわけです。</p>
<h4><span id="toc4">その他の新技術</span></h4>
<p>&#8220;S/Y A&#8221;のハル（船体）はスチール製ですが、軽量化のためにデッキ上の構造物などはカーボンファイバーを組み込んだ素材が用いられ、デッキ上はオールチークデッキとなっています。</p>
<p><img decoding="async" src="https://malu-sailing.com/wp-content/uploads/2019/08/deck.jpg" class="aligncenter size-full wp-image-2950" alt="オールチークのデッキ" width="400" height="252"><br />
更に、&#8221;S/Y A&#8221;はモーターアシスト・セーリングヨットという新しいカテゴリーのヨットと定義されていますが、この「モーターアシスト」とは、電気を使って電気モーターを駆動させスクリューを回す電動モーターを推進動力源として持っています。電気は船内の生活設備や船の制御でも常に必要となることから、従来の発電機は電気の使用量に関わらず一定量の発電を行っているため、燃料も電気も無駄になっていました。&#8221;S/Y A&#8221;の発電システムは必要量のみを発電する最新式の可変発電システムを採用し、更に蓄電も行っています。これにより、燃料を使うのは発電機のみで、推進力としてのエンジンは搭載しておらず、電気モータを使用することで低エミッション化を実現しています。<br />
風の力と電動モーターによる可変ピッチプロペラを自動制御することで、最大船速は21ノット、巡航で16ノットを実現しています。</p>
<div class="wc-shortcodes-row wc-shortcodes-item wc-shortcodes-clearfix">
<div class="wc-shortcodes-column wc-shortcodes-content wc-shortcodes-one-half wc-shortcodes-column-first "></div>
<div class="wc-shortcodes-column wc-shortcodes-content wc-shortcodes-one-half wc-shortcodes-column-last "></div>
</div>
<h2><span id="toc5">遊び心を忘れないヨット造り</span></h2>
<p>&#8220;S/Y A&#8221;は最新造船技術による試作と技術開発のフィールドテストを兼ねているとも言えますが、やはりそこはヨットですから遊び心も忘れてはいません。3つのスイミングプールや格納式のサンデッキはヨットの向きに関わらず楽しめるように両舷に準備されています。更に、スターンのスイミングデッキやヘリパッド（ヘリコプターの発着台）、ダンスホール、そして船底のキール最後尾に設けられた水中展望室など、やはり贅を尽くしたものになっています。</p>
<h4><span id="toc6">重さ2トンの極厚水中ガラス</span></h4>
<p>船底のキール最後尾に設けられた水中展望室は、水深8メートルの位置にありますが、この部屋から水中をみるために3つの大きなガラス窓が取り付けられています。</p>
<p><img decoding="async" src="https://malu-sailing.com/wp-content/uploads/2019/08/glass.jpg" class="aligncenter size-full wp-image-2941" alt="船底のガラス窓" width="300" height="167"><br />
この楕円形のガラス窓を船底に取り付けるためには、ロイド船級協会の定める安全基準である「作動中の10倍の圧力に耐える」要件をクリアするために、鋼鉄製のタンクにこのガラス窓を取り付け、ドイツの南側の国境近くのBodensee にある水深が120メートルある穴にこれを沈め耐圧検査を実施したというエピソードがあります。<br />
このガラスの厚みは30センチ近くもあり、重さは2トンもあるそうです。</p>
<h4><span id="toc7">このヨット専用にデザインされたテンダーボートたち</span></h4>
<p>このヨットには開閉式のガレージの中にこのヨット専用にデザインされた4艘のテンダーボートが収められています。<br />
<img decoding="async" src="https://malu-sailing.com/wp-content/uploads/2019/08/SYAtender.jpg" class="aligncenter size-full wp-image-2945" alt="" width="300" height="301" srcset="https://malu-sailing.com/wp-content/uploads/2019/08/SYAtender.jpg 300w, https://malu-sailing.com/wp-content/uploads/2019/08/SYAtender-150x150.jpg 150w, https://malu-sailing.com/wp-content/uploads/2019/08/SYAtender-200x200.jpg 200w, https://malu-sailing.com/wp-content/uploads/2019/08/SYAtender-100x100.jpg 100w" sizes="(max-width: 300px) 100vw, 300px" /><br />
<span style="font-size: x-small">※</span><span style="font-size: x-small">以下の船名部分に写真リンクを張っていますので、ご覧ください。</span><br />
<a rel="noopener" href="https://www.superyachttimes.com/uploads/store/photo/38016/image/large-72a9fa677b7180eaedf3188841026545.jpg" target="_blank">SYA 1.</a> このテンダーボートは、テンダーと言うには勿体ないパワーボートです。オーナー夫妻専用の10.7メートルのハイスピードボートで1930年代のボートをイメージしたデザインのカーボンファイバーボディーにヤンマーのエンジンを2基搭載し、トップスピードは平水で53ノットです。<br />
<a rel="noopener" href="https://www.superyachttimes.com/uploads/store/photo/38022/image/large-07b135ebfa8c3ba41c044f41bf2073ed.jpg" target="_blank">SYA 2.</a> こちらのテンダーボートも10.7メートルのエンクローズド・リムジンテンダーで、クルーの操船だけ外部で行うデザインになっています。荒れた海でもオーナーやゲストが濡れることなく移動が可能なスタイルのテンダーです。密閉型のキャビンなので、できるだけ船のローリングを抑えるジャイロスタビライザーが装着されています。<br />
<a rel="noopener" href="https://www.superyachttimes.com/uploads/store/photo/38013/image/large-11fa689aab74d2ecab24dfe99c5da517.jpg" target="_blank">SYA 3.</a> このグラステンダーはSYA 2.の天井が昇降式になったような形になっており、ゲストが周囲を見ながら航行できるようになっています。<br />
<a rel="noopener" href="https://www.superyachttimes.com/uploads/store/photo/38014/image/large-97d2af693fa8d2b4f230768a4f4f170a.jpg" target="_blank">SYA 4.</a> このテンダーは11.7メートル、9.5トンのフルアルミハルのマルチハルテンダーで、ヨットクルーの移動や貨物の輸送など、ピックアップトラックのような使い方のできるテンダーです。マルチハルなので、船首側が油圧式ゲートで昇降し、ウォータージェット駆動で浅場や砂浜などにビーチングできるようになっています。チークデッキにはタイダウンユニットが付いており、様々な形の荷物を固定し安全に運べるようになっています。</p>
<h2><span id="toc8">最後に&#8230;</span></h2>
<p>&#8220;S/Y A&#8221;はあくまでも個人のヨットなので情報が公開されていない部分も多く、情報も限られています。しかし、このセーリングヨットの出現はヨット界のみならず造船業界でも大きな話題となりました。最後の部分でご紹介したテンダーボートもフルクローズ型のテンダーが準備されているのは、造船業界関係者との商談等でマスコミの目を避ける目的もあるのではないかと感じます。<br />
しかし、このヨットに招待された人々は非常に幸運だと思います。商談とはいえ、この贅を尽くしたヨットで数日をすごせるのですから&#8230;。このヨットのオーナーはロシア9番目の大富豪だそうですが、船籍はイギリスに置いているようで主に地中海方面にいるようです。中に入れなくても、本物のスタイリッシュな姿を後学のために一度は見てみたいものです。</p>
]]></content:encoded>
					
					<wfw:commentRss>https://malu-sailing.com/archives/2926/feed</wfw:commentRss>
			<slash:comments>0</slash:comments>
		
		
			</item>
	</channel>
</rss>
