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	<title>クローズホールド | ヨットを楽しむ ～MALU SAILING～</title>
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	<description>ヨットを楽しむための情報ブログ</description>
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		<title>ヨット用語に戸惑う　～「引く」と「穴」編～</title>
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		<pubDate>Mon, 25 May 2020 12:37:16 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[ヨット用語]]></category>
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					<description><![CDATA[ヨット始めて以来、知っているのに名称が出てこない、そんな「度忘れ」してしまう用語が１つあります。人に言われたり本を読んだりしているときには、それが何を指して書いているのか解っているのに、何故かその言葉がいつも口から出てこ [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p>ヨット始めて以来、知っているのに名称が出てこない、そんな「度忘れ」してしまう用語が１つあります。人に言われたり本を読んだりしているときには、それが何を指して書いているのか解っているのに、何故かその言葉がいつも口から出てこないのです。それで、その部分を表現する時には「メインセイルのクルー側を引っ張るやつ」なんて言うわけです。ヨットをやっている人なら、こんなの簡単に答えられると思うのですが「アウトホール」という言葉、ホントいつも出てこないんですよね&#8230;。</p>
<p>この「アウトホール」という用語ですが、ちゃんとヨットのことを勉強しない限り、口伝えで「これは、アウトホールって言うんだよ」って感じで、単なる単語の丸暗記だからワケが解らなくなるんだと思います。その点、外国人はこの「アウトホール」という言葉、単語を聞いただけで「引っ張るものなんだ」ってことは、ヨットを知らなくて気付くわけです。残念ながら、日本のカタカナ言葉では「ホール」と書いてあって、本来の意味はカタカナからでは読み取ることができません。このカタカナ言葉になっていることが、ヨットをワケが解らないとっても面倒な物にしてしまっている一端でもあるようにも思います。</p>
<p>そこで今回は、ヨットの「引く」と「穴」にまつわる用語について、お話をしてみたいと思います。</p>

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<h2><span id="toc1">「アウトホール」は外側の穴と言う意味ではない</span></h2>
<p>冒頭にも少し触れました「アウトホール」&#8221;out-haul&#8221; は、セイル（帆）のクルー側に付いているロープを通す穴のことではなく、セイルのフット側の張り具合を調節するために引くロープのことを指す言葉です。「アウト」&#8221;out&#8221; は外側と言う意味ですが、「ホール」&#8221;haul&#8221; は「引く」と言う意味なので、「セイルのフットのたるみを外側（クルー側）に引き込む」と言うのが正しい解釈です。<br />
&#8220;haul&#8221; をカタカナでは「ホール」と書きますが、正しい発音は「ホー」と言う感じです。</p>
<p>この &#8220;haul&#8221; が使われているヨット用語には、「ダウンホール」&#8221;down-haul&#8221; と言うのもあります。最近のヨットのメインセイルにはあまり見られなくなっていますが、「ダウンホール」はセイルのラフ側を下に引くもので、セイルのタックよりも少し上に「カニンガムホール」&#8221;cunningham hole&#8221;という「穴」&#8221;hole&#8221; があり、そこにダウンホール（ロープ）を通して引っ張ることでセイルのラフの具合を調節します。<br />
下向き &#8220;down&#8221; に引っ張る &#8220;haul&#8221; だから「ダウンホール」で、外向き &#8220;out&#8221; に引っ張る &#8220;haul&#8221; だから「アウトホール」というわけです。<br />
他には、「クローズホールド」&#8221;close hauled&#8221; も &#8220;haul&#8221; が使われている言葉です。意味的には、&#8221;close&#8221; は「閉める」、&#8221;hauled&#8221; は「引っ張った」（過去形）で、「セイルを目一杯引き込んだ」という状態を示すことから、「これ以上は向かい風で上れない角度」という意味になったわけです。</p>
<p>&#8220;haul&#8221; は英語で「引っ張る」という一般的に使われる言葉ですが、帆船の航海用語としても広く使われており、 &#8220;haul away&#8221;「ロープを引くこと」、&#8221;haul the wind&#8221; 船が風に向かって（風上側）に切り上がって行こうとすることを指す表現として使います。</p>
<p>つまり、&#8221;haul&#8221; と &#8220;hole&#8221; は全く別の意味だということです。</p>
<h2><span id="toc2">淵の「クリングル」、真ん中の「アイ」</span></h2>
<p>セイル（帆）には、穴に鳩目（ハトメ）を入れて補強してありますが、その鳩目の付いている穴の位置によって穴の呼び方が異なります。<br />
一般的なヨット（スループ）の三角セイル（帆）の場合には、各頂点やセイルの縁のあたりに付いているロープで引っ張るための穴のことを「クリングル」&#8221;cringle&#8221; と言い、セイルの中ほどにある穴を「アイ」&#8221;eye&#8221; と呼びます。<br />
ですから、ヘッドの穴は「ヘッド・クリングル」&#8221;head&#8221;cringle&#8221;、タックの穴は「タック・クリングル」&#8221;tack cringle&#8221;、クルーの穴は「クルー・クリングル」&#8221;crew cringle&#8221; となります。<br />
また、リーフ用のセイルの淵の穴は、「リーフ・クリングル」&#8221;reef cringle&#8221; というわけです。<br />
しかし、最近では「クリングル」とは言わずに、セイルの三角の頂点の穴は、「ヘッド」「タック」「クルー」とだけ言い、穴自体のことを「クリングル」と呼ぶ傾向にあります。<br />
また、メインセイルの中ほどにリーフした時にセイルを縛るラインを通す穴が幾つか横並びでありますが、これを「リーフ・アイ」&#8221;reef eye&#8221; と呼びます。</p>
<p>”eye&#8221; は「小さな丸い輪」のことを指しますが、ロープの先端に小さな丸い輪を作ることを「アイ・スプライス」&#8221;eye splice&#8221; と言います。これは、アルファベットの &#8220;i&#8221; ではなく、目の &#8220;eye&#8221; です。同じような物に、「アイボルト」や「アイプレート」「アイターミナル」などがあります。</p>
<h3><span id="toc3">セイルの淵の穴だけが何故クリングルなのか？</span></h3>
<p>「クリングル」&#8221;cringle&#8221; は、現代の英語では、「ハトメ」や「セイルの淵の穴」と言うような意味で、そのものをそのまま説明されていますが、元々の意味は「しわが寄る」という意味です。</p>
<p><img fetchpriority="high" decoding="async" src="https://malu-sailing.com/wp-content/uploads/2020/05/cringle.jpg" class="aligncenter size-full wp-image-5733" alt="初期のクリングル" width="300" height="273"><br />
クリングルは元々、セイルにロープをつなげて引っ張れるようにするために、セイルの周囲に縫いつけたボルトロープに輪を作り、そこにロープをつなげていました。</p>
<p><img decoding="async" src="https://malu-sailing.com/wp-content/uploads/2020/05/cringle2.jpg" class="aligncenter size-full wp-image-5734" alt="補強金物入りクリングル" width="301" height="255"><br />
後に、この「ロープの輪」の代わりにボルトロープの内側に「補強金物の輪」を一緒に縫い込むようになります。</p>
<p><img decoding="async" src="https://malu-sailing.com/wp-content/uploads/2020/05/cringle3.jpg" class="aligncenter size-full wp-image-5735" alt="セイルに金物が入ったクリングル" width="300" height="265"><br />
後に帆布に直接穴を開けて補強金物を取り付けられるようになったことから、そのままセイルの淵寄りにある補強金物のついたロープを通す穴のことを「クリングル」と呼ぶようになったわけです。</p>
<p>つまり、昔はセイルの外周からクリングルは、はみ出していたわけです。「しわが寄る」とは、クリングルの部分を引くとセイルにしわが寄ることから、セイルに「しわが寄る部分」ということでこの部分をそのまま「クリングル」と呼ぶようになったわけです。</p>
<p>現代でも、英国のクラッシックセイルを作る工房などでは、昔ながらのボルトロープに金物を入れてセイルの外周にクリングルを取り付けたセイルを作っているところや、ヒストリックボートの愛好家たちの間ではハンドメイドで昔ながらのクリングルが作られています。</p>
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<h2><span id="toc4">最後に&#8230; 鳩目（ハトメ）の金物は「グロメット」</span></h2>
<p>帆布に穴を開けて補強金具を取り付けますが、この金具自体のことは様々な呼ばれ方をしています。<br />
「グロメット」&#8221;grommet&#8221;又は&#8221;grummet&#8221;、「アイレット」&#8221;eyelet&#8221;、「ループ」&#8221;loop&#8221;、「ラグ」&#8221;rug&#8221;、「イヤー」&#8221;ear&#8221;、「トーイングアイ」&#8221;towing eye&#8221;、「ファスナー」&#8221;fastener&#8221;&#8221;fastening&#8221;、「フィクシング」&#8221;fixing&#8221;、「ホールドファースト」&#8221;holdfast&#8221;、と実に多くの言い方があります。</p>
<p><img decoding="async" src="https://malu-sailing.com/wp-content/uploads/2020/05/c60fa922400ea20306292e07f7d6e857.jpg" class="aligncenter size-full wp-image-5744" alt="グロメット" width="300" height="264"><br />
しかし、ヨットの世界では帆布に穴をあけて補強する金具のことは、「グロメット」&#8221;grommet&#8221;又は&#8221;grummet&#8221;と言います。グロメットは日本では鳩目（ハトメ）と呼びますが、金属製のグロメットが「鳩の目」に似ていたことから「鳩目」と呼ばれるようになったと言われています。<br />
これは残念ながら、ヨットとは関係なかったですね。</p>
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		<title>ヨットを走らせるのは難しくない</title>
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		<dc:creator><![CDATA[malusailing]]></dc:creator>
		<pubDate>Sun, 11 Aug 2019 05:08:11 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[ヨットライフ]]></category>
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					<description><![CDATA[ヨットが縁遠い感覚がある理由の一つに、何だか走らせるのが難しそうという感覚があるからではないでしょうか？ 確かに僕自身もそうでした。追風で帆を開いたら風に押されて進むって言うのは、誰でも簡単に想像できることですが、追風で [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p>ヨットが縁遠い感覚がある理由の一つに、何だか走らせるのが難しそうという感覚があるからではないでしょうか？ 確かに僕自身もそうでした。追風で帆を開いたら風に押されて進むって言うのは、誰でも簡単に想像できることですが、追風でしか走れないなら、仮に出て行っても帰って来れないって考えてしまいますよね。まあ、普通の人なら、これでおしまいです。難しいことを考えたり、調べたりするくらいなら、他に楽しそうなことはいっぱいあるし、別にわざわざ調べる程ではないですよね。そう、余程の興味と行動力が無い限り、追風以外でどうやって走るかなんて調べようとは思わないのが当然です。<br />
でも、これが一度でもヨットに乗ってみて、楽しかったり面白いっていう経験をしてしまうと、一気に考え方は変わってしまいます。何故なら、港を出て海の上を帆走して、港に無事に戻って来ているのですから、先に書いたような心配が無いことは解ったし、百聞は一見に如かずだからです。</p>
<p>しかし、そこで更に心配になるのは、自分が始めたいと考えた時、そして更に自分の船を持とうとするときには、やっぱり何処かでちゃんと習った方がいいよな&#8230;って、まじめな日本人なら誰しもそう考えてしまうはずです。</p>
<p>実は、僕たち夫婦はヨットを習いに行ったことは一度もありません。その代わりに、2年半くらいの間、いろいろな人のヨットに乗せて頂いていました。でも、この乗せてくれるヨットオーナーが教えるのが上手いかと言えば、そんなに期待はできません。逆に全く何も教えてくれない&#8230;って感じでした。まあ、体験的にロープを引かせてもらったり、舵を握らせて貰ったりはしますが、実際にどうやって走らせるのかをしっかり教わったわけではありません。でも、数回乗ってよく見ていれば、ヨットを走らせること自体は、そんなに難しくないという事がわかります。だからこそ、もっとやってみたいなって思うようになるわけです。僕たち夫婦がどのようにしてヨットをマスターしたかは最後に少しだけご紹介することにして&#8230;</p>
<p>今回は、「ヨットを走らせるのは難しくない」ということことを順を追って書いてみたいと思います。</p>

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<h2><span id="toc1">ヨットもエンジンを使って走ります</span></h2>
<p>ヨットと言えども、僕がこのブログでテーマにしているヨットはセーリングクルーザーですから、いくら小型でもエンジンが付いていてエンジンで走ることはできます。<br />
セーリングクルーザーに乗ろうとするなら、絶対に必要なのが「小型船舶操縦免許」を持っていることです。つまり、免許を持っているという事は実技試験に合格しているわけですから、ボートを操船する技術は最低限あります。それがヨットであっても海に出ること、そして帰ってくることはエンジンを使って走るという上では既にできるわけです。</p>
<p>実はヨットを言えども、港からいきなりセイル（帆）を上げて走り始めるわけではありませんし、帰ってくるときに岸壁直前までセイルを上げているわけでもありません。出港するときはエンジンで離岸して港の中はエンジンで走ります。沖に出てからセイルを上げてセーリング（帆走）し始めるわけです。帰りもその逆で、港に入ってゆく前にセイルを下ろし、エンジンを掛けてエンジンを使って港に入って行き着岸するわけです。ですから、セイルを上げなければ、パワーボートと同じだという事です。</p>
<h2><span id="toc2"> 風があればセイルを上げれば走ります</span></h2>
<p>港を出て沖に出るまではエンジンで走ると 1.で書きました。何処までエンジンで行けば良いのだろうと考えてしまいますが、好きなだけエンジンで走って構いません。あえて言えば、セイルを上げる時には、周りに迷惑が掛からなくなるところまでエンジンで走れば良いのです。港の出入口近くや船の往来や停泊が多い場所は避けます。</p>
<h3><span id="toc3">1. メインセイルを上げる</span></h3>
<p>メインセイルを上げる時には船の向きを風上に向けてから微速前進の状態でセイルを上げます。微速前進で上げる理由は、完全にエンジンの推進力を止めてしまうと、風や波の影響で船が風に直立せず不安定になるからです。不安定な状態ではセイルを上げにくくなります。</p>
<h3><span id="toc4">2. メインセイルに風を入れる</span></h3>
<p>セイルを上げて、艇が風上に真っすぐに向かっている間は、セイルには風が入らず旗のようにバタバタとはためくだけですが、船の向きを風上が斜め向かいになるように舵をゆっくり左右どちらでも良いので切ってゆくと、徐々にセイルに風が入り、バタバタしていた帆は風をはらむようになります。風がはらんだところで舵を直進に戻しそのまま走らせると、微速前進だった艇は風の力が加わって少しスイスイと走り始めるのです。この状態が機帆走と言います。<br />
※ヨットは縦帆（風に向かって縦向けの帆）なので、メインセイルを上げる時には風上に真っすぐ艇を向けないと帆を上げることができません。<span style="font-size: x-small;">（厳密には、斜め向きでも上げることは可能なんですが、テクニックが必要になるので、安全に帆を上げるためには風上に向けるのがヨットのルールです。）</span></p>
<h3><span id="toc5">3. ジブセイルを広げる</span></h3>
<p>メインセイルが上がって風を入れたら、次は前側のセイルであるジブセイルを広げます。ジブセイルはメインセイルが風をはらんでいる側に出して、ジブシートをウインチで引き込んでゆくと、メインセイルと同じように風をはらむようになります。更にジブシートを引き込んでゆくと、艇がスルスルと速度を増し始めます。</p>
<h3><span id="toc6">4. セーリング状態にする</span></h3>
<p>微速前進状態のエンジン、メインセイルに入った風、ジブセイルに入った風の3つの力で艇は進んでいますので、十分に速度が増して艇が安定して進み始めたらエンジンを停止します。これでセーリング（帆走）状態になります。<br />
そして、この時のセーリングは風上に対して斜めに上っていることになります。この状態をクローズホールドと言います。</p>
<h3><span id="toc7">5. クローズホールドが一番楽しく一番頭で理解しにくい</span></h3>
<p>風に対して斜め向かいに帆走するクローズホールドは、風と艇が走ることで前側から来る空気の流れが加わって、体感的には最もスピードが出ているように感じることから、最もヨットに乗っていて楽しいと感じる瞬間です。セイルの風が入ると艇がヒールし（傾きながら）海面を切るように走る感覚は最高に楽しくヨットに乗っている醍醐味を最も感じるときです。しかし、何故斜め向かいからの風でセイルに風がはらんでヨットが前に進むのかは頭で考えても解らないと思います。</p>
<h3><span id="toc8">6. 帆を上げ風をはらませ走ることがセイリング</span></h3>
<p>セイルに風を入れて帆に風がはらみ始めるところから、風が横、後ろに回っても、帆の角度（船の横に帆を張り出す量）を調整することで帆にはずっと風をはらませることができます。これを「帆に風を入れる」（帆に風を入れて走らせる）と言うのですが、これが『セイリング（帆走）する』ということなのです。だから、風があればセイルを上げれば走ると言うわけです。</p>
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<h2><span id="toc9">帆の調節は割といい加減でも走ります</span></h2>
<p>ヨットが難しく思われる理由に、帆の調節があると思います。これも頭で考えて解るのは、追風なら風の当たる面ができるだけ大きくなるように帆を調節すればいいって感覚的にわかりますが、それ以外の時にはどうすれば良いかイメージできませんよね。しかし、上の項目で書いたように、帆に風をはらませることができれば艇は走ります。問題は舵を切るたびに帆を細かく調節しなければならないような気がしますが、船の舵は陸の乗り物のようにクイックに曲がることはできません。つまり、少しばかり舵を切っても、船が大きく回ることは無いという事です。割といい加減でも、帆に風が入ってれば艇は走り続けます。また、割とセイルがルーズでも、これまた風をはらみさえしていれば、そこそこの風があれば走ります。まあ、そんなに難しいものではなく、割とアバウトでも艇は何となく走り続けることができるのです。このあたりの調節は経験を積んでゆくことで微妙な調節でも徐々にできるようになってゆきます。きちんと最高のパフォーマンスで走らせたいという人は、そこから先のセイルトリムを勉強すれば良いのです。でも、細かなセイルトリムはレースをする人くらいしか、あまり必要ではないんですけどね&#8230;。</p>
<p><img decoding="async" src="https://malu-sailing.com/wp-content/uploads/2019/08/写真-2019-07-08-17-54-44.jpg" alt="ヨットと風の関係" width="300" height="302" class="aligncenter size-full wp-image-2730" srcset="https://malu-sailing.com/wp-content/uploads/2019/08/写真-2019-07-08-17-54-44.jpg 300w, https://malu-sailing.com/wp-content/uploads/2019/08/写真-2019-07-08-17-54-44-150x150.jpg 150w, https://malu-sailing.com/wp-content/uploads/2019/08/写真-2019-07-08-17-54-44-200x200.jpg 200w, https://malu-sailing.com/wp-content/uploads/2019/08/写真-2019-07-08-17-54-44-100x100.jpg 100w" sizes="(max-width: 300px) 100vw, 300px" /></p>
<h2><span id="toc10">タックやジャイブで失速しても大丈夫</span></h2>
<p>『セイリングは行きたい方向に対して、どうやって安定的に帆を調節して艇を走らせるかという遊び』ですから、マメに帆を調節することは、遊びの一部であるということです。これなくしてはヨットの楽しみは半減してしまいます。なので、風に対してゆく方角が変われば、帆の張り出し加減を調節する、また帆を艇の左右何れかに張り出す側を変える（タックを変える）作業が操船の醍醐味とも言えます。これが風に上って走っている時をタック、下っている時をジャイブと言いますが、タックやジャイブをしたときに、段取りが悪くて艇が失速してしまうことがあります。でも、そんなの気にしなくて構いません。要は慣れの問題ですから、徐々にスムーズにできるようになってきます。失速してしまったらどうすれば良いのか、それはもう一度風を入れ直して走らせれば良いだけのことです。まあ、最初はジタバタすると思いますが、これも慣れてくればスムーズにできるようになります。</p>
<h2><span id="toc11">イッパイあるロープに戸惑ってしまいそう</span></h2>
<p>ヨットに縦横無尽に張り巡られているように見えるロープ類、この数を見ただけで、なんだか物凄く面倒に見えます。確かに、ヨットを全く知らない人から見れば、沢山あるロープ類の存在は、面倒に見えても仕方ありません。しかし、このロープ、それぞれには役割は当然ありますが、同時に全てを使うようなシーンはありません。また、片っ端から丸暗記するようなものもありません。全て意味があって引き出されているので、それを知れば迷うことは殆どありません。また、セーリング中に頻繁に使う物は限られているので、間違えることは、その艇に初めて乗って数回程度のことです。、まあ、素人目と言いますか、ヨットのことをわかるようになれば、問題なくつかいこなせるようになるので、心配ありません。</p>
<h2><span id="toc12">最後に&#8230;（どうやってヨットをマスターしたか）</span></h2>
<p>ヨットは確かにいろいろと面倒かもしれません。覚えることも多いですし、操作方法も陸の乗り物のようにシンプルではありません。しかし、全く燃料を使うことなく風さえあれば海の上で遊んでいることができ、停泊（船を停めて泊まること）だってできる、こんな乗り物は他にありません。</p>
<p>最後に、僕たち夫婦がどうやってヨットをマスターしたかですが、先ずは見て覚えるです。諸先輩がヨットの上でやっている操作を見てそれを覚えることです。次に調べて覚える。言っていること、やっていることが、動きとしてわかっても意味が解らないと自分のものにはなりません。なので、質問して教えて貰うだけでなく、ネットや書籍、<a href="https://malu-sailing.com/archives/1627">テキスト</a><span style="font-size: x-small;">（オススメ教本は<a href="https://malu-sailing.com/archives/1627">こちら</a>でご紹介しています。）</span>などで調べたり、レッスンDVDなども買って見ました。最近では、YouTubeなどの動画サイトも充実しているので、解らないこと、知りたいことはそういうのを利用して調べました。そうして、ヨットに乗せて頂いていても迷惑を掛けないようなレベルにはなっていたと思います。<br />
しかし、自分の船を持った時に大きな壁にぶち当たりました。それが、船を完全に自分たちだけで操船して離着岸させることです。離着岸はヨットオーナーの最も心配することなので、なかなかクルー時代にやらせてはもらえませんでしたから、練習する機会も殆どありませんでした。まあ、ヨットハーバーなどで他の船や桟橋などにぶつけられたりしては困りますもんね。特にうちは初めての艇で大き目のヨットを持ってしまい、人の力ではどうしようもありません。しかし、そこは何とかするしかありませんから、妻と2人だけで離着岸が安全に容易にスピーディーにできる方法を探し回りました。このあたりの話はまた別の機会にするとします。</p>
<p>でも、ヨットは決して難しいものではありません。セーリングはとても楽しいですし、ヨットライフも気分転換には最適ですので、是非多くの人に楽しんで欲しいと思います。</p>
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		<title>ヨット用語に戸惑う　～進行方向編～</title>
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		<pubDate>Mon, 08 Jul 2019 12:36:23 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[ヨット用語]]></category>
		<category><![CDATA[クォータリー]]></category>
		<category><![CDATA[クローズホールド]]></category>
		<category><![CDATA[クローズリーチ]]></category>
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										<content:encoded><![CDATA[<p>僕たち夫婦のセイリングは、妻とのダブルハンドなのでセイリング教室みたいなところに通ったことも無ければ、教本を使って学習したわけでもなく、最初は乗せて頂いていたヨットのオーナーやクルーの見様見真似や教えて頂いたことをそのままにヨットのことについて覚えてゆきました。複数のオーナーヨットに乗せて頂くようになると、オーナーやヨットによって使う用語も流儀も異なり、船ごとに聞き分けて乗っていたわけですが、そこで最も困ったのが操船時のオーナーからの指示に対してわからない言葉が多いことです。単純に真っすぐ行こうとか、右に曲がろう、左に曲がろうと言ってくれれば良いのですが、ヨットではセイリングしているときにはそういう言い方はあまりしないのです。でも、日本語で言ってくれれば何となく想像もつくのですが。それがヨット用語ともなると、初めての時にはとにかく戸惑いました。</p>
<p>まあ、ヨットオーナーからすれば、それくらいのこと乗る前に勉強してきてよ、基本なんだから知っていてあたりまえだろうっていう事なんでしょうね&#8230;。</p>
<p>まあ、僕たちの場合には、ちゃんと勉強しようなんて気持ちには自分たちの船を持とうと思い始めるまで考えたことも無かったんですが、まあちょっとだけ乗せて頂くつもりが、船を持とうなんて思うとは、当時は思ってもみませんでしたから。</p>
<p>さて今回は、そんなヨット用語の中でもセーリングに関わる進行方向に関するヨット用語についてお話をしたいと思います。</p>


<h2><span id="toc1">ヨットは風に対してどう帆走（はしる）かで表現する</span></h2>
<p>ヨットは風を使う船遊びです。つまり、風を中心に物事を考えます。これは、クルージングするときでも、レースするときでも同じです。風に対してどうするという表現をするのがヨットを操船する際に使う言葉の基本的な考え方です。<br />
日本語だと、風に向かうとか、風下へ行くとか、風に立てる、そんな言い方をしますが、ヨットの世界では風上に上って行くときと風下へ走る時だけでもいろいろな呼び方をします。</p>
<h2><span id="toc2">ヨットができないことには用語も存在しない</span></h2>
<p>先ずは、ヨットができないことは何なのかと言えば、それは真正面からの風で帆走することです。風を真正面に受けて帆を張って走るなんて、想像してみただけで無理なことは誰でもわかります。できないことだからこそ、そのような言葉もありません。</p>
<h2><span id="toc3">風を受ける向きによる呼び方</span></h2>
<p>ヨットは自艇が左右または後ろのどちらから風を受けるかで異なった言い方をします。</p>
<h3><span id="toc4">風を後ろ側から受けるセイリング</span></h3>
<p>初期の帆船には現代のヨットのような縦帆は無く、横帆しかありませんでした。横帆を用いることが出来ない場合には、基本的にオールで漕いで船を動かしていました。しかし、後ろ側から吹く風を使えばオール（櫂）で水を櫂くことなく楽に風の力で走ることができるよな&#8230;なんて昔の人は考えたことでしょう。つまり、風の力だけで帆走することが出来ることから、追風で風下に向けてセイリングすることを「ランニング」&#8221;running&#8221;と言います。<br />
<span style="font-size: small;">因みに帆船は固定式の横帆から徐々にその横帆を風向きに合わせて角度をつけられるようにして、斜め横からの風でも船を進めることができるようになりました。後に縦帆により風に切り上がって行けるようになり、現在のヨットの形に進化してゆきました。</span></p>
<h3><span id="toc5">風を左右の舷から受けるセイリング</span></h3>
<p>真後ろから受ける風以外は、船の左右何れかの舷から風を受けることになりますが、右舷（スターボード）側から受ける風のことを「スターボード・タック」&#8221;starboad tack&#8221;、同様に左舷（ポート）側から受ける風を「ポート・タック」&#8221;port tack&#8221; と呼びます。<br />
「タック」&#8221;Tack&#8221; とは、「しっかり固定する」と言う意味の動詞で、帆を風に対してしっかり固定することから、このような表現になったようです。<br />
つまり、「スターボード・タックでセイリング」って言われれば、「右舷から風を受て帆走（するためにしっかり帆を固定）しよう」ということです。<br />
</p>
<h2><span id="toc6">受ける風の角度によってセイリングの呼び方は変わる</span></h2>
<p>「スターボード・タックで行こう」と言っても、右舷からの風は、斜め前、真横、斜め後ろと、右舷と一口にいってもいろいろあります。セイリングでは、この風の角度によってセイルのセッティングが変わるので、それに合わせてセイリングの呼び名を使い分けています。<br />
これは、目的地に向けて帆走するために最も効率よいコース取りをするためには、風をどの角度で受けて走るのが、もっとも効率よく走れるのかという考え方が元になっています。セイリングは、先にご紹介した<span class="black b">「タック」</span>とこれから説明する<span class="black b">「風の角度による帆の出し具合」</span>によりセイリングの呼び名を変えています。</p>
<h3><span id="toc7">風上へ向かうセイリング（クローズホールド）</span></h3>
<p>ヨットは風上には真っすぐ上って行くことはできません。しかし、目的地の方向から風が吹いている場合には、風上に向かって斜めに風を受けてジグザクに進んでゆくことで、最終的に目的地に到達するわけです。そのようなセイリング（帆走）で最も風上に向かって走れる角度でセイリングするための帆のセッティングを「クローズ・ホールド」&#8221;close hauled&#8221; と言います。ヨットを帆走させる際に、最も帆を「閉じた」（クローズ）状態に帆を「強く引き込む」（ホールド）という意味です。</p>
<p><span style="font-size: small;">クローズホールドでのセイリングは、どんなに高性能なレース艇でも両舷30度が限界と言われており、一般的なクルーザーでは40度前後の角度で進みます。<br />
「スターボード・タックのクローズ・ホールドで行こう」というような使い方をしますが、この場合、「右舷から風を受けてできるだけ上りでセイリングしよう」という意味になります。</span></p>
<h3><span id="toc8">斜め前からの風のセイリング（クローズリーチ）</span></h3>
<p>クローズホールドの状態から真横までの間で風を受けてセイリングすることを「クローズ・リーチ」&#8221;close reach&#8221;と言います。<br />
これはセイリングの際に前寄りの風ほど、帆を閉じた（クローズ<span style="font-size: small;">＝引き込んだ</span>）状態で走らせ、風を受ける角度が真横へ回って行くほど帆を開いて（出して）ゆきます。この帆を外側に張り出すことをリーチ &#8220;reach&#8221;（出す）と言います。</p>
<p><span style="font-size: small;">セイリングの際には、ちょっと「セイルを出して」なんてスキッパーから指示があったりします。それが &#8220;reach&#8221; です。</span></p>
<h3><span id="toc9">真横からの風のセイリング(ビームリーチ）</span></h3>
<p>船の真横から受けるの風のことを英語では &#8220;wind a beam&#8221; と言います。日本では「アビーム」と言います。<br />
アビームでのセイリングは「ビーム・リーチ」と言い、ビームの風に合わせて帆を「出す」（リーチ &#8220;raech&#8221;）という言い方をします。<br />
ビームリーチはタックが変われば進行方向が180度変わります。</p>
<p><span style="font-size: small;">&#8220;Beam&#8221;（ビーム）は船の横向きの構造材のことで、帆船は人間の背骨と肋骨のような感じの主構造材に外板が貼り付けられている構造になっています。この肋骨のことを&#8221;beam&#8221;と呼び、船の横方向のことをビームと言います。因みに船底を前から後ろまで貫いた、人間でいう背骨のことを&#8221;keel&#8221;と言います。&#8221;keel&#8221;は「竜骨」という意味で船の骨組みは竜の骨のようになっていることが語源です。</span></p>
<h3><span id="toc10">斜め後ろからの風のセイリング（ブロードリーチ）</span></h3>
<p>斜め後ろからの風を「クォーターリー」と言います。英語では&#8221;quarter Lee&#8221; です。<br />
&#8220;quarter&#8221; は「1/4（4分の1）」、&#8221;lee&#8221; は「風下」という意味です。「1/4ズレた角度の風下へ向かう風」つまり斜め後ろからの風という事です。<br />
クォーターリーでのセイリングは「ブロード・リーチ」&#8221;broad reach&#8221;と言います。ブロード &#8220;broad&#8221; は「広い」と言う意味で、リーチは「出す」ですから「帆を広く出す」というセイルセッティングになると言う意味です。<br />
最初の方に書いた、真後ろからの風でセイリングするランニングに対して、ブロードリーチはやや斜め後ろからほぼ真横になるまでの間の風のセイリングはブロードリーチという事になります。</p>
<p><span style="font-size: small;">ブロードリーチとランニングの違いは、ブロードリーチの場合には、同じタックにメインセイルとジブセイルを出します。それに対して、ランニングでは、真後ろの風なので、できるだけ真後ろからの風の力を利用するために、メインセイルとジブセイルを左右分けて展開（観音開きに）します。</span></p>
<h2><span id="toc11">最後に（セイリングはセイルトリムが肝）</span></h2>
<p>現代のヨットのセイリングはセイルの横への張り出し加減で様々な向きの風を使って帆走します。この帆の調節をすることをセイルトリムと言います。セイルトリムの基本は、帆を引き込んだり出したりすることですが、実はそれだけではありません。セイルカーブ（風をはらんだセイルの弧の形）が理想的な形になるようにセイルを様々な方法で調節します。この調節方法は様々なライン（ロープ）を引き込んだり出したりすることで調節します。</p>
<p><img decoding="async" src="https://malu-sailing.com/wp-content/uploads/2019/07/写真-2019-07-08-21-28-16.jpg" alt="" width="301" height="300" class="aligncenter size-full wp-image-2397" /><br />
ヨットの走りを極めたい人は、是非セイルトリムを勉強してみると良いと思います。<br />
僕たち夫婦のように、のんびりセーリングを楽しむだけなら、基本的なセイルの出し加減の調節だけでも十分に楽しめますが、上手くセイルトリムをすることで、微風でも走ることができたり、最高速度を上げたりすることもできます。<br />
ヨットの世界は奥深いと言われますが、その大きな部分はこのセイルトリムにあるとも言えると思います。<br />
しかし、あまり難しく考えることなく、先ずはセイルを上げて海に出て、基本のセイルの出し入れで船を走らせてみることから始め、慣れてきたら細かいセイルトリムをいろいろと試してみてはどうでしょうか？　先ずは、海に出てヨットを楽しむことが大切ですね。</p>
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