白石康次郎さんが挑戦しようとしている世界一周単独ヨットレースである “Vendée Globe 2020-2021” について、コロナ禍の終わりが見えない中、IMOCAより11月8日にスタートすることが発表されました。しかし、そうなると前回の完走者たちはレースへの参加権が既にありますが、それ以外の白石さんを含む参加権の未だないエントリーについては参加資格となるIMOCAが指定する4つのレースで完走する必要があります。しかし、2019年までに2つのレースが終了しており、残るは2020年に行われる2つのレースで参加資格を取得する予定でしたが、新型コロナの影響で2020年のレースが全て中止となっていることから、代替レースの企画が急がれていたわけですが、ついに7月4日に2020年予定の2つのレースを一つにまとめた形で最初で最後のレースがスタートすることになりました。その名も”Vendée-Arctique-Les Sables-d’Olonne”「ヴァンデ・アークティーク・レサーブルドロンヌ」(通称:VOLSO) となって、これまでになかった形での特別開催となっており、無観客の形で開催されます。
そこで今回は、この “Vendée-Arctique-Les Sables-d’Olonne” について書いておきたいと思います。
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Vendée-Arctique-Les Sables-d’Olonne とは?
本来は、フランスとアメリカ大陸間の大西洋を横断する往路と復路と言う形で2つのレースが設定されていましたが、コロナが益々拡大しているアメリカへ渡るレースはできないことから、今回のVOLSOではフランスを出たら無寄港で2つのポイントを回って元のスタート地点へ戻る、トライアングルの大西洋無寄港コースとなっています。
6つの国から21艇が出場
ハイスピード化するIMOCA60
左右にフォイルを装備するIMOCA60艇は、これまでのレース艇に比べて飛躍的に早いスピードでクルージングします。その速さに適応するためにも、このレースへの参加は非常に重要な意味を持っており、最大30ノット近くのスピードにスキッパーたちは対応する必要があります。
ヴァンデグローブでは、南極海近くの流氷を避けながら進む必要が出てきますが、今回のレースの北側のコース上でも同じようなシチュエーションで流氷に遭遇する可能性もあり、これは本戦のヴァンデグローブを想定したコース設定になっているわけです。
白石康次郎さんロリアンからのライブ映像
ヴァンデグローブ2020-2021 に向けて準備を進めていた白石康次郎さんですが、VOLSOに向けた練習等を終え最終調整段階に入っている様子や新艇などの紹介映像が来ていますので、ご紹介します。
最後に… フランスの時差は-8時間
VALSOのスタート様子などは、フランスの主要放送局などで放送される予定ですが、残念ながら日本では放映予定がありません。しかし、ネットのストリーミングが配信される予定です。
スタート時間は7月4日15時30分でライブストリーミングは15時15分から以下のWebサイトで発信されます。
ウェブサイト: www.imoca.org
YouTubeチャンネル:@IMOCAGlobeseries
Facebookページ:@IMOCAGlobeSeries
日本との時差は日本が8時間進んでいますので、-8時間です。つまり、日本時間では 7月4日23時30分スタートとなります。ストリーミングはその15分前からの配信予定です。
ストリーミングですが、白石さんの様子を見ながら応援したいですね。
また、レース状況などは以下のサイトで確認することができます。
こちらも是非チェック見てみてください。
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