僕たち夫婦がヨットに乗るキッカケは、僕の仕事上の知人がたまたまヨットオーナーで「乗ってみないか」とお誘いを受けたことです。僕は子供の頃にも隣家のおじさんに「自作ヨットが完成したので乗りに来ないか」お誘いを受け、乗り物好きの僕はまだ見たこともないヨットに想像を膨らませ大乗り気だったんですが、心配性の母の反対にあい、僕のヨット初体験は撃沈するのでした。子供の頃のそんな出来事もあって僕の中にはヨットに乗ってみたいという気持ちが何処かで燻っていたのかもしれません。
しかし、こうやって僕のように一生のうちに2度もヨットオーナーにお誘いを受けるなんてなかなか稀なこと、ラッキーだったと思います。しかし、もし自分が乗ってみたいと強く思ったら実際にどうやったらいいかわからなかったでしょうね。
そこで今回はヨットに乗るキッカケは何処にあるかを書いてみたいと思います。
Contents
セーリング体験ができる機会
僕もヨットを始めてみて初めて知ったことですが、ヨットに乗る機会はやってみると意外にたくさんあることに気付きます。始める前に知ってればもっと早くに始めていたかもしれないですね。
ボートショー
その中で最も代表的なのが、毎年2月後半~3月初旬に横浜で行われるインターナショナルボートショーです。日本最大のボートイベントで沢山のボートを見ることができますが、インドア展示だけでなく別会場で実際に海に浮かべた状態の展示をやっていて、そこで体験試乗会も行われています。ボートショーは大阪や名古屋、福岡などでも最近は行われるようになりましたので、全国で体験乗船のチャンスがありますね。
フローティングボート(ヨット)ショー
これは検索キーワードとしてボートショーとは別項目にしましたが、インドア主流のショー以外にボート(ヨット)の場合には、海に浮かべた状態で展示を行うフローティング(浮かべる)ショーも全国の主要マリーナなどで行われています。ボートショー同様に体験乗船会が開かれています。また、主要マリーナで行われるので体験試乗会よりももう少し踏み込んだ体験セーリングを有料でやっているケースもあります。
マリーナ主催の体験セーリング
上の項目でも少し触れましたが、全国のマリーナでは体験セーリングを定期的にやっています。マリーナはヨットやボートの駐車場のような施設ですが、ヨットは預からないマリーナもあるので、ヨットを体験したい場合にはちょっと注意が必要です。比較的大きなマリーナならボートもヨットも両方やっています。体験セーリングの情報は、各マリーナのホームページなどに掲載されています。
各地域のセーリング関係団体の体験セーリング
ヨットが盛んな地域ではセーリング関係団体があります。日本のヨットの総本山は公益財団法人日本セーリング連盟という協会団体があります。ここには各地域のセーリング(ヨット)連盟が加盟していて、全国の連盟の情報が集約されています。この日本セーリング連盟のホームページ上に加盟する地方連盟及び協力法人等主催の体験セーリング情報が出ています。
海で遊ぼう720キャンペーン
これは、1996年から7月20日が『海の日』として国民の祭日になったのをキッカケにマリンスポーツ雑誌に携わるマリンジャーナリスト会議(マリンスポーツ雑誌に関わるジャーナリストの任意団体)が『海の日』をできるだけ多くの人々に海に親んでもらい海の素晴らしさを知ってもらう絶好の機会と考え、「海と遊ぼう720キャンペーン」というのをやっていますこのキャンペーンは、雑誌の読者であるボート・ヨット・パーソナルウォータークラフト(水上オートバイ)等の個人オーナーをはじめ、マリンクラブやマリーナ等に対して、“海体験”の試乗協力艇の提供を呼びかけると同時に、海に興味はあるものの実際に海に出る機会が得られなかった人々に対して体験試乗の呼びかけを行い、『乗せたい人』と『乗りたい人』の橋渡し役をする仕組みになっています。元々は海の日だけの活動でしたが、現在は通年で体験受け入れしてくれる船の情報をホームページで発信しています。
ヨットスクールでの体験
全国にあるヨットスクールでも体験セーリングを受付けています。ヨットスクールは目的自体がセーリング技術を教えることですので、スクールのプロモーション活動ではありますが、セーリング体験することができます。スクールによって内容は様々ですが、スクールを修了後にはスクール主催のヨットクラブに入会して会員としてセーリングを楽しめるスクールもあります。
ヨット専門誌の募集欄
今やヨット専門誌は私が知っている限り1冊になってしまいましたが、「KAZI」というヨット雑誌があります。ここに募集ページがあります。新聞の求人欄のような感じですが、ここではクルー募集や仲間・クラブ員の募集、共同オーナーの募集まで掲載されています。クラブメンバーの募集は、ヨットクラブを本業としているクラブから個人まで様々なクラブがメンバー募集をしています。ここに試乗を受け付けているところもあります。
先ずは連絡をとってみよう!
ヨット体験の機会は、意外にたくさんのあるのは解っていただけたと思います。大きなショーの試乗会は人気があるので、なかなかすんなり乗れないことも多いようですが、先ずは主催者に問合せしてみると良いと思います。中には完全事前予約のものもありますので、問い合わせて何でも聞いてみると、自分にあった体験ができる筈です。是非、ヨットライフの最初の一歩を踏み出してみてください!
タグ : KAZI, ボートショー, マリーナ, ヨット, ヨットの楽しみ方, ヨットを楽しむ, ヨットイベント, ヨットショー, ヨットスクール, 日本セーリング連盟, 海で遊ぼう720キャンペーン