遠目に見ればまだまだ綺麗に見えるMALU号の白いハルですが、最近近くで見ると以前のような艶がなくなってきたように感じます。上架整備の時にハルのバフ掛けをしたのも思い起こせば5年以上前のことで、最近はハルを洗ったり磨いたりも、すっかりやらなくなってしまい、デッキを洗ったついでにハルに水を掛ける程度です。
今年の夏は、3回くらいヨットで出かけて行って海に入ったりしたりしたのですが、コックピットから船尾のプラットフォームに降り立ったとき、船尾のトランサムに触ると白い粉が…。これって海水の塩が乾いて付いたのかと思ってましたが、どうやらそんな感じではなさそうです。MALU号も、肌のお手入れ無しではダメな29歳、お肌の曲がり角に差し掛かってしまったようです。
そこで今回は、古いヨットのハルは磨けば蘇るのかをテーマにハルの表面補修やメンテナンスについて書いてみたいと思います。
艶がなくなって白い粉が出る
古いFRPヨットのハルを手で擦ったとき、手やウエスに白い粉のようなものが付くことがあります。この現象を チョーキング(Chalking)と呼びます。
Chalk とは英語で「チョーク、白墨」のことで、塗装やゲルコートなどの表面が劣化し、チョークの粉を吹いたような状態になることから、このように呼ばれています。
では、この白い粉はどこから出てくるのでしょうか。
FRPヨットのハル表面は、多くの場合、ゲルコート(Gelcoat)と呼ばれる層で覆われています。
以前の記事「ヨットのFRPハルの中身を覗いてみる」でも触れましたが、ゲルコートはFRPの一番外側にある仕上げ層です。一般的なFRP艇では、船体を成形する際に型へゲルコートを施工(吹付塗布する場合が多い)し、その上にガラス繊維と樹脂を積層して船体を造ります。
そのため完成したハルでは、ゲルコートが直接、紫外線や熱、雨、海水などにさらされることになります。もちろんゲルコートには、こうした環境に耐えるための性能が与えられていますが、何年、何十年と紫外線や風雨にさらされ続ければ、表面の樹脂は少しずつ劣化していきます。
ゲルコートは樹脂だけでできているわけではなく、樹脂に色を付けるための顔料(Pigment)なども含んでいます。
表面の樹脂が劣化していくと、顔料などの微細な成分が表面に露出しやすくなり、やがて粉を吹いたような状態になります。
これがチョーキングの正体です。
つまり、ハルを擦ったときに付く白い粉は、海水が乾いて残った塩や単なる汚れとは限りません。「ゲルコート表面が経年劣化していることで生じている可能性がある」ということです。
そして、チョーキングが進んだハルでは、もう一つ分かりやすい変化が現れます。
それが艶の低下です。
新しいゲルコートは表面が滑らかなため、光をきれいに反射して艶があるように見えます。しかし、表面の樹脂が劣化して微細な凹凸が増えてくると、光がさまざまな方向へ散乱するようになります。その結果、表面が白っぽく曇ったように見え、以前のような艶がなくなってきます。
「ハルの艶がなくなってきた」「触ると白い粉が付く」
という二つの症状は単なる汚れではなく、どちらもゲルコート表面の劣化によって起こることがあるわけです。
ただし、チョーキングが起きたからといって、すぐにFRPハルそのものの強度に問題が生じているという意味ではありません。
チョーキングは、最初にゲルコート表面に現れる経年劣化の現象です。
ハルが黄ばんでくる
チョーキングと並んで、船齢を重ねた白いFRPヨットで見られることがある変化が、船体の黄ばみです。これを 黄変(Yellowing)と呼びます。
新しい頃には真っ白だったハルが、年月とともに少しクリーム色や黄色味を帯びて見えるようになる現象です。ただし、白いハルが黄色っぽく見えるからといって、必ずしもすべてが黄変とは限りません。
水垢や油分、排気ガス、鉄分による錆汚れなどが表面に付着して、黄色や茶色っぽく見えていることもあります。このような汚れであれば、適切な洗浄によって本来の白さが戻る可能性があります。洗っても落ちない黄色味の場合には、ゲルコートそのものが経年劣化によって変色している可能性があります。
一般的に古めのFRPヨットのゲルコートには、主に不飽和ポリエステル樹脂(Unsaturated Polyester Resin)をベースとしたものが使われています。
「ポリエステル」と聞くと衣類の繊維を思い浮かべますが、ここでいう不飽和ポリエステル樹脂は分子の中のエステル結合を多数持つ高分子素材で、熱による化学変化で液体の樹脂を三次元的な網目構造に硬化させます。化学反応FRPでは、この不飽和ポリエステル樹脂とガラス繊維を組み合わせることで船体を造っています。
ゲルコートも同じ系統の樹脂をベースにしていますが、そこに色付けのための顔料や劣化防止の添加剤などを加え、船体表面の仕上げ材として使用できるようにしています。
この樹脂は長期間にわたって紫外線や熱、酸素などの影響を受けることで、少しずつ化学的な変化が進みます。その結果、ゲルコートを構成する樹脂などの色調が変化し、白いゲルコートでも次第に黄色味を帯びて見えることがあります。これが黄変(Yellowing)のメカニズムです。
前項で説明したチョーキングと黄変は、どちらも古いゲルコートで見られる経年変化ですが、少し性質が異なります。
チョーキングは、表面の樹脂が劣化して粉化していく現象
黄変は、ゲルコートを構成する樹脂などの経年変化によって、色調が黄色方向へ変化する現象
と考えると分かりやすいでしょう。
さらに厄介なのは、実際の古いハルでは、この二つが別々にではなく、同時の起きることもあります。艶が落ち、表面にチョーキングが起き、同時に以前より少し黄色味を帯びているという感じです。
こうなってしまったゲルコートはもう元には戻らないのでしょうか。
実は、チョーキングも黄変も、その程度や原因によっては磨くことでかなり外観を回復できる可能性があります。
チョーキングと黄変は直せる?
チョーキングや黄変が起きてしまったハルは、元のような艶や白さを取り戻すことができるのでしょうか。結論から言えば、劣化の程度が軽ければ、かなり回復させることができます。
特にチョーキングは、ゲルコートの表面付近で起きている劣化であれば、その劣化した部分を取り除き、その下にある状態の良いゲルコートを表面に出すことで艶を取り戻すことができます。
そのために行うのが、「磨き」(コンパウンドを用いた研磨)です。
コンパウンドを使った研磨では、ゲルコート表面を非常に薄く削ります。チョーキングによって劣化した表層を研磨して取り除き、その下にある比較的健全で滑らかなゲルコートを表面に出すことで、光をきれいに反射するようになり、艶が戻って見えるわけです。
軽いチョーキングであれば、この作業だけでもかなり外観が変わることがあります。
黄変は少し事情が異なります。
黄色く見えている原因が水垢や油分などの表面汚れであれば、まずは洗浄によって落とせる可能性があります。
更に、ゲルコートそのものが黄変している場合でも、変色がごく表面だけであれば、こちらも研磨によって黄色味の強い表層を取り除くことで、本来の白さに近づけられる場合があります。
しかし、黄変がゲルコートの深いところまで進んでいれば、表面を少し磨いただけでは元の白さは戻りません。ここがチョーキングとの大きな違いです。
チョーキング → 劣化した表層を取り除くことで回復しやすい
黄変 → 変色している深さや原因によって、磨いて戻る場合と戻らない場合がある
注意点としては、艶が戻るまで強いコンパウンドでどんどん削ればよいわけではありません。
ゲルコート層の厚みは限りがあります。磨くたびに削れる量はわずかでも、強い研磨を何度も繰り返せば、当然ゲルコートは少しずつ薄くなってゆき、やがてゲルコート層が無くなってしまいます。古いヨットほど、これまで何回磨かれてきたのか分からない場合もあります。
そのため、まず洗浄して汚れを落とし、ハルの状態を確認したうえで、必要な範囲で研磨することが大切です。そして研磨によって表面を整えたあとに、再び汚れや紫外線などの影響を受けにくくするための仕上げを行います。
そこで登場するのが、コンパウンド、ポリッシング、ワックスです。どれも「ハルをきれいにする作業」で一緒に語られがちですが、実際にはそれぞれ役割が異なります。
コンパウンド、ポリッシング、ワックス とは?
ハルの艶を取り戻す作業では、コンパウンド、ポリッシング、ワックス という言葉がよく出てきます。どれも「ハル磨き」の一連の作業の中で使われますが、それぞれが担っている役割は異なります。
コンパウンド(Compound)
コンパウンドは、細かな研磨粒子を含んだ研磨剤です。これを使ってゲルコートを磨くことで、チョーキングした表層や細かな傷、くすみなどを削り取り、比較的状態の良い面を出していきます。
つまり、コンパウンドで磨くという作業は、汚れを取っているだけではなく、ゲルコートの表面を極々薄く削っているのです。コンパウンドには研磨力の違いがあり、粗目、中目、細目、極細目などがあります。劣化が激しいからといって最初から研磨力の強いものを使うのではなく、できるだけ必要最小限の研磨で済ませることが基本になります。
ポリッシング(Polishing)
Polishには「磨く」「艶を出す」という意味があり、実際にはコンパウンドによる研磨も広い意味ではポリッシング作業の一部です。ただ、ハルのメンテナンスでは、コンパウンドで劣化した表面を取り除いたあと、より細かな研磨剤を使って表面を滑らかに整え、艶を引き出す工程をポリッシングと呼びます。
コンパウンドで劣化層を削り取っただけでは、表面には非常に細かな研磨傷が残ります。それをさらに細かく磨いて表面の凹凸を小さくすると、光がきれいに反射するようになり、ゲルコート本来の艶が戻ってきます。
この作業を手作業で行うこともできますが、ハル全体となるとかなりの重労働です。一般的には ポリッシャー(Polisher)と呼ばれる電動工具にバフを取り付けて作業します。
ワックス(Wax)
ここは少し誤解されやすいところですが、ワックスを塗ればチョーキングが直るわけではありません。
チョーキングしている表面にそのままワックスを掛けても、一時的に艶が出たように見えることはありますが、劣化したゲルコート表面そのものを取り除いたことにはなりません。
ワックスの主な役割は、研磨して整えた表面を保護し、艶を維持しやすくすることです。
したがって、チョーキングした古いハルを再生する基本的な流れは、
洗浄・脱脂 → 必要に応じてコンパウンドで劣化した表層を研磨 → ポリッシングで表面を整えて艶を出す → ワックスなどで表面を保護 という流れになります。
コンパウンドは削る、ポリッシングは表面を整える、ワックスは整えた表面を保護する。
この違いを理解しておけば、チョーキングしたハルにいきなりワックスを塗るのではなく、まず現在のゲルコートがどのような状態なのかを見る必要があることも理解できると思います。
磨き続けても大丈夫なのか?
チョーキングした表面をコンパウンドで磨けば艶が戻るのであれば、「艶がなくなったら、また磨けばいい」と考えたくなります。しかし、先ほど説明したように、コンパウンドによる研磨はゲルコートの表面を薄く削る作業です。
しかしながら、ゲルコートには限られた厚みしかありません。
ゲルコートは塗装のように何度も塗り重ねられているものではなく、FRP船体を成形するときに型の表面へ施工された仕上げ層です。その厚さは製造方法や使用する材料によって異なりますが、例えばゲルコートメーカーの Scott Bader では、ゲルコートの適正な厚さとして 0.4~0.5mm程度と言っています。
わずか0.5mm前後と聞くと、「そんなに薄いのか」と感じるかもしれません。
もちろん、一度コンパウンドで磨いたからといって、すぐにゲルコートがなくなるわけではありません。通常のメンテナンスとして適切な研磨を行うことまで心配する必要はないと思います。問題になるのは、必要以上に強い研磨を何度も繰り返すことです。
特に船齢の古い中古艇では、それまでに何度バフ掛けされ、どの程度研磨されてきたのか分からないこともあります。
さらにハル全体が均一に削れるとも限りません。
船首や船尾の曲面、角に近い部分などはポリッシャーの当たり方によって局所的に研磨が強くなりやすく、平らな部分より多く削ってしまうことがあります。
そのため、「艶が出ないから、もっと粗いコンパウンドで磨こう」という判断を安易に繰り返すのは避けた方がよさそうです。まず洗浄によって汚れを落とし、それでも残るチョーキングやくすみに対して、必要な研磨力のコンパウンドを使う。そして艶が戻ったら、それ以上むやみに削らない。
古いFRP艇では、この考え方が重要になります。
では、どこまで磨けるのかと言うと、残念ながら船齢だけを見て「あと何回磨ける」と判断することはできません。新造時のゲルコートの厚さも違えば、それまでに行われてきた研磨の回数や方法も艇毎に異なります。紫外線を受けてきた環境によっても表面の状態は変わります。そして、ある程度まで劣化が進むと、コンパウンドで表面を研磨しても以前のような艶が戻らなくなったり、黄変が残ったりすることがあります。
そこまで来ると、「さらに削って元のゲルコートを蘇らせる」ことを考えるのではなく、「新しい仕上げ面を作る=ハルを塗装する」 という方法も選択肢に入ってきます。
ハルを塗装する
「磨き」では、どうしようもなくなってしまったら、次のレベルは「ハルを塗装すること」です。
FRPヨットの白いハルは、もともとゲルコートそのものが仕上げ面になっている艇が多いため、「FRP艇なのに塗装するの?」と思うかもしれません。しかし、古くなったFRP艇の外観を再生する方法として、ハル塗装は別に珍しいものではありません。
考え方としては、古くなったゲルコートをさらに削って蘇らせるのではなく、その上に新しい仕上げ面を作るということになります。ただし、艶がなくなったゲルコートの上から、そのまま塗料を塗ればよいわけではありません。
まずハルを洗浄し、ワックスや油分などを十分に除去します。そのうえで表面を研磨して塗料が密着しやすい状態にし、傷や欠け、クラックなどがあれば必要に応じて補修します。
さらに塗装システムによってはプライマー(Primer/下塗り材)を施工し、その上に トップコート(Topcoat/最終的な仕上げ塗料)をします。
ヨットのハルでは、耐候性や艶、耐久性を重視して、2液型ポリウレタン塗料(Two-component Polyurethane Paint)などが仕上げに使われます。主剤と硬化剤を混ぜて化学反応によって硬化させる塗料で、適切に施工すれば硬く艶のある仕上げ面を作ることができます。
ここで注意したいのは、「ゲルコートが古くなったから塗装しなければならない」ということではありません。
多少艶が落ちていても、研磨によって十分きれいになるのであれば、ゲルコートをそのまま維持する方法があります。しかし、何度磨いても艶が戻らない、黄変や色むらが目立つ、補修跡が増えてハル全体の色が揃わない、といった状態になってくれば、さらにゲルコートを削り続けるより、塗装によって新しい仕上げ面を作った方が合理的な場合があります。勿論、ここまでの流れでゲルコートの研磨は何度も行ってきたという場合、最終手段として塗装するという選択になるわけです。
ハル全体を塗装すると、その後のメンテナンスのやり方は変わります。
それまでは「ゲルコートを磨いて維持するハル」だったものが、塗装後は「塗膜を維持するハル」になるからです。
塗装するとなれば、洗浄、脱脂、研磨、傷の補修、養生、下塗り、上塗りといった工程が必要になります。さらに塗料には工程ごとの乾燥・硬化時間があり、気温や湿度など施工環境にも左右されます。そのため、実際に手を動かしている作業時間だけでなく、上架してから完成するまでの期間も考える必要があります。
ハル塗装は、単に「古いヨットをきれいに見せるための化粧直し」というより、これから先、そのハルの外装をどのような方法で維持していくのかを切り替える選択ともいえそうです。
どこまでなら自分でできる?
ここまで見てくると、チョーキングしたハルを蘇らせる作業は、それほど特殊なものではないことが分かります。洗浄から軽度の研磨、ポリッシング、ワックスまでであれば、オーナー自身で行うことも十分に可能です。

まず最初に行うのはハルの洗浄です。海水による塩分、水垢、油分、排気による汚れなどを落として、ゲルコートそのものがどのような状態かを確認します。
洗浄で汚れが落ちて艶が戻るのであれば、そもそも研磨する必要はありません。洗浄しても白っぽく曇った状態が残り、手やウエスで擦ると白い粉が付くようであれば、チョーキングを疑います。その場合には、まずハルの目立たない小さな範囲でコンパウンドを試してみるのがよいでしょう。
軽い研磨で艶が戻るのであれば、必要以上に強いコンパウンドを使う必要はありません。そして、ハル全体を磨くとなると問題になるのが作業量です。ヨット1艇ともなれば、左右のハル全面を手作業だけで均一に磨くのはかなり骨の折れる作業となります。これは、船のサイズが大きくなればなるほど比例して大変な作業となります。
そこで使うのが ポリッシャー(Polisher)です。
電動モーターでバフを回転させたり振動させたりして表面を研磨する工具ですが、ポリッシャーを使えば誰でも簡単にきれいに仕上げられるというわけでもありません。
同じ場所に長時間当てたり、強く押し付けたりすれば、その部分だけを必要以上に研磨してしまう可能性があります。特に船首や船尾など曲率の大きな部分や、角に近い部分では注意が必要です。
また、チョーキングだけでなく、深い傷やゲルコートのクラック、部分的な剥離などが見つかった場合には話は変わってきます。単純に磨いて隠すのではなく、なぜその症状が起きているのかを確認することが先になります。そして、ハル全体の塗装となれば、さらに難易度は上がります。下地処理の出来がそのまま仕上がりに現れますし、使用する塗料によって施工方法や塗り重ねるタイミングも違います。2液型塗料では正確な混合や施工環境の管理も必要です。
どこまでDIYで行うかは、オーナーの経験や設備、上架できる期間によっても変わります。
洗浄 → DIYしやすい
ワックス → DIYしやすい
軽度のコンパウンド・ポリッシング → 道具と経験があればDIY可能
強い研磨やゲルコート補修 → 状態を見極める知識が必要
ハル全体の塗装 → 専門業者への依頼も含めて検討
以上のような感じになるかと思います。但し、そんなにきれいな仕上がりは気にしないという人や上架期間がある程度長くなっても構わないという人の場合には、全て自分でやることも可能ではあると思います。
最後に… 先ずは洗浄からはじめる
MALU号の場合、まずはハルをきちんと洗剤とブラシを使って洗浄してみて、どの程度ゲルコートの劣化やチョーキングが進んでいるかを再確認するところから始めることになりそうです。
実は、艇には以前のオーナーが使っていたと思われる、業務仕様のボディーコンパウンドのデカいボトルがあり、私も今までハルの汚れが取れない時にはこれを使ってちょこちょこ汚れ取り磨きをしてました。
そして、こんなデカいコンパウンドのボトルがあるという事は、以前のオーナーはコンパウンドを使ってハル磨きを実際に行っていたという事が想像できますから、あまり強力な磨き作業はできないのではないかと推測することができます。
また、MALU号は上架保管ではなく、桟橋に係留している海上保管なので、洗浄できても上架するまでは海上でしか作業できません。船の舫を調整しながらブラシと洗剤を使って、桟橋の上から先ずは長年の汚れ落としを、冬が来るまでにはしてみようかなって思います。






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