今年(2026年)の上架船底メンテナンスについては、船底の掃除と塗料の塗り直しだけで無事に終える事ができました。
以前には、キールにオズモシスが見つかり補修をしたり、セイルドライブがハルを貫通している部分の凹部に貝が繁殖してカバーが外れるなど、船底メンテナンスと言っても、上架する度に何か追加の問題が起きてました。
しかし、今回は2年越しの汚れ以外は何も無く、船底メンテナンスは大量の貝や藻類の処理以外は、特に問題はありませんでした。

はい、綺麗になりました…。
この状態で下架して、いつもならそのまま試走するために出航するんですが、今回は残念ながら下架しても自分のバースにも戻る事が出来ないという事態になってしまいました。
実は、去年の12月頃にまたまたオイルが漏れている… それも以前に直した場所以外から明らかに漏れているような感じだけど、そんなに多量ではない…。
去年の冬の初め頃は、台風並みの強風が吹き荒れたり、週末の度に天候が悪化して、なかなか出航する機会も少なく、船に行く回数も少なくなってしまい、オイルを吹き取った後に再現確認する事がなかなか出来なかったので、漏れ箇所の特定が遅くなってしまい、年明けにようやく場所を特定できたのです。
その場所というのが、エンジンのスロットルレバーが付いているシャフト周りという、これまたドバッとは漏れ出す場所じゃないけど、エンジンを回し続けるとタラ〜っと微量漏れるという厄介なやつ。
しかし、見つけてしまったら直さないと放置は出来ません。
そこで、マリーナの担当さんに相談して、いつものメカニックさんに修理をお願いするという流れになったわけですが、可動するシャフトのシール交換(Oリング)程度なら、楽勝の作業だと思っていたら、これがかなり厄介な作業になるという話…。

そうです、エンジン内部から外に向けて出ているシャフトですから、何処かを開け無いとシャフトが抜けない。更に、スロットル系なのでシャフトの先にはリンケージが付いてるわけで、その辺のメカもバラさないといけない。そして、開ける部分がタイミングギアケースなので、クランクシャフトプーリーを外して、ケースを開けなきゃいけないなんて事で、そうすると解放したケースのシールも交換って事になるわけです。
MALU号のエンジンはVOLVO PENTA MD2040B って言うエンジンで、排気量は約2リッターのディーゼルエンジンですから、ヨットエンジンとしては大きい方で、クランクプーリーの締め付けトルクも半端じゃ無いし、クランクプーリーを過去に一度も脱着してないと、固着して回らないので無理に回すと壊れてしまうかも…なんて話もあり、インボード作業ではバラせないかもなんて話まで出る始末。しかし、そんなことは絶対にあり得ません。外洋クルーザーは、海上でもメンテナンスができるという事が重要で、特にこの手の古いエンジンは現代のものに比べてメンテナンス性が良い筈。外れないのはトルクの掛け方の問題じゃ無いかな… なんてことを思ったりしてました…



このタイミングケース解放まで行き着けば、あとはシャフトを抜いてシールを交換して再組み立てするだけと思っていたのですが、そう簡単には終わりませんでした。再組み立て後にエンジンの動きがおかしい… ので再度分解しますという連絡が入り、その原因追及と調整に更に時間を要する事に…。

まだまだ、エンジンのメンテナンスは続きます… (つづく)
(これを書いている今日現在は、無事にエンジンの整備も完了して、既に出航する事もできています。)








