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	<title>ヨット用語に戸惑う | ヨットを楽しむ ～MALU SAILING～</title>
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		<title>ヨット用語に戸惑う　～「引く」と「穴」編～</title>
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		<pubDate>Mon, 25 May 2020 12:37:16 +0000</pubDate>
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					<description><![CDATA[ヨット始めて以来、知っているのに名称が出てこない、そんな「度忘れ」してしまう用語が１つあります。人に言われたり本を読んだりしているときには、それが何を指して書いているのか解っているのに、何故かその言葉がいつも口から出てこ [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p>ヨット始めて以来、知っているのに名称が出てこない、そんな「度忘れ」してしまう用語が１つあります。人に言われたり本を読んだりしているときには、それが何を指して書いているのか解っているのに、何故かその言葉がいつも口から出てこないのです。それで、その部分を表現する時には「メインセイルのクルー側を引っ張るやつ」なんて言うわけです。ヨットをやっている人なら、こんなの簡単に答えられると思うのですが「アウトホール」という言葉、ホントいつも出てこないんですよね&#8230;。</p>
<p>この「アウトホール」という用語ですが、ちゃんとヨットのことを勉強しない限り、口伝えで「これは、アウトホールって言うんだよ」って感じで、単なる単語の丸暗記だからワケが解らなくなるんだと思います。その点、外国人はこの「アウトホール」という言葉、単語を聞いただけで「引っ張るものなんだ」ってことは、ヨットを知らなくて気付くわけです。残念ながら、日本のカタカナ言葉では「ホール」と書いてあって、本来の意味はカタカナからでは読み取ることができません。このカタカナ言葉になっていることが、ヨットをワケが解らないとっても面倒な物にしてしまっている一端でもあるようにも思います。</p>
<p>そこで今回は、ヨットの「引く」と「穴」にまつわる用語について、お話をしてみたいと思います。</p>

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<h2><span id="toc1">「アウトホール」は外側の穴と言う意味ではない</span></h2>
<p>冒頭にも少し触れました「アウトホール」&#8221;out-haul&#8221; は、セイル（帆）のクルー側に付いているロープを通す穴のことではなく、セイルのフット側の張り具合を調節するために引くロープのことを指す言葉です。「アウト」&#8221;out&#8221; は外側と言う意味ですが、「ホール」&#8221;haul&#8221; は「引く」と言う意味なので、「セイルのフットのたるみを外側（クルー側）に引き込む」と言うのが正しい解釈です。<br />
&#8220;haul&#8221; をカタカナでは「ホール」と書きますが、正しい発音は「ホー」と言う感じです。</p>
<p>この &#8220;haul&#8221; が使われているヨット用語には、「ダウンホール」&#8221;down-haul&#8221; と言うのもあります。最近のヨットのメインセイルにはあまり見られなくなっていますが、「ダウンホール」はセイルのラフ側を下に引くもので、セイルのタックよりも少し上に「カニンガムホール」&#8221;cunningham hole&#8221;という「穴」&#8221;hole&#8221; があり、そこにダウンホール（ロープ）を通して引っ張ることでセイルのラフの具合を調節します。<br />
下向き &#8220;down&#8221; に引っ張る &#8220;haul&#8221; だから「ダウンホール」で、外向き &#8220;out&#8221; に引っ張る &#8220;haul&#8221; だから「アウトホール」というわけです。<br />
他には、「クローズホールド」&#8221;close hauled&#8221; も &#8220;haul&#8221; が使われている言葉です。意味的には、&#8221;close&#8221; は「閉める」、&#8221;hauled&#8221; は「引っ張った」（過去形）で、「セイルを目一杯引き込んだ」という状態を示すことから、「これ以上は向かい風で上れない角度」という意味になったわけです。</p>
<p>&#8220;haul&#8221; は英語で「引っ張る」という一般的に使われる言葉ですが、帆船の航海用語としても広く使われており、 &#8220;haul away&#8221;「ロープを引くこと」、&#8221;haul the wind&#8221; 船が風に向かって（風上側）に切り上がって行こうとすることを指す表現として使います。</p>
<p>つまり、&#8221;haul&#8221; と &#8220;hole&#8221; は全く別の意味だということです。</p>
<h2><span id="toc2">淵の「クリングル」、真ん中の「アイ」</span></h2>
<p>セイル（帆）には、穴に鳩目（ハトメ）を入れて補強してありますが、その鳩目の付いている穴の位置によって穴の呼び方が異なります。<br />
一般的なヨット（スループ）の三角セイル（帆）の場合には、各頂点やセイルの縁のあたりに付いているロープで引っ張るための穴のことを「クリングル」&#8221;cringle&#8221; と言い、セイルの中ほどにある穴を「アイ」&#8221;eye&#8221; と呼びます。<br />
ですから、ヘッドの穴は「ヘッド・クリングル」&#8221;head&#8221;cringle&#8221;、タックの穴は「タック・クリングル」&#8221;tack cringle&#8221;、クルーの穴は「クルー・クリングル」&#8221;crew cringle&#8221; となります。<br />
また、リーフ用のセイルの淵の穴は、「リーフ・クリングル」&#8221;reef cringle&#8221; というわけです。<br />
しかし、最近では「クリングル」とは言わずに、セイルの三角の頂点の穴は、「ヘッド」「タック」「クルー」とだけ言い、穴自体のことを「クリングル」と呼ぶ傾向にあります。<br />
また、メインセイルの中ほどにリーフした時にセイルを縛るラインを通す穴が幾つか横並びでありますが、これを「リーフ・アイ」&#8221;reef eye&#8221; と呼びます。</p>
<p>”eye&#8221; は「小さな丸い輪」のことを指しますが、ロープの先端に小さな丸い輪を作ることを「アイ・スプライス」&#8221;eye splice&#8221; と言います。これは、アルファベットの &#8220;i&#8221; ではなく、目の &#8220;eye&#8221; です。同じような物に、「アイボルト」や「アイプレート」「アイターミナル」などがあります。</p>
<h3><span id="toc3">セイルの淵の穴だけが何故クリングルなのか？</span></h3>
<p>「クリングル」&#8221;cringle&#8221; は、現代の英語では、「ハトメ」や「セイルの淵の穴」と言うような意味で、そのものをそのまま説明されていますが、元々の意味は「しわが寄る」という意味です。</p>
<p><img fetchpriority="high" decoding="async" src="https://malu-sailing.com/wp-content/uploads/2020/05/cringle.jpg" class="aligncenter size-full wp-image-5733" alt="初期のクリングル" width="300" height="273"><br />
クリングルは元々、セイルにロープをつなげて引っ張れるようにするために、セイルの周囲に縫いつけたボルトロープに輪を作り、そこにロープをつなげていました。</p>
<p><img decoding="async" src="https://malu-sailing.com/wp-content/uploads/2020/05/cringle2.jpg" class="aligncenter size-full wp-image-5734" alt="補強金物入りクリングル" width="301" height="255"><br />
後に、この「ロープの輪」の代わりにボルトロープの内側に「補強金物の輪」を一緒に縫い込むようになります。</p>
<p><img decoding="async" src="https://malu-sailing.com/wp-content/uploads/2020/05/cringle3.jpg" class="aligncenter size-full wp-image-5735" alt="セイルに金物が入ったクリングル" width="300" height="265"><br />
後に帆布に直接穴を開けて補強金物を取り付けられるようになったことから、そのままセイルの淵寄りにある補強金物のついたロープを通す穴のことを「クリングル」と呼ぶようになったわけです。</p>
<p>つまり、昔はセイルの外周からクリングルは、はみ出していたわけです。「しわが寄る」とは、クリングルの部分を引くとセイルにしわが寄ることから、セイルに「しわが寄る部分」ということでこの部分をそのまま「クリングル」と呼ぶようになったわけです。</p>
<p>現代でも、英国のクラッシックセイルを作る工房などでは、昔ながらのボルトロープに金物を入れてセイルの外周にクリングルを取り付けたセイルを作っているところや、ヒストリックボートの愛好家たちの間ではハンドメイドで昔ながらのクリングルが作られています。</p>
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<h2><span id="toc4">最後に&#8230; 鳩目（ハトメ）の金物は「グロメット」</span></h2>
<p>帆布に穴を開けて補強金具を取り付けますが、この金具自体のことは様々な呼ばれ方をしています。<br />
「グロメット」&#8221;grommet&#8221;又は&#8221;grummet&#8221;、「アイレット」&#8221;eyelet&#8221;、「ループ」&#8221;loop&#8221;、「ラグ」&#8221;rug&#8221;、「イヤー」&#8221;ear&#8221;、「トーイングアイ」&#8221;towing eye&#8221;、「ファスナー」&#8221;fastener&#8221;&#8221;fastening&#8221;、「フィクシング」&#8221;fixing&#8221;、「ホールドファースト」&#8221;holdfast&#8221;、と実に多くの言い方があります。</p>
<p><img decoding="async" src="https://malu-sailing.com/wp-content/uploads/2020/05/c60fa922400ea20306292e07f7d6e857.jpg" class="aligncenter size-full wp-image-5744" alt="グロメット" width="300" height="264"><br />
しかし、ヨットの世界では帆布に穴をあけて補強する金具のことは、「グロメット」&#8221;grommet&#8221;又は&#8221;grummet&#8221;と言います。グロメットは日本では鳩目（ハトメ）と呼びますが、金属製のグロメットが「鳩の目」に似ていたことから「鳩目」と呼ばれるようになったと言われています。<br />
これは残念ながら、ヨットとは関係なかったですね。</p>
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		<title>ヨット用語に戸惑う　～船のデッキの囲い～</title>
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		<dc:creator><![CDATA[malusailing]]></dc:creator>
		<pubDate>Sat, 25 Apr 2020 14:03:33 +0000</pubDate>
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					<description><![CDATA[ヨットに乗り始めて憧れるのが、ヒールし（風下側に傾き）ながら帆走している時に風上側の船縁に足を海側に投げ出して座ることです。ヒールをできるだけ抑えるようにして船足を上げる努力をする時に、そのようにクルーは並んで船縁に座る [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p>ヨットに乗り始めて憧れるのが、ヒールし（風下側に傾き）ながら帆走している時に風上側の船縁に足を海側に投げ出して座ることです。ヒールをできるだけ抑えるようにして船足を上げる努力をする時に、そのようにクルーは並んで船縁に座るわけですが、クルーにとってはヨット でセーリングしている時に最も楽しい時かもしれません。</p>
<p>欧州のインショアレースの大型レーシングヨットなどの映像を見ていると、ヨットの外周には何も付いていないに、クルー総出でヒールを殺す姿を見て、あれで海に落ちないかと心配になりますが、プロセーラーばかりですから、そのあたりは心配しなくて良いみたいですが、落ちたら直ぐに助けて貰えるのか、やっぱり心配になりますね。</p>
<p><img decoding="async" class="aligncenter size-full wp-image-4966" src="https://malu-sailing.com/wp-content/uploads/2020/04/hi-ru.jpg" alt="ヒールを殺している様子" width="400" height="271" /></p>
<p>しかし、外洋に出るヨットではこういう訳にはゆきません。クルーがたくさん乗っているヨットでも、落水してしまうと落水者を見落とすことはありますし、海が荒れて波があるときには瞬時に落水者は見えなくなります。ですから、外洋ヨットの場合には落水防止のための囲いや柵はレギュレーション上も絶対に必要となっています。</p>
<p>大きな帆船だと必ず周囲は手摺で囲まれていますが、ヨットはそんなに大袈裟な手摺が付いていない艇が殆どです。</p>
<p>さて、この「囲い」や「柵」もいろいろな呼び名があり、最初の頃はとても戸惑うものです。</p>
<p>そこで今回は、外洋ヨット（セーリングクルーザー）のデッキ上の柵と囲いに関する用語についてお話をしたいと思います。</p>

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<h2><span id="toc1">ヨットの周囲の柵には2種類ある</span></h2>
<p>外洋ヨットには周囲に柵が付いていますが、この柵の造りによって呼び方が変わります。</p>
<p>一般的な船と同じように周囲に回っている手摺のことを、<strong>「ハンドレール」</strong>&#8220;handrail&#8221; と呼びます。</p>
<p><img decoding="async" class="aligncenter size-full wp-image-4967" src="https://malu-sailing.com/wp-content/uploads/2020/04/d04fc3a984df927bfaafaf1fb27686b2.jpg" alt="ハンドレール" width="300" height="196" />上の写真のように、「ハンドレール」は固い手摺が付いているものを言います。しかし、多くのセーリングクルーザーの場合には、下の写真のような細いワイヤーが周囲に付いています。こういうスタイルのものを<strong>「ライフライン」</strong>&#8220;lifeline&#8221; と呼びます。</p>
<p><img decoding="async" class="aligncenter size-full wp-image-4818" src="https://malu-sailing.com/wp-content/uploads/2020/04/IMG_9717.jpg" alt="MALU号" width="300" height="224" />ちゃんとした手摺は「ハンドレール」、ワイヤーの物は「ライフライン」というわけです。</p>
<p>実は、上の方の「ハンドレール」のついた柵には、中段に「ライフライン」が通っています。ライフラインの「ライン」は「線」です。欧米では細いロープなどは「ライン」&#8221;line&#8221;と呼びます。日本でも電線とか言いますが、その「線」ですね。ライフラインは細い金属製の線（ステンレス・ワイヤー）で出来ているので「ライン」となるわけです。「ライフライン」は和訳すると「命綱」です。つまり、ヨットの周りには海に落ちないように「命綱」（ライフライン）が付いていると言うわけです。</p>
<p>尚、「ハンドレール」「ライフライン」共に、支柱となっている部分のポールを<strong>「スタンション」</strong>と呼びます。これは、ヨットの専門用語というわけではなく、柱や支柱のことを英語で「スタンション」”stanchion” と一般的に言います。英語が堪能な方なら、特に問題ないですね。<br />
ヨットに乗っていると、入港の時に「フェンダーを２本目と３本目のスタンションの間に付けて」なんて船長からお願いされたりします。</p>
<h2><span id="toc2">前後の柵にはそれぞれ呼び方がある</span></h2>
<p>手摺は「ハンドレール」でワイヤーの柵は「ライフライン」、支柱は「スタンション」ですが、外洋ヨットの場合には、前後にステンレス製の頑丈な手摺の柵が付いています。これは<strong>「パルピット」</strong>&#8220;pulpit&#8221;と呼びます。</p>
<p><img decoding="async" class="aligncenter size-full wp-image-4968" src="https://malu-sailing.com/wp-content/uploads/2020/04/46ec57d6ea7d888357b5910987605986.jpg" alt="バウ・パルピット" width="300" height="221" /><br />
前側の柵のことを<strong>「バウ・パルピット」</strong>&#8220;bow pulpit&#8221;（写真上）、後ろ側の柵のことを<strong>「スターン・パルピット」</strong>&#8220;stern pulpit&#8221;（写真下）と呼びます。</p>
<p><img decoding="async" class="aligncenter size-full wp-image-1357" src="https://malu-sailing.com/wp-content/uploads/2018/11/IMG_1965.jpg" alt="ヨットを楽しむ　MALU SAILNIG　" width="300" height="300" srcset="https://malu-sailing.com/wp-content/uploads/2018/11/IMG_1965.jpg 300w, https://malu-sailing.com/wp-content/uploads/2018/11/IMG_1965-150x150.jpg 150w, https://malu-sailing.com/wp-content/uploads/2018/11/IMG_1965-200x200.jpg 200w, https://malu-sailing.com/wp-content/uploads/2018/11/IMG_1965-100x100.jpg 100w" sizes="(max-width: 300px) 100vw, 300px" /></p>
<p>「パルピット」とカタカナ書きしますが、英語の発音的には「プル-ピット」で、プルは&#8221;pull&#8221;「引っ張る」、ピットは&#8221;pit&#8221;「窪み、凹」で、&#8221;pulpit&#8221;という単語だと教会の教壇（神父様が説教する台）のことを指します。確かにヨットの前側に付いているバウ・パルピットは、前から見ると凹んだ形で前に引っ張られたような形をしていますし、台も付いていますので説教台のようにも見えることから、このように呼ばれるようになったようです。</p>
<p>後ろ側のパルピットは、「スターン・パルピット」ですが、欧米では前側をパル（プル）ピット、後ろ側をプッシュピットと呼び分けたりもするようです。前が「引っ張る」&#8221;pull&#8221;に対して、後ろは「押す」&#8221;push&#8221;となるわけです。これは、一言でスキッパーのオーダー（命令）がクルーに伝わるように、クルーの聞き違いを無くすために呼び分けします。しかし、一般的には「スターン・パルピット」の方が広く使われています。</p>
<h2><span id="toc3">デッキ上の外周の囲いとレール</span></h2>
<p>セーリングクルーザーのデッキは大体が平らで周囲は柵しかないものが多いですが、たまに船縁（ガンネル）が立ち上がって高く囲われているヨットもあります。この囲いのことを<strong>「ブルワーク」</strong>&#8220;bulwark&#8221;と呼びます。日本語では、舷牆（げんしょう）とか 防波壁 と言います。<br />
また、立ち上がりが小さく、足を掛ける程度のレールのことを、<strong>「トーレール」</strong> &#8220;toe rails” と呼びます。これは、ヨットがヒールして帆走するときに、レールに足を掛けて体を支え、デッキから滑り落ちるのを防ぐために使います。</p>
<p><img decoding="async" class="aligncenter size-full wp-image-4969" src="https://malu-sailing.com/wp-content/uploads/2020/04/e3f33e800a4aa02f6c4e6e1ce2cabea3.jpg" alt="ブルワーク" width="300" height="200" /><br />
上の写真のヨットは「ブルワーク」で囲まれているタイプのデザインです。このような腰壁状の柵を「ブルワーク」と呼びます。また、大型帆船などでは、外周を固い鉄製柵や船体がそのまま立ち上がったような囲いもブルワークと呼びます。&#8221;bulwark&#8221;は防護壁という意味の単語です。&#8221;bul&#8221;は&#8221;bull&#8221;雄牛や猛牛のことを示し、闘牛場の周囲にある防護壁のことを&#8221;bulwark&#8221;と言ったようです。まさに海上の猛牛のような波から体を守る防護壁と言うことで「ブルワーク」と言うようになったと考えられます。</p>
<p>下の写真が「トーレール」です。木製のトーレールやアルミ製のトーレールなどがあります。このような小さな立ち上がりは全てトーレールです。<br />
<img decoding="async" class="aligncenter size-full wp-image-4970" src="https://malu-sailing.com/wp-content/uploads/2020/04/b3fed46823b46421f7537f4683ba2087.jpg" alt="トーレール" width="300" height="229" /><img decoding="async" class="aligncenter size-full wp-image-4971" src="https://malu-sailing.com/wp-content/uploads/2020/04/08b7366730b6c2a5d2979f0d1b013fc8.jpg" alt="トーレール" width="300" height="258" />&#8220;toe rails”の&#8221;toe&#8221;は「つま先」と言う意味ですから、&#8221;toe rails” は「つま先を掛けて留まるためのレール」ということです。</p>
<h2><span id="toc4">最後に&#8230;</span></h2>
<p>ヨットは海外からやってきた乗り物なだけに、とにかく聞き慣れない言葉が多く、囲いや柵だけでもこれだけの呼び方があります。英語が堪能な人なら、日常的に使う言葉もありますが、ヨット用語となると、その意味が語源から推測しにくいものもあります。しかし、ベテランのセーラーだと、これを何気なく使いますから、初心者はとにかく戸惑ってしまうのです。<br />
しかし、これらはヨットに乗るあなたの命を守ってくれるものばかりですから、やはり正しく覚えておきたいものです。</p>
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