ハワイでセーリングを体験してみたいと思った時に、手軽に乗ることができるのがセーリングクルーズをしているカタマランヨットになります。ワイキキビーチの風景と言うと、ビーチを埋め尽くすほどの数の海水浴客とビーチング(砂浜に乗り上げて停泊)しているカタマランヨットが定番の風景です。ハワイ諸島は北東からの貿易風が通年安定して吹いていることから、ハワイのどの島でもセーリングクルーズボートで手軽にセーリングを体験することができます。このブログでも以前に「ハワイでヨットからサンセットを楽しむ」というテーマでサンセットセーリングしているオアフ島(ワイキキ周辺)のセーリングカタマランを3回に分けてご紹介しましたが、今回はハワイでNo.1(ナンバーワン)と言われるセーリングクルーズ・カタマランヨットを2つの視点(1つは最もサイズが大きい、もう1つは最も速い)で2艇をご紹介したいと思います。

実は船は同じ幅で同じ舳先の形であるならば、水線長(船の胴体が水面に接している長さ)が長い程、速く走れるという特性があります。当然、そこに掛かる重さやデッキ上の風の抵抗物、セイルプラン(帆の大きさや枚数)なども速度を決める要因ではありますが…。今回ご紹介する2艇は何れも、かなりの速度を出すことができるセーリングカタマランであるという事が先ず言えます。

セーリングカタマランは2つの胴体(双胴)で走ることからセーリング時にヒール(傾いて走る)ことはなく、ヒールを戻そうとする力(船の傾きを戻そうとするには、船底に大量の重りを入れ垂直に戻ろうとする力のこと)も必要が無いことから船全体を軽くすることができるので、結果的に一般的なモノハル(1つの胴体)のセーリングヨットよりも速く走ることはできるという特徴があります。これによって、速いだけでなく、たくさんの人を乗せることができることから、観光用のセーリングヨットの殆どがカタマランなのです。

※ご紹介する2艇は筆者である私のリサーチ結果に基づき、独断と偏見にて選定しています。また、ここではハワイ諸島の中でもオアフ島内に限定した営業船(セーリングカタマラン)に限定してリーサーチしています。

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ハワイNo.1サイズのセーリング・ツアーカタマラン “MAKANI”

ハワイ語で”MAKANI”「風」という名前のカタマランヨットは、ワイキキビーチからビーチングで発着しているカタマランヨットが30人~50人乗りのサイズであるのに比べて79人乗りとビッグサイズ! 長さは64フィート(およそ19.5メートル)と一回り以上大きく他を圧倒しています。

makani catamaran

MAKANI CATAMARAN

ハワイ最大のマカニ号は全長64フィート(およそ19.5メートル)、全幅32フィート(およそ9.75メートル)、マストの高さは70フィート(およそ21.3メートル)とハワイにあるセーリングカタマランヨットの中では群を抜いた大きさです。当然のことながら、乗ることができる人数も最大で84人(うち5人のクルーを含む)とビッグサイズならではの収容力です。
トータルセイルエリアは1,764スクエアフィート(およそ163.9平方メートル)で、その広大なセイル(帆)用いて30ノット以上のスピードで帆走することができます。
エンジンはヤンマーの125馬力ターボディーゼルエンジンを2基搭載しており、最大13ノットの速力で機走できます。
このカタマランヨットは2005年にカリブ海にあるアメリカ領ヴァージン島にあるカタマランヨットビルダーで有名な Gold Coast Yachts で180万ドルの費用を投じて建造されました。

大きさだけでなく装備もNo.1

マカニ号はその大きな艇体だけでなく、豪華で充実した装備もハワイNo.1です。アウトドアデッキだけでなくメインキャビンもあり、2つのトイレにツインバーカウンター、32インチのフラットテレビやBOSEのサラウンドサウンドシステムなどを装備しています。

マカニ号のセーリングクルーズについて

マカニ号は月曜日を除く毎日、基本4回のセーリングクルーズを実施しています。
“Fun in the Sun Sail”と名付けられた日中のセーリングは、午前8時、11時、午後2時に出航。各2時間のクルーズとなっています。また、4回目は日曜から木曜日(月曜を除く)は、午後5時から5時半出港で”Honolulu City Lights Sunset Dinner Sail”と名付けられたサンセットクルーズを実施。金曜日の夜は午後6時出港で”Friday Night Fireworks Sail”としてサンセットとヒルトンの花火も海上から見ることができるクルーズを実施しています。夜のクルーズにはビュッフェもついており、サンセットや花火を観ながら食事も楽しめるツアーになっています。

セーリングクルーズ(各ツアー)やマカニ号に関する詳細は、
“MAKANI CATAMARAN” Website sailmakani.com をご参照ください。

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ハワイNo.1スピードのセーリング・ツアーカタマラン “AVEIA”

この情報に行き着いたとき、正直言って驚きました! それは、このツアーヨットは乗客にライフジャケットとセイフティーハーネスの装着を必須とし、少人数制(4名から6名)で本気かっ飛びモード全開の外洋セーリング体験をさせるツアーヨットだからです。

彼らのホームページにはこのように記載されています。
” SAFETY IS OUR TOP PRIORITY. Aboard the Aveila, we practice 100% safety to ensure a safe, enjoyable ride for all passengers. We do this so that all our guests aboard feel what it’s like to sail high speed across the open ocean! “ (引用:HAWAII CATAMARAN SAILING

HAWAII CATAMARAN SAILING

ハワイカタマランセーリングのAveia号は、56フィート(およそ17メートル)の高性能外洋カタマランクルーザーでハワイに来る以前はチャーターボートとしてカリブ海やオランダ、イギリス、フランス領西インド諸島を巡り、パナマ運河を通って太平洋沿岸地域を数年間巡った後、ガラパゴス、タヒチ、などのポリネシア地域を経てニュージーランドからハワイに移り住んできたチャータークルーズヨットです。また、この艇は外洋で40ノットの速度を世界で最初にマークしたセーリングクルーザーでもあります。

その本気度は半端ない!

冒頭にも書いたように、このカタマランツアーはのんびりとワイキキ沖をセーリングするのとは一味違うエクトリームなセーリング体験ができます。彼らのホームページを一度見て頂ければ、その本気度は容易に理解することができるでしょう。とても簡易なホームページではありますが、その本気度は半端ない!という意味が解って頂けると思います。一例として、”THE KOKOHEAD ADVENTURE”と題されたツアーでは、他のカタマランツアーがダイアモンドヘッド周辺で引き返すのに対して、このツアーではワイキキ沖からダイアモンドヘッドを更に東に進み、ココヘッドを目指しますが、ダイアモンドヘッドからココヘッドの間はタックを繰り返し風上であるココヘッドに向かって進みます。また、帰りにはスピネーカーを展開して湿った貿易風の重たい追風で飛ぶようにセーリングし再びダイアモンドヘッドを回ってワイキキ沖に戻ってくるという、全工程5時間半~6時間を要するセイリングクルーズです。その本気度はセイリングを知っている人なら解る筈です。

Aveia号のセーリングクルーズ

Aveia号は、予約のある日は毎日ツアーを実施しているようです。
先にもご紹介した “THE KOKOHEAD ADVENTURE” は、全工程5時間半から6時間という長時間クルーズでセーリングを味わい尽くすことができるツアーから、他のカタマランヨットツアー同様にワイキキ沖をダイアモンドヘッド周辺まで行くツアーやサンセットセイル、金曜日の花火ツアーなどがラインナップされています。

セーリングクルーズ(各ツアー)やAveia号に関する詳細は、
“HAWAII CATAMARAN SAILING” Website www.hawaiicatamaransailing.com をご参照ください。

最後に

今回ご紹介しました2つのハワイNo.1セーリングクルーズですが、残念ながらどちらのツアーもワイキキから少し離れたワード地区にある KEWALO BASIN が出発港となっています。マカニ号の方はワイキキの各ホテルまでピックアップがあるようですが、Aveia号については、そのような情報は見つけることができませんでした。興味のある方は、直接問い合わせを入れてみてはどうでしょうか。

是非、ハワイNo.1を体験してみては如何でしょうか。

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