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	<title>セールドライブ | ヨットを楽しむ ～MALU SAILING～</title>
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	<description>ヨットを楽しむための情報ブログ</description>
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		<title>ヨットの電蝕について考える</title>
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		<dc:creator><![CDATA[malusailing]]></dc:creator>
		<pubDate>Thu, 05 Jan 2023 08:14:00 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[ヨット雑記]]></category>
		<category><![CDATA[アノード]]></category>
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					<description><![CDATA[ヨットに乗り始めると、これまでの日常生活では考えたことが無かったような事を気にし始めなければならないのですが、それでなくてもわからないことだらけのヨットの世界で、ある日突然、登場するわけのわからない代表的な単語の１つが「 [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[
<p class="wp-block-paragraph">ヨットに乗り始めると、これまでの日常生活では考えたことが無かったような事を気にし始めなければならないのですが、それでなくてもわからないことだらけのヨットの世界で、ある日突然、登場するわけのわからない代表的な単語の１つが「電蝕」です。</p>



<p class="wp-block-paragraph">普通の人が電蝕と聞いて直ぐにそれがどういう事なのかわかる人は少ないと思います。僕の場合は音だけで「でんしょく」と聞くと仕事柄「電飾」（イルミネーションや光る看板）の方を思い浮かべてしまいます。しかし、ヨット乗り（セーリングクルーザーに乗る）なら、こちらの「電蝕」の意味をきちんと理解しておいて損はありません。</p>



<p class="wp-block-paragraph">そこで今回は、ヨットの「電蝕」についてお話してみたいと思います。</p>



<p class="wp-block-paragraph"></p>



<p class="wp-block-paragraph"></p>



<h2 class="wp-block-heading"><span id="toc1">電蝕とは</span></h2>



<p class="wp-block-paragraph">『電気化学的腐蝕』を略して電蝕と言い、読んで字の如く電気化学的に腐食する事を指します。しかし、腐蝕と表現してはいますが、実際には腐っているわけではなく個体である金属が電気化学的に水に溶け出して個体が減っていく有様を指しています。電蝕は異なる金属が水により接触すると必ず起きる化学反応で、どんな金属でも大なり小なりは起きています。</p>



<h2 class="wp-block-heading"><span id="toc2">電蝕のメカニズム</span></h2>



<p class="wp-block-paragraph">種類の異なる金属が電解質溶液（水や海水等）を介して接した時に、イオン化傾向が大きな金属から小さな金属に電子が移動し、電荷を持つ金属原子がイオンとして電解質溶液に溶け出し、固体である金属が減っていく事を指します。この時に２つの金属の間には電気が流れます。これは電池の基本原理です。</p>



<p class="wp-block-paragraph">Li&gt;K&gt;Ca&gt;Na&gt;Mg&gt;Al&gt;Zn&gt;Fe&gt;Ni&gt;Sn&gt;Pb&gt;(H)&gt;Cu&gt;Hg&gt;Ag&gt;Pt&gt;Au</p>



<figure class="wp-block-image size-large"><img fetchpriority="high" decoding="async" width="1024" height="330" src="https://malu-sailing.com/wp-content/uploads/2023/01/img_4076-1024x330.jpg" alt="" class="wp-image-7385" srcset="https://malu-sailing.com/wp-content/uploads/2023/01/img_4076-1024x330.jpg 1024w, https://malu-sailing.com/wp-content/uploads/2023/01/img_4076-400x129.jpg 400w, https://malu-sailing.com/wp-content/uploads/2023/01/img_4076-768x247.jpg 768w, https://malu-sailing.com/wp-content/uploads/2023/01/img_4076.jpg 1124w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /></figure>



<p class="wp-block-paragraph">『イオン化傾向』とは、溶液中で金属が金属結合から金属イオンとして抽出しやすい順に並べたものです。イオン化傾向の大きい方が陽極（＋極）、小さい方が負極（－極）になり、電流が流れてイオン化傾向の大きい方の陽極（＋極）が消耗してゆきます。この電気的に消耗して減っていく事を「電蝕する」というわけです。</p>



<h2 class="wp-block-heading"><span id="toc3">電蝕が起きる事例</span></h2>



<p class="wp-block-paragraph">ヨットでよく使用されるステンレス材は、主成分の鉄（Fe）にクロム（Cr）やニッケル（Ni）を混ぜて作られる「合金」ですが、ステンレスに亜鉛めっき処理されているネジを使用した場合、ステンレスと亜鉛の電位差は、亜鉛（陽極、低電位側）＞ステンレス（陰極、高電位側）となり、これに海水などがかかると亜鉛原子がイオンとして海水に溶け出し、亜鉛めっき処理されたネジの消耗が早まります。早まると書いているのは、海水がかからず乾燥した状態でも異なる金属が接触しているので消耗は少しずつ起きているのですが、海水に浸ることで海水に亜鉛が溶け出す事で消耗が早まってしまうわけです。このような場合、ネジもステンレスの物を使用することで電蝕を防ぐ事ができます。</p>



<p class="wp-block-paragraph">ステンレス製ネジは亜鉛メッキ物のネジに比べ値段が高いのですが、ヨットで海水がかかる可能性のある場所ではステンレス材のものにはステンレス製ネジを使う必要があるという事です。</p>



<h2 class="wp-block-heading"><span id="toc4">船底塗料選びにも注意が必要</span></h2>



<p class="wp-block-paragraph">2種類以上の金属を組み合わせて使用する場合、イオン化傾向の差が大きな素材の組み合わせ（アルミと銅など）使用を避けることでも電蝕を抑えることができるのですが、このイオン化傾向の差が大きな組み合わせを間違ってやってしまう可能性がヨットにはあります。それが、アルミ合金製のドライブに銅が混ぜられている船底防汚塗料を塗ってしまうということです。これではアルミ合金のドライブボディーに電蝕が起き始めててしまい、ドライブのボディーがどんどん消耗して、やがてボロボロになってしまいます。</p>



<figure class="wp-block-image aligncenter size-large"><img decoding="async" width="300" height="300" src="https://malu-sailing.com/wp-content/uploads/2023/01/img_4080-1.jpg" alt="" class="wp-image-7400" srcset="https://malu-sailing.com/wp-content/uploads/2023/01/img_4080-1.jpg 300w, https://malu-sailing.com/wp-content/uploads/2023/01/img_4080-1-150x150.jpg 150w, https://malu-sailing.com/wp-content/uploads/2023/01/img_4080-1-200x200.jpg 200w, https://malu-sailing.com/wp-content/uploads/2023/01/img_4080-1-100x100.jpg 100w" sizes="(max-width: 300px) 100vw, 300px" /><figcaption class="wp-element-caption">船底防汚塗装の間違いによる電蝕</figcaption></figure>



<figure class="wp-block-image aligncenter size-large"><img decoding="async" width="300" height="300" src="https://malu-sailing.com/wp-content/uploads/2023/01/img_4077.jpg" alt="" class="wp-image-7394" srcset="https://malu-sailing.com/wp-content/uploads/2023/01/img_4077.jpg 300w, https://malu-sailing.com/wp-content/uploads/2023/01/img_4077-150x150.jpg 150w, https://malu-sailing.com/wp-content/uploads/2023/01/img_4077-200x200.jpg 200w, https://malu-sailing.com/wp-content/uploads/2023/01/img_4077-100x100.jpg 100w" sizes="(max-width: 300px) 100vw, 300px" /><figcaption class="wp-element-caption">電蝕により消耗してしまったセイルドライブ</figcaption></figure>



<p class="wp-block-paragraph">そもそも、ドライブのボディーとプロペラやドライブシャフトなどは異なる金属が組み合わされているため、電蝕を防ぐために防蝕亜鉛（アノード）が取り付けられているのですが、亜鉛よりイオン化傾向の差が大きくなる銅が来てしまうと、アルミ合金のボディーの方が先に消耗が始まってしまうわけです。ヨットの場合、セイルドライブのボディーは銅タイプの防汚塗料は絶対に塗らない事です。防汚塗料にはアルミハル用の亜鉛タイプの物もありますが、出来れば金属が混ざっていないタイプの防汚塗料を使う事が最もベストです。また、防蝕亜鉛まで船底防汚塗料で塗ってしまっている船をたまに見ますが、これでは防蝕亜鉛の効果である自分が消耗して他の金属の電蝕を防ぐ効果が無くなってしまうので、防蝕亜鉛は素のまま水中にあるようにします。</p>



<p class="wp-block-paragraph">船底防汚塗料については、以前の投稿で説明しています。</p>



<figure class="wp-block-embed is-type-wp-embed is-provider-ヨットを楽しむ-～malu-sailing～ wp-block-embed-ヨットを楽しむ-～malu-sailing～"><div class="wp-block-embed__wrapper">

<a href="https://malu-sailing.com/archives/7323" title="ヨットの船底塗料の基礎知識" class="blogcard-wrap internal-blogcard-wrap a-wrap cf"><div class="blogcard internal-blogcard ib-left cf"><div class="blogcard-label internal-blogcard-label"><span class="fa"></span></div><figure class="blogcard-thumbnail internal-blogcard-thumbnail"><img decoding="async" width="180" height="180" src="https://malu-sailing.com/wp-content/uploads/2022/12/IMG_4043-200.jpg" class="blogcard-thumb-image internal-blogcard-thumb-image wp-post-image" alt="" srcset="https://malu-sailing.com/wp-content/uploads/2022/12/IMG_4043-200.jpg 200w, https://malu-sailing.com/wp-content/uploads/2022/12/IMG_4043-200-150x150.jpg 150w, https://malu-sailing.com/wp-content/uploads/2022/12/IMG_4043-200-100x100.jpg 100w" sizes="(max-width: 180px) 100vw, 180px" /></figure><div class="blogcard-content internal-blogcard-content"><div class="blogcard-title internal-blogcard-title">ヨットの船底塗料の基礎知識</div><div class="blogcard-snippet internal-blogcard-snippet">MALU号を岡山県から回航してきたのが2017年6月のこと。早いもので、この年末でMALU号とも5年半のつきあいになりました。最初に上架して船底整備をしたのは回航翌年の２月中旬です。実はこの船を購入するときに船底を実際には見ておらず、前オー...</div></div><div class="blogcard-footer internal-blogcard-footer cf"><div class="blogcard-site internal-blogcard-site"><div class="blogcard-favicon internal-blogcard-favicon"><img decoding="async" src="https://www.google.com/s2/favicons?domain=https://malu-sailing.com" alt="" class="blogcard-favicon-image internal-blogcard-favicon-image" width="16" height="16" /></div><div class="blogcard-domain internal-blogcard-domain">malu-sailing.com</div></div><div class="blogcard-date internal-blogcard-date"><div class="blogcard-post-date internal-blogcard-post-date">2022.12.30</div></div></div></div></a>
</div></figure>



<h2 class="wp-block-heading"><span id="toc5">最後に… 金属の消耗は目に見えず起きている</span></h2>



<p class="wp-block-paragraph">金属はご存知のとおり、空気中の酸素に反応して酸化するという反応である錆びるという腐蝕もあります。ヨットに乗っていて気になるのが、ステンレス製の手摺などから錆が出てきたりしますが、錆は目に見えるのである程度は何か起きる前に対策ができます。しかし、予測がつかずにある日突然、留め具のネジが抜けていたりすることがあります。これらの殆どは、実は電蝕です。異なる金属でなくても海水中に含まれる金属類によって目には見えない消耗がヨット上では常に起きています。特にネジ類は、摩擦と金属の伸び縮みにより固く結束されるのですが、海水が頻繁にかかるヨット上ではねじ山と溝の間に海水が入り込み、目に見えない電蝕による消耗が意外な速さで起きています。そして、ある日突然、電蝕による消耗でネジ山や溝の痩せが起きて摩擦が減ってしまう。更に振動によりネジが回転し抜け落ちてしまうのです。</p>



<p class="wp-block-paragraph">電蝕により痩せて緩んでしまった物は、取り替えるしかありません。シャックルのネジが抜け落ちてしまう時には、シャクル本体側のネジ穴も電蝕により広がっていますから、ネジだけ手に入ってもきちんと元通りの摩擦量で固く締めることができない状態ですので、全体を新しいものに交換する事が最も安全だという事になります。</p>



<p class="wp-block-paragraph">なかなか電蝕の事なんて考える事が無いのですが、ヨット上の金属部分は、多かれ少なかれ電蝕は進行しているという事を頭の片隅に置いておく必要があるようです。</p>



<p class="wp-block-paragraph"></p>
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		<title>自分のヨットを持ったら感じるようになる『10の憂鬱』</title>
		<link>https://malu-sailing.com/archives/2356</link>
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		<dc:creator><![CDATA[malusailing]]></dc:creator>
		<pubDate>Thu, 04 Jul 2019 14:51:13 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[ヨットを所有する]]></category>
		<category><![CDATA[エンジン]]></category>
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					<description><![CDATA[僕たち夫婦がヨット「MALU号」を手に入れて丸2年が過ぎました。たった3年程度のヨット修行（実のところは修行といえるようなことはそんなにしてないけれど&#8230;）では、簡単なルールやメンテナンス、操船の方法がわかった [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p>僕たち夫婦がヨット「MALU号」を手に入れて丸2年が過ぎました。たった3年程度のヨット修行（実のところは修行といえるようなことはそんなにしてないけれど&#8230;）では、簡単なルールやメンテナンス、操船の方法がわかったくらいです。つまり、船を買う前のお試し期間を知り合いのオーナーのヨットで経験させて頂いたということでしかありません。実際に自分の船をもつと、それまで修業期間には感じたことのない、いろいろな悩み事や心配事が出てきます。メカにとても詳しい方や業界にいらっしゃった言わばプロレベルの知識や経験をお持ちの方なら、そんな悩みは感じることが無いかもしれませんが、一般人の素人が船（ヨット）を持つということ自体が未知の領域への挑戦でもあります。それは僕たち夫婦にとっても全くそのとおり、とにかくこの2年の間にいろいろなことがありました。特に最初の1年目は何をするにも初めて尽くし、正に「大変だった」と言うのが正直な感想でもあります。</p>
<p>このブログでは、あまりネガティブなことは書きたくないと言うのが僕の基本的な考え方なのですが、日本で唯一のヨット専門誌であるKAZI 4月号の記事に<span class="black b">「オーナーになる人にあるのは、お金じゃなくて情熱です」</span>と言う見出しに、僕も「そうなんだよね&#8230;」って共感。新たなことに挑戦をするという事は、お金も掛かるし、いろんな障害もあるけれど、どれだけやりたいって気持ちや情熱があるかだと思うのです。つまり、いろんなことが起きるけど、<span class="black b">腹を括ってそれらを克服してゆくこともヨットライフの楽しみと捉えて頂きたい</span>と思うのです。</p>
<p>そこで、これからヨットを持とうとする方にとっては、予めこんな憂鬱なことがあるよってことを知っておいて頂くのも悪くないかなって事で、僕の中での「憂鬱10選」を今回はご紹介したいと思います。</p>
<p></p>
<p></p>
<h2><span id="toc1">メカニカルな憂鬱</span></h2>
<p>船のトラブルは、オーナーにとって最も憂鬱なことです。船に関する知識は乏しいし、プロに頼んだら決して安くはない費用が掛かってしまいそうで、とにかく憂鬱な毎日を過ごすことになります。</p>
<h3><span id="toc2">1. 船内の水漏れ、ビルジの憂鬱</span></h3>
<p>水漏れはあってはいけないもの、あると気になって仕方がないものではNo.1に数えられるものです。<br />
我がMALU号も水漏れにはとにかく悩みました。床板を外してみると水漏れによる湿気でカビだらけ&#8230;。ビルジは汲み出しても汲み出しても、出港する度に毎回汲み出しをすること1年半、とにかく憂鬱でした。<br />
水漏れの原因も様々で、やってもやっても次々と問題が出てくる始末。ここでは詳しくは書きませんが、あった事象だけを列挙すると、エンジン冷却用の海水ポンプからの漏れ（ポンプごと交換）、バウバースのステンレス清水タンクからの漏れ（解体撤去）、サイドハッチからの漏れ（コーキング）、トップライトハッチからの漏れ（コーキング）、サイドウインドウからの漏れ（コーキング）。<br />
2年後の現在、水漏れとの対決に勝利しました！（ホント、勝ったって気分です。）船内は完全ドライ。とにかく排水しまくったし、吸水剤やペーパウエス、水取りぞうさん（押し入れ乾燥剤）もかなり使いました。汲み出しだけはとにかく上手くなりました。しかし、現在では、どんなに荒れた海でセーリングした後でも、どんなにヒールさせても、台風や大雨の後でも、床板を開けてチェックしても船底には水は一切見られなくなりました。</p>
<h3><span id="toc3">2. エンジン排気から煙が出ている憂鬱</span></h3>
<p>これはめったに起こることではないかもしれません。しかし一度起き始めると毎回のセーリングが憂鬱になります。何故なら、出入港時に必ずエンジンを使うからです。エンジンは補助動力ではありますが、エンジンが壊れてしまっては大変なことになります。つまり、解決しないと憂鬱でたまらないのです。MALU号の場合には解決までに1年半以上の時間を要してしまいました。マリーナのメカニックやメーカーなど、誰に相談しても、その理由が判らない、小型船舶用ディーゼルエンジンについて学習するしかないと思ったくらいです。そして、ネットで検索し続ける日々&#8230;とにかく憂鬱でした。<br />
しかし、とある情報で解決の日の目を見ることとなったのです。MALU号と同じVOLVOエンジン搭載のミラベルを整備したことがあるメカニックの一言で問題解決することとなったのです。<br />
それまでの間に、我がMALU号のエンジンは、燃料系、冷却系のフルオーバーホールを行い、燃料ポンプも交換、エンジンのヘッドも開けてシリンダーブロックも分解チェックするという事までやってしまいましたが、問題解決には至らなかったのです。まあ、その代わりにエンジンの悪かった部分を見つけることもできたので、それはそれで良かったと前向きに考えるしかありません&#8230;。<br />
ココでの教訓は、ヨットの世界では自動車のようにトラブルに対する情報共有が全くされていない&#8230;ということです。</p>
<h3><span id="toc4">3. 船が発する異音の憂鬱</span></h3>
<p>ヨットはセイル（帆）を上げている時と下ろしている時で様子がかなり異なります。セイルを上げているときには、風を受けているときには船の上には大きな力が掛かっています。ヒールして帆走しているときには、水中のラダーやキールにも大きな水圧が掛かっています。つまり、ヨットには大きな力が掛かっているわけです。そうすると、様々なところから異音が出てきます。僕は特に音に敏感で、コンビニビニール袋を手に提げて歩いている時のシャカシャカ音も嫌いな程です。ヨットの経験が浅いこともあって、過剰に心配しているだけなのかもしれませんが、異常な程の異音は憂鬱です。<br />
一例としては、ジブシート用のウインチは、かなり大きなサイズのものがMALU号には付いてます。今は、新しいものに交換しましたが、交換する前の物は、とにかく重たくてゴツイのに、風をはらんだ状態で巻き上げを行うと、何だかギアが外れてしまいそうな音がするのです。これは交換するまで憂鬱でした。古いウインチだったので、メンテナンスパーツも手に入らないし&#8230;。<br />
ラットも回すと鳴くような音がするのが、ものすごく気になりました。鳴っている場所は特定し、グリスアップもし直して、鳴きは止まりしました。とにかく異音が出始めたらメンテナンスのサインだと思うしかありません。</p>
<h3><span id="toc5">4. 変な振動が起きる憂鬱</span></h3>
<p>振動は困ったものです。セーリング中に振動が出るものは殆どありませんが、エンジンを掛けている時には、エンジン自体が振動しているものなので、これは致し方ないかもしれません。しかし、スロットルを倒し、エンジンの回転を上げて行く段階で大きな振動が出るのはエンジンのせいではなく、他に原因があります。特にプロペラに何かヒットしてシャフトやプロペラに歪みがでると、回転数を上げると振動が出てしまいます。これをそのままにしておくと、更に不具合が様々な場所に飛び火します。これはとても憂鬱です。<br />
MALU号でも、何故かエンジンを掛けて走り始めると、いつもよりも音が何となく大きなったような&#8230;と思っていたら、年に一度の上架メンテナンスで「プロペラに何かヒットしたみたいですね。プロペラ歪んでますし、センターがズレてます&#8230;。」一発ヒットでアウトです。あーぁ&#8230;憂鬱。</p>
<p><img decoding="async" src="https://malu-sailing.com/wp-content/uploads/2019/07/jyouka.jpg" class="aligncenter size-full wp-image-2375" alt="" width="303" height="300" srcset="https://malu-sailing.com/wp-content/uploads/2019/07/jyouka.jpg 303w, https://malu-sailing.com/wp-content/uploads/2019/07/jyouka-150x150.jpg 150w, https://malu-sailing.com/wp-content/uploads/2019/07/jyouka-100x100.jpg 100w" sizes="(max-width: 303px) 100vw, 303px" /></p>
<h3><span id="toc6">5. バッテリー上がりの恐怖に対する憂鬱</span></h3>
<p>バッテリーの残充電量はボルト表示のメーターで現在の電圧が表示されることで判断します。これ、ハッキリ言って、物凄くストレス感じます。電気が無くなっちゃったらエンジン掛からなくなる&#8230;という恐怖との戦いです。<br />
バッテリーが複数あるヨットは、必ずエンジン始動専用に1本、その他の電気器具用に1本～数本を割り当てていますから、エンジンを何度もかけ直すようなことが無ければ、バッテリー上がりの心配は実はありませんが、古い艇の場合には電気器具類がとにかく電気を食います。なので、MALU号ではとにかく消費量を減らす努力をしました。船内外の照明器具は全てLED化しました。灯火類もLED認証品に取り換え、更にバッテリーでの電気消費をできるだけ少なくするようにしています。<br />
今どきのヨットには、最低でもバッテリーは3本以上は詰まれていますが、MALU号はエンジン用とハウス用で各1本の2本です。ハウス用の物は、エンジン始動用の物より容量の大きなものを積んでいます。<br />
本気で外洋をクルージングするわけではないし、ロングのクルージングも今のところは予定が無いので、もしバッテリー容量が更に必要なことになったら、ポータブルバッテリーの大容量の物を別途積もうかと考えています。</p>
<h3><span id="toc7">6. オズモシスというFRP船ならではの憂鬱</span></h3>
<p>最近の殆どのヨットは船体がFRPで出来ています<b style="caret-color: rgb(189, 193, 198); color: rgb(189, 193, 198); font-family: Roboto," helvetica neue arial sans-serif font-size: font-style: normal font-variant-caps: letter-spacing: orphans: auto text-align: start text-indent: text-transform: none white-space: widows: word-spacing: rgba text-decoration:>。FRP</b><span style="caret-color: rgb(189, 193, 198); color: rgb(189, 193, 198); font-family: Roboto," helvetica neue arial sans-serif font-size: font-style: normal font-variant-caps: font-weight: letter-spacing: orphans: auto text-align: start text-indent: text-transform: none white-space: widows: word-spacing: rgba background-color: rgb text-decoration: display: inline float:>（エフアールピー）は</span><span style="caret-color: rgb(189, 193, 198); color: rgb(189, 193, 198); font-family: Roboto," helvetica neue arial sans-serif font-size: font-style: normal font-variant-caps: font-weight: letter-spacing: orphans: auto text-align: start text-indent: text-transform: none white-space: widows: word-spacing: rgba background-color: rgb text-decoration: display: inline float:>Fiber Reinforced Plastics</span><span style="caret-color: rgb(189, 193, 198); color: rgb(189, 193, 198); font-family: Roboto," helvetica neue arial sans-serif font-size: font-style: normal font-variant-caps: font-weight: letter-spacing: orphans: auto text-align: start text-indent: text-transform: none white-space: widows: word-spacing: rgba background-color: rgb text-decoration: display: inline float:>の頭文字を取った言葉で、「繊維強化プラスチック」と訳されます</span>が、グラスファイバー繊維にプラスチック系の樹脂を塗布して船体を形作っています。強化プラスチックですから溶けたり腐ったりし無さそうに思いますが、実はFRPの上にゲルコートと言う表面仕上げ材が塗ってあります、このゲルコートの層に製造段階で空気などが混入し目には見えないようなピンホールが開いていると、そこから海水が入り込みゲルコートやプラスチック樹脂、グラスファイバーなどと化学変化を起こすと内部を溶かしてしまい穴があいてしまいます。<br />
このオズモシスは、水疱のようになっているので、船底塗装などの際に塗装を剥離したりする作業で発見されます。<br />
ヨットは、部分によってFRPを使いながら中に木板や様々な複合素材で強度を保つように船体を造っているので複合している素材との間でオズモシスが原因で剥離を起こし、更に水が入って中にある母材を腐らせたりすることもあります。つまり、大雑把に表現すると、幾ら強化プラスチックの船体であっても結局のところ腐ってくることがあるという事です。デッキの床が何となく浮いた感じになってきたりするのは、それが原因です。<br />
オズモシスらしき症状を一度見つけてしまうと、これまた憂鬱になってきます。しかし、一旦オズモシスを見つけてしまったら補修をしっかり行うしかありません。</p>
<p></p>
<h2><span id="toc8">自然に対する憂鬱</span></h2>
<p>ヨットは海と言う自然を相手にした遊びです。自然現象などは実はどうしようもないことばかりなのですが、ヨット乗りならではの様々な憂鬱が隠れています。</p>
<h3><span id="toc9">7. ホンダワラや海上浮遊物の憂鬱</span></h3>
<p>海上の浮遊物に衝突して船を失い遭難するヨット映画と言えば、ロバートレッドフォードさんの一人芝居でも有名な「オール・イズ・ロスト」がありますが、あの映画のような大型コンテナに海上で接触することは無いにしても、春先に大発生するホンダワラ（海藻）が抜けて浮いて束になっているところを通過するだけで、フィンキールやプロペラに長いホンダワラが絡まってしまい、そのままエンジンを掛けようものなら一気に巻き付いてしまい、潜って外すしかありません。<br />
それだけではありません。大雨や台風の後には、海に流れ出てきた様々なゴミや木材などが沿岸には浮いています。完全に浮いて水面に見てえいれば、ワッチ（見張り）をしっかりしていれば避けることもできますが、半沈（水面近くに浮いていても水面下にある）状態では、幾らしっかりワッチしていても見えません。<br />
これらはとても憂鬱です。だからと言って、天気も海況も良いのに海に出ないのはヨット乗りにとっては更に憂鬱なことです。どうしたものやら&#8230;。</p>
<h3><span id="toc10">8. フジツボや貝類、藻類の憂鬱</span></h3>
<p>ヨットの保管を陸揚げしている場合には、殆どこの憂鬱を感じることはないですが、係留保管している場合には、これはある意味戦いでもあります。頻繁に船を出して走らせている場合には、フジツボや藻類が船底に着くことは少ないのですが、貝類はスルーハルの穴の中や小さな隙間に入り込んで生息します。<br />
なかなか船をだすことが出来ない日が続くと船底に水生生物がついちゃうなぁって憂鬱になるわけです。<br />
まあ、毎年船底を塗り替えて綺麗にしていれば問題ないことなんですがね&#8230;。</p>
<h3><span id="toc11">9. 夏の猛暑の憂鬱</span></h3>
<p>夏はマリンスポーツの最盛期のような感覚を誰しもお持ちだと思います。しかし、ヨット乗りにとって夏の猛暑は本当に憂鬱です。何故なら、高気圧が張り出して快晴の空模様では無風状態が続き、海面は鏡のように真っ平になってしまいます。つまり、セーリングに必要な風が全く吹かなくなるのです。空からはギラギラの太陽が照り付け、鏡のように凪の水面の照り返しも半端ない。もう暑くて暑くてたまりません。風が無いからとじっとしていると、じりじり暑いだけなので、ついついエンジンを掛け船を走らせ走っている時の風を扇風機代わりにそこらじゅうを走り回るという事になります。まあ、何処かにアンカリングして海水浴するのが夏場は一番なのかもしれません。<br />
更に、停泊中の夏の夜は最悪です。風の無い夜のキャビンは暑くてたまりません。一昔前は海上は比較的涼しいなんて言われていましたが、近年の地球温暖化の影響なのでしょうか、猛暑の夜はエアコンと扇風機なしには眠れない熱帯夜となっています。<br />
我がMALU号はマリーナで桟橋の陸電を取って夜は船のエアコンを動かして水上生活を楽しんでいますが、昼間の猛暑は船内に居るのはエアコンがあってもね&#8230;と言う感じです。</p>
<h3><span id="toc12">10. 天候不順で出港できない憂鬱</span></h3>
<p>最後はなんと言っても、天候不順により出港できない日が続くことによる憂鬱です。我が家は妻とのダブルハンドでセーリングしていますから、妻の仕事の休みと僕の休みが合わないと船には行けません、妻は普通の勤め人なので、週末や祝祭日が基本的に休みなので、この週末のタイミングに天候不順が続くと、あっという間に数週間、船に行かない、出港できないという事が続くわけです。もう、憂鬱というより欲求不満ですね。梅雨時期や台風シーズン、更には真冬の極寒期など、日本の四季は安定的にセーリングをさせてはくれません。これは本当に憂鬱になってしまいます。まあ、仕方ないと言えば、仕方ないことではあるのですが、もう連休ともなると、とにかく船で過ごす時間を増やすしかありませんが、良い時期の平日に最高のセーリング日和の日が続き、その週末に天気が悪くなると僕の機嫌も悪くなるので、妻にとってはそれも憂鬱なことだろうと思います&#8230;。</p>
<p></p>
<h2><span id="toc13">最後に「憂鬱のまとめ」</span></h2>
<p>ヨットを所有して楽しむことが、これを読んでしまうと憂鬱なことだらけのように見えてしまうかもしれません。ヨット（セーリングクルーザー）を持つという事は、別荘を買うようなものですし、1分の1の大きなプラモデルを買うようなものかもしれません。こつこつあちこちメンテナンスしながら、あーだこーだと言いながら、憂鬱と戦うのです。<br />
しかし、実際には憂鬱なことも海に出てしまえば「あー来てよかった、海最高！」って気分にいつもなります。それに、良い風が吹いて気持ち良いセーリングが出来た日は、なんだか嬉しくもなります。ナイスセーリングだったねなんて言いながら桟橋に舫をとって冷えたビールを飲むときが、何事にも代え難い幸せなひとときかもしれません。セーリングに疲れて夜にバースのベッドに潜り込んで眠る夜は格別なものがあります。緊張と緩和のように、憂鬱なことがあるからこそ、喜びもひとしおなのかもしれません。</p>
<p>憂鬱を乗り越えるポイントは、まさに「情熱」ですね！</p>
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		<title>ヨットの定期船底メンテナンス (2019)</title>
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		<dc:creator><![CDATA[malusailing]]></dc:creator>
		<pubDate>Wed, 17 Apr 2019 14:18:54 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[ヨットのメンテナンス]]></category>
		<category><![CDATA[オズモシス]]></category>
		<category><![CDATA[セールドライブ]]></category>
		<category><![CDATA[セールドライブカバー]]></category>
		<category><![CDATA[フジツボ]]></category>
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					<description><![CDATA[僕たち夫婦がMALU号を手に入れて2回目の冬を越え、丸2年目を迎えようとしています。暖かくなる春には海に出たいので、気温が最も下がる2月が定期メンテナンスをするには最も良い時期と考え、僕たちは毎年2月中旬にはMALU号を [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p>僕たち夫婦がMALU号を手に入れて2回目の冬を越え、丸2年目を迎えようとしています。暖かくなる春には海に出たいので、気温が最も下がる2月が定期メンテナンスをするには最も良い時期と考え、僕たちは毎年2月中旬にはMALU号を上架し（陸に上げ）船底のメンテナンスをすることにしています。陸置きの艇ならば、セーリング毎に船底を洗えばメンテナンスは殆ど不要ですが、桟橋に係留している僕たちの艇はどうしても海に浸かったままです。船底にはどんどんフジツボや海藻類、隙間などには貝類が住み着いてしまいます。更に、船底を見ることは余程の事が起きない限りありませんが、問題が無いと思っていても上げてみたら問題が起きていたなんてこともあります。また、陸に上げないとできない修理や作業なども、この機会に一気にやるようにしています。</p>
<p>船底のメンテナンスはMALU号を手に入れてから2度目になりますが、前回のメンテナンスから丸1年で船底の様子がどのようになっているかも確認してみたかったこともあり、今年は前回の船底メンテナンスからちょうど丸1年後となる前年同時期に上架してみることにしました。</p>
<p>そこで、今回は上架メンテナンス全般について、2018年と2019年の過去2回行った作業とコスト関係をレポートしたいと思います。</p>
<p><span style="font-size: small;">（下の写真は、今年のメンテナンス完了時の写真です。風景が写り込むほどピカピカ。）</span></p>
<p><img decoding="async" class="alignnone size-full wp-image-2189" src="https://malu-sailing.com/wp-content/uploads/2019/04/harupikapika.jpg" alt="" width="300" height="300" srcset="https://malu-sailing.com/wp-content/uploads/2019/04/harupikapika.jpg 300w, https://malu-sailing.com/wp-content/uploads/2019/04/harupikapika-150x150.jpg 150w, https://malu-sailing.com/wp-content/uploads/2019/04/harupikapika-200x200.jpg 200w, https://malu-sailing.com/wp-content/uploads/2019/04/harupikapika-100x100.jpg 100w" sizes="(max-width: 300px) 100vw, 300px" /></p>
<p></p>
<p></p>
<h2><span id="toc1">1. 上下架作業</span></h2>
<p>先ずは陸揚げ作業です。MALU号を係留しているマリーナには上架設備が無いので、大型クレーン車をマリーナがレンタルして吊り上げ作業をします。MALU号は37.5フィート（約12メートル）、7トンなので、かなり大型のクレーン車で吊り上げます。同時期に他の艇も上げ下ろしすることでクレーン代は他の船と割り勘です。単独だと15万円くらいかかるようですが、他の船と同じタイミングで上げ下ろしの2度を作業費込みでおおよそ5万円弱でした。</p>
<p>前回メンテナンスから1年経過して上げてみた感想は、意外に綺麗だっていうことです。薄く藻が付いてはいますが、フジツボがあちこち一杯付着しているという事ははありませんでした。月に10回も出港しませんが、うちの場合にはほぼ隔週末の土日には妻とセーリングに出掛けます。当然、連休などの時には数日滞在してセーリングしますから、年間の出港回数は50回くらいはあるかと思います。大体それくらいのペースで艇を出して走らせていれば船底がフジツボだらけになるという事は無さそうです。2018年は海水温が高く船底にかなり生物が付いてたという話も聞きましたが、全くそんなことはありませんでした。</p>
<h2><span id="toc2">2. 船底掃除洗浄</span></h2>
<p>フジツボなどの貝類や海藻類の除去（カキコケ落とし）をして、最終的には高圧洗浄します。<br />
費用は塗装の下地処理まで含めて4万円くらいでした。<br />
下地処理は以前の塗料を落として塗装面をサンディングして綺麗に均します。<br />
高圧洗浄すると船底防汚塗料は剥がれてしまいます。つまり、カキコケ落とし、高圧洗浄すると見た目は綺麗になるのですが、船底防汚塗装が殆ど落ちてしまい、再塗装は必須です。</p>
<p>前の項目で意外に綺麗だったと書きましたが、実はこれは2年続けて同じ感想でした。吊り上げた時には一見割と綺麗と言うのが感想でした。自分の艇を手に入れる前までは、他人の艇にクルーとして乗せて頂いてましたので船底メンテナンスもやったことがあったのですが、その時には結構一杯フジツボが付いているなって感じでカキコケ落としの作業が結構ハードでした。おそらく、自分の艇になってからはヨットに乗る回数が2倍以上になりましたから、出港回数が多い程、船底は綺麗だという事が言えると思います。</p>
<h3><span id="toc3">FRPの癌「オズモシス」</span></h3>
<p>2018年のメンテナンスの際にバラストキールの部分にオズモシスを発見しました。オズモシスは、FRPの癌とも言われますが、見た目は塗装が浮いたような水疱で表面が凸凹になっていることでわかります。簡単に言うとFRPが溶けて穴が開き水疱状態になります。これを放置しておくと中が更に水溶化して大きくなるので放置しておくことはできません。見つけたら水疱を破って中の液体を出し十分に乾燥させてから補修をします。<br />
オズモシスは古い艇に多くみられますが、全く出ない艇もあれば、ぽつぽつとあちこちに出る艇もあるので、見つけたら必ず補修するしかありません。補修費用はバラストキールの1/3くらいの範囲で5万円くらいでした。</p>
<h2><span id="toc4">3. 船底塗装</span></h2>
<p>掃除、洗浄、下地作業が終われば、ついに船底塗装です。<br />
塗装は2段階あります。防汚塗料を塗る前にプライマーという防汚塗料塗るための下地塗料を塗ってから防汚塗料を塗ります。防汚塗料は、表面にフジツボや海藻類が付くと船を走らせることで剥離させる機能があります。１年間かけて徐々に防汚塗料はフジツボや海藻類と共に落ちて減ってゆきます。防汚塗料の層を厚塗りしておくと、ある程度は長持ちします。メーカーの推奨では半年に１度塗ることを推奨していますが、２度塗りで１年持たせることができると感じました。<br />
塗料はseajetというものを使い、塗料と施工代含めて9万円弱でした。<br />
</p>
<h2><span id="toc5">4. プロペラ廻りのメンテナンス</span></h2>
<p>MALU号のプロペラ廻りはセイルドライブと言うシャフトが無いタイプのプロペラです。長いシャフトが出ていない代わりに、ギアボックスが船底から突き出しています。このギアボックスとプロペラは金属製なので、船底防汚塗料を塗ることが出来ず、専用のプロペラ防汚塗料をギアボックスの部分を含めた全体に塗ります。以前の汚れやフジツボなどと以前の塗装を完全に落としてからプライマー～防汚塗料の順に塗布します。</p>
<p>プロペラ廻りは走らせていないとフジツボが付きやすい場所です。プロペラにフジツボが付くと、プロペラの水を掻く能力が低くなり推進力が大きく落ちます。ひどい場合だとプロペラは回っていても、全く推進力が無いということも起きますので、プロペラへの防汚塗料の塗布は塗りムラなどが出ないようにしっかり施工する必要があります。<br />
プロペラ廻りにはペラクリンという専用防汚塗料を使います。塗料と施工代含めて1万円ちょっとでした。<br />
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<br />
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<h3><span id="toc6">ジンクの交換</span></h3>
<p>プロペラ廻りのメンテナンスには、もう一つ大切なものがあります。それがジンク（防蝕亜鉛）の交換です。ジンクは水中にあるプロペラなどの金属が電蝕（腐食）することを防ぐためのものです。ジンクは徐々に減ってきますので、定期的に交換する必要があります。<br />
（ジンクは上の写真でプロペラとギアボックスの間に黄色い塗料を塗っていない部分です。）</p>
<h3><span id="toc7">プロペラの修理</span></h3>
<p>2019年のメンテナンスの際にマリーナの担当者から電話がありました。話を聞いてみると、プロペラに何か当たった跡がありプロペラのブレードが若干曲がっているので更に確認をしてみたら、芯がズレているのでプロペラを交換する必要があるとのこと。確かに去年の年末前にプロペラが何か引っ掛けたような感触があったのを思い出しました。その時にはプロペラよりも舵の方がおかしく感じたのですが、その時にプロペラに何か引っ掛けてしまったようです。機走中は水面を見ていつも気を付けているのですが、半沈したようなものは水中で中性浮力で留まっていて水面に顔を出していないものは気を付けていてもどうしようもありません。<br />
プロペラの交換と聞いて、そういう事なら仕方ないなと思っていたのですが、プロペラのボスの中にラバーブッシュが入っており、それの打替えと補修で何とかなりそうだと、そのあと更に連絡が入りました。<br />
プロペラの専門業者に依頼すれば、ブッシュの打替えやブレードの補修はある程度可能なようで、うちの艇のプロペラは何とか修復可能なレベルだったようです。修理代は3万円くらい掛かってしまいましたが、なんとか修理で一件落着。<br />
年末の接触以前から、ノイズはあったのでボスの摩耗のせいだったようです。今回、ボスの摩耗補修も含めてやってもらえたので修理後は効果覿面、ノイズが静かになりスムーズにプロペラは回っているようです。こころなしかスピードも速くなり、力強く走るようになったような気がします。</p>
<h3><span id="toc8">セールドライブの樹脂製カバーの脱落</span></h3>
<p>2018年のメンテナンスでセールドライブがハルを貫通している部分からの漏水を防ぐための水密リングを押さえるブレードが錆てボロボロになり、実質無くなってしまっていたので、上架した際にセールドライブを外して新しいものを取り付けることにしました。エンジンからセールドライブのギアボックスを外すなどの大工事になりましたが、あるべきものが無いのは問題なので完全修復しました。その際に船底側のカバーも新しいものを取り付けてもらいました。2019年の上架時に船底を見てみると、カバーが外れてしまい貝の養殖場のようにぎっしり詰まっていました。ネットで調べてみると、このカバーの脱落が多くみられるようで、接着方法に問題があるらしいのです。確かに船底防汚塗料を塗った後では接着しても防汚塗料ごと落ちてしまうのは簡単に想像できることです。まあ、そんな杜撰な作業だったのではないかと思いますが、昨年作業した業者に修復してもらいました。次回の上架でその答えは出ると思います&#8230;。</p>
<h2><span id="toc9">5. その他の上架しないとできない作業</span></h2>
<p>2019年の作業では、これまで懸案となっていたエンジンの冷却海水取り込み口の増設を行いました。新たに船底にスルーハルを取り付けてダイレクトに海水を取り込むようにしました。セールドライブは冷却用の海水をセールドライブのギアボックスの横にある小さな穴から取り込んでいます。(VOLVOエンジンの場合）しかし、この穴はとても小さくて目詰まりし易く、目詰まりを起こすと冷却水（海水）の取り込み量が少なくなって結果としてオーバーヒート気味になってしまうのです。<br />
スルーハル（船底に穴を）開けるのですから、これは上架した時しか作業できません。船底に穴開けしてバルブを取り付けるのは割と簡単な作業だそうで、冷却水ルートのバイパス加工なども含めて4万円ちょっとの費用で取付加工完了でした。</p>
<h2><span id="toc10">最後に&#8230;</span></h2>
<p>定期船底メンテナンスですが、防汚塗装は1年サイクルで行うのがベスト、できれば1年半サイクルに伸ばすことが出来ればいいなって思いますが、1年半サイクルという事はシーズン真っ最中に上架することになってしまうので、おそらくMALU号はこれからも1年サイクルで作業してゆくと思います。<br />
2019年の作業では、更に船体のバフ掛け（船体磨き）も業者にやってもらいました。流石にプロの作業は違います。ピカピカになりました。錆が垂れて染みになっていた部分も綺麗になり、排気口もピカピカ仕上げになり、MALU号はかなり若返った感じになりました。</p>
<p>メンテナンスは費用は掛かりますが、きちんとやっておけば気持ちよくセーリングできます。また、トラブルを未然に防ぐことになるので安心感が増します。古い艇だからこそメンテナンスはとても大切です。セーリングを楽しむためにも是非定期メンテナンスは欠かさないようにしたいものです。</p>
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