MALU号に乗り始めた頃の話… 妻が長時間のセーリングでお尻が痛いと言い出したのです。うちの妻はお尻が薄いというか、飲食店なんかで椅子の座面にクッションの無い木の座面の椅子だったりすると、お尻が痛いからゆっくりできないっていうことで、我が家は基本的にそういうお店は避ける傾向でして…。

確かにヨットのコックピットはチーク貼りでクッションは置いて無いので長時間2人だけでセーリングしていると、お尻が痛くなるというのは納得です。

コックピットクッション

欧米のヨットの写真なんかを見ていると、コックピットクッションを置いている(つけている)ヨットも見かけますが、日本ではなかなかそんなヨットにはお目にかかりません。それでも何処かで売ってるだろうと安易に考えていたのですが、探してみるとこれが無いんですね。…と言うか、作ってくれるところはあるんですが、既製品が無いという訳です。確かに、コックピットの形はヨットによってまちまちですから、既製品という訳にはゆかないんですね。そこで一応、作ったら幾らいくらい掛かるのか調べてみたら、これまた高いカウチソファーが買えてしまう程の金額とあって毎日のことならば無理しても作って貰うことにしたでょう、けれどヨットに行けるのは週末や連休程度ですから、我が家としては、そのお値段では撃沈です。

そこで、代わりになるものをいろいろと探してみることにしました…。という事で、今回はコックピットクッションの代わりになるものを考えてみたいと思います。

コックピットクッションの代わりを考えるにあたって、やはりある程度要件を絞っておく必要があります。

①スプレーなどで濡れても気にならないこと。

②汚れても気にならない or 容易に綺麗にできること。

③少しくらいの風で飛ばないこと。

この3つくらいでしょうか。

既製品のコックピットクッション

実は、既製品が全く無いわけではありません。しかし、売っているものは基本的に1人用、つまり座布団ですね。

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結構な値段しますね。まあ、上の2つはボート専用です。お値段が高いのには理由がありまして、落水者にこれを投げることで浮力を得ることができるという製品なんですね。また、もし海に落ちても浮くのでボートフックで取ることもできます。
デラックス ボートクッション
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こちらの方は釣り用として売っているものです。確かに釣り船もクッション無いですからね…。

座布団タイプの良くないところは、立ち上がると動いて足元に落ちたりすることです。それに、何処に座っても痛くないというわけではありません。必ず尻の下に持ってきて座る必要があります。まあ、簡単に言えば、結構面倒かな?

移動してもお尻についてきてくれるパッド

上のような理由で僕の場合は座布団タイプは最初は考えませんでした。そこで考えついたのが、ヒップパッドorヒップガードです。

これらも釣り用なんですが、これはコックピットでなくても、デッキ上に座っても、お尻にパッドがついているのですから、気にせず座ることが出来ます。
これはナイス!って思ったんですが、妻からは不人気で折角買ったんですがお蔵入り…。

やっぱりコックピットの座面に長く敷きたい

最初の写真のように、格好良くするには、多額の投資が必要になるので、ここまでは望まないけど何とか横長にベンチ面にお尻が痛くならないものを敷きたいとやっぱり思ってしまいます。それも安価にです。

そこで、今回思い付いたのが「ヨガマット」です。

ヨガマットは長さ180センチ、幅60センチが標準的なサイズなんですが厚みがいろいろあります。当然、最も分厚い10mmを選びます。ヨガマットのサイズならコックピットの座面はこれで十分に覆うことができます。また、値段もとても安く、いろいろ探すと1000円以下という物もあります。我が家にも1枚あるのですが、それも980円で買いました。
これを2枚から3枚準備して、座面に合わせてカットすればいいかなって思うわけです。
ヨガマット 10mm ピラティスマット NBR ベルト ケース付き
ヨガマットの良いところは、とっさにマットの上に上がってもズレたり滑りにくいこと、そして厚みは10mmですから、作業性も損なわれません。まあ、気にせずマットの上に靴を履いたままで立てます。

最後に…

ご紹介した他にも、アイデア的にはキャンプ用のシュラフの下に敷くマットなどもいいかな?って思ったりしましたが、ベストはヨガマットです。…と言うのも、キャンプ用のシュラフの下に敷くマットは軽過ぎるんです。携帯性と持ち運びを重視しているので、どうしても軽く作ってあるのが気になるところでした。これが風に煽られたら…と想像したら、やっぱり、これはダメだっていう感じです。

できるだけ座面にピタッと追従してくるような材質のものという事で考えると。我が家にあるヨガマットが目に入ったわけです。

しかし、我が家は当時、最終的にどうなったかと言うと、IKEAで売っていた外用ソファーのクッションを2個買って使っています。形はちょっと長めの長方形で枕みたいな形をしています。お尻が痛くなってきたら、それをキャビンから取ってきて敷いていると言う感じです。でも、やっぱりとっさに何か作業をするときに邪魔なんですよね…。ですから、思いっきりヒールしてセーリングしているとか、風が変わりやすいところでは、何もない方が安全と言うか、気兼ねなくセーリングできるというのはあります。お尻が痛くなるくらいずっと座っているという事は、風も穏やかで目的地に向けてずっと安定して走り続けている時という事になりますね。

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