何でも新しいことを始めるときには、その物事に関する用語が最初のうちは解らなくて苦労するもです。

携帯電話なんかでもガラケーからスマホに切り替えた時に、スワイプとかフリックとかタップなんて言葉が出てきて、一体なんのことを言ってるのかさっぱり解らん!って感じでしたが、ヨットはガラケーよりも最初に覚えておくべき用語が盛り沢山で、最初のうちは何を言っているのか解らないままセーリングが終わったなんてこともありました。

そこで、ここでは初めてヨットに乗るなら、これくらいは知っておいた方がよいと思う用語をご紹介します。
今回はヨットの本体編です。

※ここではマスト1本タイプのヨットについて書いています。

ヨット本体に関する用語

「メインセール」と「ジブセール」

ヨットと言うと「帆(セール)」が最も目立つ部分です。
セーリングクルーザーは基本2枚のセールを使って「帆走(セーリング)」します。
前の方に付いているのが「ジブセール」、後ろに付いているのが「メインセール」です。

メインセールを開く時には「メインを上げる」とか「メインを開く」って言います。
ジブセールの場合も、「ジブを上げる」とか「ジブを開く」ですね。
このセールを「上げる」とか「開く」の違いは、帆を展開する際の帆の動きを指していて、
吊り上げて開くときには「上げる」で、巻いてある帆を開くときには「開く」と言います。
ヨットでも艇によってセールの開き方が異なるので、こういう言い方になります。

「マスト」と「ブーム」

ヨットには船の中心近くに柱が立っていますが、これが「マスト」です。
また、マストから後ろ側に棒が出ているのが「ブーム」です。
マストはセールを開くための柱になります。ブームはメインセールの張り具合や風に対する角度を調節するために使います。

「ハル」と「キール」と「ラダー」

ヨットの船体のことを「ハル」と言います。
ハルの中央部船底にぶら下がっている羽根のようなものが「キール」です。
また、ハルの船尾側にぶら下がっている舵板のことを「ラダー」と呼びます。

キールは海に浮かんでいるときには見えないですが、別名を「センターボード」とも言います。
「キール」や「センターボード」は横から風を受けた時に船体が横流れするのを止める役割があります。
また。「キール」にはヨット総重量の1/4から1/3近い重量があり「バラストキール」とも呼びます。
ヨットが横風を受けて横転するのを防ぐための重りが船底からぶら下がっていると考えればわかり易いと思います。

「バウ」と「デッキ」と「コックピット」

ヨットを上から見て、船の先端のことを「バウ」と言います。
また、マストより後方に操縦する場所がありますが、ここを「コックピット」と呼びます。
コックピット以外の甲板を「デッキ」と呼びます。

ヨットの本体編は以上の10個です。是非、覚えてみてくださいね。

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