マリーナやヨットハーバーにヨットを係留保管できるなら、やっぱりプチヨット暮らしをしてみたくなりますよね。昼間はセーリングして、夕暮れ時に戻って来て、コックピットにテーブル広げて陽が落ちてゆくのを眺めながらバーベキューでもしてのんびりしたりして、夜はキャビンでテレビなんか見ながら一杯やって、眠たくなったら時間を気にせずさっさとクォーターバースの寝床に入って眠る。そんな早寝をした翌朝は、夜明け前に目覚めたりして、ちょうど朝陽がのぼるのを見ながら暖かい物でも飲んで、陽が高くなってきたら出港準備…って感じでしょうか。
そんなヨット暮らしを快適にする、これはあった方がいいっていうオススメ・アイテムを今日は10個ご紹介してみたいと思います。
Contents
1. 高品質な陸電ケーブル
陸電があればヨット暮らしは見違えるほど快適になります。空調、テレビ、調理家電、パソコン、スマホの充電などんど、なんでも使い放題です。大抵のマリーナでは電気代は係留費または施設利用料に込みですから、電気は使い放題なわけです。愛艇はまさに第二の我家に変身です。しかし、陸電を引き込む時には細いリールコードでは家のようには電気を使うことができません。電柱から家に受電しているケーブルを見ると太いケーブルで引き込まれていると思います。それと同じようにヨットにも太くて高品質なケーブルで引き込む必要があります。暖房器具を使いながらポットでお湯を沸かす、電子レンジを使うなんてことを同時にすれば、あっという間に20A(アンペア)は軽く超えますし、ケーブルには高負荷が掛かって発熱してしまいます。そこで怖いのが火災です。
特に危ないのが、インレットの部分の接触不良や緩みがあるとアークが飛んで危険です。ヨットやボートの火災で最も多いのは陸電のショートなどですから、陸電を引き込むなら、きちんとした高品質ケーブルを陸電スポットから引き込みましょう。
2. シャワーバッグ
マリーナでヨット暮らしだと、クラブハウスへシャワーを浴びにって感じですよね。そんな時に、いちいちタオルやいつも使っているシャンプーなどを手に持って桟橋を延々歩くなんてカッコ悪い。シャワーに行くときにはサッとシャワー用具が入ったバッグを取り出して、忘れ物無しです。桟橋を歩く時には、できるだけ安全に歩きたいですから、手にいろいろ持って歩いてて、桟橋に落としたなんてことになると危険です。ですから、専用バッグにひとまとめにしておいて、それをサッと片手にシャワーに出掛けるのです。
3. 寝心地の良いシュラフ
ヨットのバースでも、家のベッドのように眠りたいですよね。だって、ヨット暮らしなんですから。僕たち夫婦は、とにかく寝心地の良いシュラフに冬場は羽毛布団を掛けて寝ています。夏場は、エアコンで冷えないようにブランケットですね。
4. 除湿剤と衣類用ジップロック
ヨットの中は湿気が物凄そうに思いますが、実はそんなでもありません。冬場は乾燥するし、夏場はエアコンを掛けっぱなしにしておけば除湿されます。しかし、バースの中は人が2人寝れば窓には湿気が付きますし、湿気はクローゼットの中などに溜まるんですよね。ですから、家で使うような押し入れ用の除湿剤を使います。
5. ポートライト用の目隠し
ポートライト(舷窓)にカーテンやブラインドが欲しいですよね。やはり、夜は内側が明るくなるので、外から中が丸見えになってしまいますから、目隠ししたいと思いますよね。でも、元からカーテンレールやブラインドが付いていれば良いのですが、元から無いと取付だけでも大変です。
でも、大丈夫です。
僕たちは、ホームセンターなどで売っているアルミレジャーマットを切ってポートライトに付けています。これ、結構使えますし、汚くなってきたら簡単に取替え出来ます。ちょっと面倒なのは、ポートライトの大きさや形にカットすることくらいですかね。でも、面白いくらいにぴったりはまって外れません。
6. キャビン用のダウンサンダル
夏場のキャビンやデッキなどは、素足でいいんですが、冬場のキャビンで素足は、幾ら暖房していても寒いものです。それに、厚手のソックスではフローリングのキャビン内は滑ります。そんな時にいいのが、最近アウトドアキャンプで流行っているウインターダウンサンダル(SUBU)です。見た目以上に暖かで、履き心地もソフトで気持ちいいです。また、足裏はスリッパと違ってしっかり踏ん張れます。
7. シリコンコースター
キャビン内での楽しみの一つは飲食ですが、シリコン製のコースターがあると便利です。セーリング中でもある程度のヒールくらいならコップは滑らグリップしています。シリコン製は耐熱性もあるので、暑いコーヒーを入れたマグカップなどにも使えます。
8. 吊り下げティッシュボックスカバー
ティッシュは何かと便利なので、必ず使いますが、ティッシュボックスってセーリングしている時には滑って転んでって感じになるので、キャビン内のハンドレールに吊り下げておけば、いつでも迷わず使えます。
9. カセットコンロ
カセットコンロは、アウトドアでも重宝するものですが、ヨットでは風のある場所が多くて使い勝手悪かったりします。しかし、このビストロの達人はホットプレートのような鍋付きで焼肉から鍋物まで何でもできて、風で立ち消えすること無しという便利物です。僕たち夫婦はコックピットで肉を焼いたり、すき焼きしたりします。これってキャビンでやると匂いが付いちゃいので、やるなら春から秋までの間のコックピットです。ヨットハーバーも風が吹いたりすると気持ち良いのですが、風はカセットコンロに大敵なので、これはホント便利です。上の鍋を外してやかんを載せたり、普通のカセットコンロとのしも使えます。
10. 電気蚊取り
キャビンの中で最も嫌なことと言うと、蚊です。特に、寝ようとしていて耳元を飛ばれると、うっとおしくてたまりません。おまけに蚊に食われると痒くて眠れなくなります。安眠を守るためには、電気蚊取りは欠かせません、
最後に…
ヨットを始める前は、ヨットで寝泊まりするって言うのはキャンプと同じかな?って思ったりしていたのですが、実際に始めてみると、火の始末はかなり用心深くしないといけないし、トイレや水なども家のようにはいかないって感じで、やっぱりキャンプとは違うなって感じです。夜はハルに波が当たる音を聞きながら眠りに落ちて行くのです。
他にも、いろいろな快適グッズとあると思いますが、こんなのが便利で使ってるよなんて言うのがあれば、是非とも教えて頂きたいものです。
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