ヨットでセーリングの時に飲むものと言うと、一般の人から見るとヨット乗りはお酒類ばかりを飲んでいるように思われがちですが、僕たち夫婦はセーリング中は一切お酒は飲みません。だって、それって飲酒運転(操船)ですからね…。でも、暑い夏場の時期は港に入って係留したら直ぐにキンキンに冷えた(できれば少し凍りかけの)缶ビールを飲みます。この最初の一口が旨いんですよね…。もう、これだけは止められません。でもビールって直ぐにお腹いっぱいになる僕としては、何本も飲むってことはありません。特に暑い時期のアルコール類の摂取は脱水を促進するので、船の後片付けを完全にし終えるまでは1本だけ、麦酒の代わりに麦茶がいつも我が家のスタイルです。
しかし、船泊まりの夜には、やっぱりのんびり飲みたいものです。という事で、我が家の場合には僕がワイン好きということもあり、艇にはいつも数本のワインが置いてあります。夏場のヨットのキャビン内は赤ワインにとって最悪の温度となるので夏場は在庫は置きませんが、涼しくなってくると船の在庫が増えてきます。そのうち、小さな数本入るようなワインセラーを艇の何処かに据えたいと思っていますが、セーリング中は電源が無くなるので何か良い方法は無いものかと現在いろいろ思案中です。
ワインもいろんな種類がありますが、我が家は専ら赤、妻は泡好きなんですが。僕の場合は、これもビールと同じで炭酸系は直ぐにお腹いっぱいになっちゃうので夏場だけかな…。僕は年間を通して赤をのんびり飲むのが好きで、ワイングラスに注いだ赤ワインを眺めているのが好きなのです。ですから、ワインをマグカップなどで飲むというようなことはできません。ワインを船でも気兼ねなく楽しむために、以前の記事にも書いたようにガラスっぽいけど割れないワイングラスを使ってます。眺めてるのが好きなので、どうしてもホンモノに近くないと雰囲気出ないですからね…。
さて、ワインと言っても、いろいろな種類があります。原産国、ぶどうの違い、畑の土壌、樽仕込みからタンク、エージング、ブレンド、ビンテージなどなどありますが、残念ながら僕たち夫婦にはそんなソムリエのような知識は持ちあわせていないので、どれが美味しいかなんて見分けられるわけもなく、もっぱら見た目重視で気に入ったものを買っては片っ端から飲んでみて、その中で気に入った味のものをリピートするというのが我が家のワインの選び方です。そんな選び方ですから、値段の高いワインは当然買えません。失敗した時の心理的なダメージが大きいので…笑。 いつも選ぶのは千円台のワインばかりです。でも、そんな安いワインでも僕たちにとって美味しいと思えるワインは結構あるもので、ワインは値段じゃないなって思ったりしています。
そんな中、こんなにいっぱいワインがあるんだからヨット柄のエチケット(ワインのラベル)のワインは無いんだろうかって最近思い始めたのです。ワインショップやコストコ、ショッピングセンターのワイン売り場などなどをチェックしているのですが、ヨット柄のエチケットって見たことが無いのです。そこで今回は、自分たちが飲めそうで、ヨット柄のエチケットの赤ワインをマジで探してみることにしました。
検索してもなかなか出てこないワイン柄のエチケット
海にまつわるワインはチラホラある中で、エチケットがヨット柄と言うのはなかなか珍しいようです。ネットで調べてみたのですが、実はアメリカズカップのスペシャルボトルという形でヨット柄のエチケットのワインは見つかるのですが、レギュラー販売されているものは無く、当然のことながら限定販売。これでは普段使いはできないですね。
このワインは”MOUTON CADET ROUGE SELECTION AMERICAS CUP”というビンテージは2014年で第35回(2017年)アメリカズカップのオフィシャルワインです.
つい最近までワイン販売で有名なエノテカに在庫があったようで、お値段はなんと!1本2800円とお値打ちなお値段だったようです。もし、エノテカの店頭にあったら即買いですかね。ムートン・カデは、結構こういうイベント物の公式ワインとしてスペシャルボトルを頻繁に出すので有名ブランドですね。
他に見つけたヨット柄エチケットのワインとしては、イタリアンワインの “Teanum Vento Nero di Troia Primitivo 2016” 赤いセイル柄が何とも言えず、7.40€というお値段もいい感じなんですが、日本での販売が無いようでして…残念ながら撃沈です。
やっと見つけましたリアルなヨット柄エチケット
ヨットロックじゃないですが、やっぱり西海岸、カルフォルニア・ワインで2銘柄見つけることができました。
DRY CREEK VINEYARD
このワイナリーは、1972年に設立され、 1982年よりヨットを描いたエチケットを採用し、その頃からこのワイナリーのワインは、”Wine for Sailors” として親しまれているそうです。創業者がヨット大好きな人だったことから、エチケットをヨット柄にしているだけでなく、アメリカズカップの挑戦者予選である「ルイ・ヴィトン・アメリカズカップ・ワールドシリーズ」の公式ワインにも選ばれたりしています。
完璧にヨット柄のエチケットのワイン、それもかなりの拘りワイナリーのワインだけに、結構お値段がお高めで、普段使いにはちょっと勿体ないワインですが、機会があれば飲んでみたいワインではあります。
J.W. Morris Winery
このワインは、もう今回のテーマにバッチリハマったエチケットのワインです。更に、このワインのいいところは、バルクワインでありながらアメリカの高級スーパーチェーンであるホールフーズマーケットにも置いているというコスパの良いワインです。
最後に…
今回はヨット柄エチケットの赤ワインを探してみましたが、実は白は赤に比べるとヨットモチーフの物がチラホラありました。やはり、海の爽やかな感じが白ワインとマッチするのでしょうね。
このJWモリスのこのエチケット、どうしてヨット柄になったのか、その理由が知りたくてかなり突っ込んで調べてみましたが、残念ながらその説明に行きあたることが出来ませんでした。どなたかご存知の方がいらっしゃいましたら、是非コメント等でお知らせ願えるとありがたいです。
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同じくハワイ好きです。
オアフ島へ行くと必ずフライデーナイトレース(ハワイヨットクラブの週一レース)に乗せてもらいます。
よろしくお願いいたします。
ヨット柄ではなく「セイル」デザインのワインです
オーストラリアのワインメーカーWild Otas
全オーナーのロバート・オートリーはヨット・チーム「Wild Otas」のオーナーでもある
日本では購入できないかな