最近、MALUに乗る度に思うのが、MALUもあちこちくたびれて来たなぁって… このヨットに乗り始めてもう直ぐ丸9年。
中古艇として買ったので、そもそも購入当時は船内外のクリーニングを夫婦で徹底的にやったり、その後も乗りながらいろいろと船に手を掛けていたけど、最近はやっても軽く掃除機かける程度。デッキ上だって、昔は乗る度にデッキブラシでゴシゴシしてたけど、最近は潮を被ったセーリングの時だけ軽くホースで塩抜き洗いだけ。コックピットのスノコだって上げないし、コックピット内やドジャーの内側を洗ったのはいつだっけ?って忘れちゃうくらい前のこと…。
今年は2月の上架で船底やったし、おまけに軽いオイル漏れ修理のつもりが分解整備する羽目になり、極め付けはミキシングエルボがダメになる寸前だったりでこちらも交換、ついでにエンジンの補修塗装までやったので、なんだか物凄く綺麗になったつもりでいたけど、それは船底やエンジンだけの話。
しかし、今年からは船に行きやすい場所に住み始めたので、船にちょこちょこ行って前々から思っていた作業やメンテや掃除をしようと心に決めていたのになかなかスタート出来無いまま、気づけばゴールデンウイークを過ぎてしまったというわけです。
いかんいかん…
まあ、買ったマンションも中古でリフォームを職人さんにお願いしたのは床と壁と部分解体くらい。あとは建具の交換や断熱二重窓、水回り各所の更新、エアコン交換、キッチンのレンジフード交換、電気系の諸々の作業などなどはバラバラに職人さんや安い物を探し、自分で作業できる事は思いついたら自分でやっちゃうって感じで、まあ引っ越して暫くはヨットどころでは無かったというのもあるんだけど… ひとまず家の方は概ね形が整ったかな。
そこで一念発起して、マリーナに行って作業やってきました。
今回やることは3つ
1.キャビン内の木部艶出し
2.船首パルピットの傷補修
3.プライマリーウインチのメンテナンス
朝イチにマリーナに到着すると、マリーナは定休日で誰もおらず、貸切状態。
先ずはキャビン内の木部艶出し作業を開始。
使ったのは、Parker&Bailey(パーカー&ベイリー)オレンジオイル ポリッシュ。
艶出しと同時にクリーニングもできる艶出し剤で、少し白っぽく擦れている部分も綺麗に。まあ、ニス補修をしたわけじゃ無いので悪くなる前に早目に使って表面保護するというのが本来の使い方なんだけど、まあ生活感あふれる我がMALU号の床板を外してまで塗装作業はできないので、先ずはこう言う物で様子見です。
次にパルピット作業へ。
こちらは、以前のオーナーが槍付けした時に岸壁に接触してしまいステンレスの表面にガリ傷が付いてしまったと言う物で、実は以前から気にはなってたのですがずっと手付かず。
何故今更?については、ジェネカーを上げるようになったので傷にセイルが擦れて破れたら嫌だなって思い始めたわけです。
ダイヤモンドシャープナーで表面のギザギザを均して、
引っ掛かりが無くなる程度に研磨。そして、錆止めとしてミラーシルバー色塗装を部分的にやったりしました。
そして最後に、
プライマリーウインチのオーバーホールです。
現在使用しているプライマリーウインチは、乗り始めて1年後に交換した物で、元々付いてたのは古いイタリアのアンタル製、どデカい超重たいのが付いていて、セルフテーリングが緩くて使いにくかった事もあり、あちこち探しまくってカルフォルニアから取り寄せた物。ハーケンの現行品で殆ど新品同様のコンディションだったのですが、使い始めてから一度もオーバーホールしたことが無くて早8年。開けてみるのが不安でしたが、大きな摩耗や不具合はなく一安心。
バラバラに分解して古いグリスを拭き取り、さらにギアはパーツクリーナーと歯ブラシを使ってゴシゴシ。パーツクリーナーは樹脂製品を痛めない物を使います。
全ての部品を一旦脱脂してから充分に乾燥させて、今度は専用グリスでグリスアップ。メーカーの指示書によると、とにかく薄く塗ることとのことで、筆塗りをして指で塗り付け伸ばしという感じ。
ポート側を先ずやって組み上げまで終えて、今日はここまでにしようかと一瞬頭をよぎったのですが、これでやらなかったら次はいつになるかわからないので、休みなしに2台目のスタボ側に取り掛かりました。
2台目は分解も手順もわかってるので作業はスムーズに進み、部品洗浄からグリスアップも最初の半分くらいの時間で終えることができました。

ウインチの組み立てにはネジなどにアンチシーズを塗る必要があるのですが、今回は手元になかったので、これは洗浄せずに残したままにして再組み立て。手元に届き次第、再度分解して洗浄して新しいものを塗布する予定。ネジがステンレスで本体がアルミなんて事もあって電飾による固着などの可能性もあるので調べてみたら、船の艤装部品などにはTef-Gelという普通の自動車整備などで使う物じゃなくて海専用のテフロン系の固着防止剤があるようで、速攻でオーダー。

これ、日本国内で売ってるものは少量でもかなりお高いので、米国のウエストマリンから取り寄せすることにしました。送料含んでも、日本で買うよりかなり安いです。
ウエストマリンと言えば、アメリカでは海関係専門の巨大ホームセンターのチェーンストアですが、先日、破産申請を国に申し出たとかで、日本で言うところの会社更生法的なものの適用を受けて営業を継続しながら会社更生するそうです。

米式の会社更生法(チャプター11)は日本と違って経営陣の変更無しで金融機関や仕入先からの仕入等による支払いや金融機関からの借金の大半を債権者に法的に放棄させて会社を存続させてゆくようなやり方だそうです。米国では経営戦略的にこの方法を用いたりもする事もあるそうです。まあ、会社が完全に潰れて一銭も取れないよりいいでしょ?的なノリだそうで、国的には雇用を守ったりする目的もあるそうです。
なので一気に全店閉店的な事や取付け騒ぎになったりする事はなくて、しっかりした再生計画は必要ですが、不採算店の閉鎖などから手を付けて新たな出資者やファンドを探し、ウエストマリン自体は残って営業は続ける形だそうです。コロナ禍あたりからのボート関連特需が米国でもあったようで、日本同様それらが一旦落ち着いて日常にに戻り、更に販売面で大手ECなど、急激な売上の大幅減によるものだそうです。
話は戻って…
また天気の良い日を選んで、デッキやハル周りの洗いを洗剤使ってゴシゴシやろうかなって思ったりしています。それと、ステンレス部のサビ染み掃除とかかな。
あっ!それと、ジェネカーのタック問題もジェネカーポールをとあるところから安くで入手できそうなので、取付けプロジェクトもスタートする予定です。




コメント